NOKIA N71 ボーダフォンモデル804NKで判ったこと。

先ず、この話は現在確認できたところ ボーダフォンモデルにのみにおいて発生する問題です。
NOKIA製携帯電話を利用して接続できないネットワークが存在すると言うこと。
これは例に挙げれば、関西地区でNOKIA製ボーダフォン携帯電話を用いて インターネットを含むネットワークに接続しようとした場合接続後数秒で切断されます。
これを、NOKIA製携帯電話についているネットワークモニターで監視しますと、ネットワーク側からのパケットの受信は行われていますが Bluetoothを経由した側の機器よりの接続側からのパケットが送信されていません。
具体的には、WM5(WM2003SE)のPDAと804NK若しくは702NK(Ⅱ)において発生しています。
これは関西での接続だけでなく、ボーダフォン以外のプロバイダーを経由した接続ででも発しています。この場合は関西限定ではありません。
 
この問題に関しては、ボーダフォンは既に認識しているようで そういったことに関しての注意を聞くこともあるそうです。ちなみに私が購入したときにはそういったことは一切教えてもらえませんでした。
 
この先は想像になるのですが、NOKIA製の携帯電話にはセキュリティに関する幾つかの設定があります。
これは、オープンなタイプの(いわゆるSIMロックのないもの)携帯電話では基本的に設定されていないものです。
この接続先を、その方法はわかりませんが 何らかの形で特定する設定を書き込まれたものがSIMロックの付いたタイプの携帯電話に成るのではと想像しています。
そして、データ通信も基本的に内部のネットワークを利用する前提である キャリア型の携帯電話なので接続先は当然特定されるわけです。
一般的なインターネットへの接続は、プロバイダーが不要なタイプのボーダフォンだから成立します。
逆に、企業用として納品される携帯電話の場合には 他につながらないような細工が出来ると言う意味で便利な構造で、それ故にかどうかは判りませんがボーダフォンの提供するビジネス向け携帯はNOKIAになっています。
 
ところが、携帯電話の中だけであれば問題が無いのでしょうが、Bluetoothやケーブルの接続を利用したインターネットの接続等が登場しました。
オープンなタイプの携帯電話であれば、何かあっても顧客側の問題でよいのでしょうが(例えば接続が切れなくなったり、接続されては困るようなクラックサイトに自動で繋がりに行くようなウイルスに類するプログラムに感染した場合)ベンダーが提供した機器でそういったことが起こるのは困ってしまいます。
その為に、恐らくネットワーク側への接続を 接続相手を特定する何か(OSのidだったり良く判りませんが)で設定された物に対してのみフリーにするような仕組みになっているような気がします。
具体的に言うと、PCのIDを受け付けた場合には 何処に繋いでどれだけ時間がかかろうが携帯電話は我関せず。内蔵のブラウザーからも勿論関せず。
ところが、Bluetoothの穴を利用してネットワークへの接続を試みるような不明な機器に関しては接続を中止するような仕組み。
NOKIAの携帯は、世界規模ではかなりのユーザーがいますのでうまくクラック出来れば大きな問題になるのです。
NOKIAのOSであるSymbianOSに観戦するウイルスがいるのがその証拠です。
NOKIAのOSはその接続プログラムが、NOKIAの認定を受けた物かどうかを厳粛にチェックしております。
そして、任意にそのチェックを外すことが出来るようには作られているのですが、804NKにはその機能が使えなくなっています。
つまり、接続された機器によっては外部への接続が可能になり、その際にはNOKIA側は何のチェックもしない。若しくは、その警告を無視する場合にはチェックしないと言う仕組みだと思われます。
 
つまり接続先のチェックがOKな場合は(用意された回線若しくはネットワーク接続先への接続)、青天井で利用してもらえます。なぜなら自社のネットワークに接続するために使われるわけなので料金の請求が100%可能なパターンです。
若しくは、接続機器のチェックがOKの場合。
PCやPDAからのネットワークへの接続要求であれば、無条件に接続許可を出すパターンで(これは電話機が不正利用された可能性が、電話機側でなくそれに接続された機器側にあるので同上の理由で請求が可能な場合)この場合も無条件に接続が出来ます。
 
では、繋がらないパターンを考えて見ましょう。
PDA、それもWM5(WM2003)がボーダフォンにとって、接続可能な機器に認定されていなかった場合。
関東で接続可能だったように、”*99#”の接続先はボーダフォンの認定する接続先なので接続先としてOKであり、その先の認証も当然OKのまま接続されます。
これを西日本に持ってきた場合ですが、実はボーダフォンの前進は知っての通りJ−Phoneでありその前はデジタルフォン。
デジタルフォン時代には、東京デジタルフォン だの関西デジタルフォンだの前に地名が着いていました。
J−Phoneになってからもその状況は続き、全国ネットでなかったJ−Phoneは地区別に別会社で運営していた時期があるのです。
中部地区を早々にPDCを撤退した現在のAUやTUKAとローミングを共同して行っていた時期もあり 各地個別のネットワークを築いていました。
現在も古いPDC端末を持っている人がいると 時折Rm(ローミングサイン)等が点きますのでその名残でしょう。
幾分、関西のJ−Phoneのネットワークの話をよく聞く時期もあったのでですが、完全に独立したネットワークを営んでいました。(考えたらメールだけなら かなり前からe−mailだった ボダフォンは進んでいたのかもしれませんね)
当時を振り返るとずいぶん怪しげなネットワークだったのですが良く動いていました。
つまり、同じ接続先に接続しても 関西の場合接続されるポイントが関東と異なるのではないでしょうか?
関西のボダフォンネットワークゲートウェイに繋がった場合、NOKIA携帯は不正な接続先に接続されたという判断をしてこちらからの送信を停止する処理を行う。
こちらからのパケットが相手に届かなければ、ログインが正常に終わらずに僅か数秒で相手側から切断されるわけです。
これは、ボーダフォンの場合 外部のプロバイダーにを経由したインターネット接続が可能なのだそうですがその際にも同様の問題が起きることは既に確認されているようです。(勿論上記同様原因は想像です)
 
では、PCの場合何故OKなのか?
前述の接続機器としてNOKIAが認識できる機器だった場合というパターンに当てはまるのではないかと考えます。
あまりBluetoothで接続できる機器が少ないために情報は上がってこないのですが、Windows以外のOSで繋がらなかったということも掲示板上ではちらっとみました(どうも、あの書き方のルールについていけないので 肯定なのか否定なのかがはっきりとわかりませんが)
だとすれば、ネットワークの統合などで解決する問題なのかもしれません。
 
あくまでも想像の世界のお話なので だからどうだと言うわけでもありませんし ここでもし本当のことだったとして暴いたところで何も変わらないでしょう。
でも、せっかく買ったNOKIAを通じて X51Vでインターネットに接続できないというのは悔しいじゃないですか・・・・