十二分にほめてないと思いますが、評価すべき会社だと私は思っています。
また、評価しなければいけないと思っています。
こんなことを書くと、沢山の批判を受けることも知っています。
ただ、期待するしかないという事がここにはあるのです。
ＳＩＭロックの件、確かに閉鎖的だと私は思います。
ただ、もしＳｏｆｔｂａｎｋ Ｍｏｂｉｌｅが品質的に他の二社を押さえその上料金的にも有利であるとなれば、そして海外に出ても つきに半分も出ている人ならともかく 念に数回程度の出張ならローミングのほうが有利だという状況にまで出来るのであれば ＳＩＭロック自身は道義的にはともかく実質的には困らないのです。
もしそうなれば、ＳＩＭロックのことを言うのは極めて少数の意見となるはずです。
海外に居て日本の端末を使えない人たちや、多くを海外で使う人たちにとっては不幸だとは思います。
ただ、これがＡＵであればすでに方式すら世界に並ぶところが殆ど無くＳＩＭロックなどしなくても大丈夫にもかかわらず、同じキャリアーの契約者のＳＩＭを違う電話機に刺しても動かないほどの制限をかけているのです。
それだけを見れば、Ｖｏｄａｆｏｎｅ（事件が起きたのが過去なので）よりもずっとひどいといえるでしょう。
極端な例を出して、煙に巻こうというのではありません。
そうなれば良いという願望なのです。
現在はともかく、徐々にＷ−ＣＤＭＡ網が世界に広がってゆきます。
今まで鎖国といわれたのは国際的なＧＳＭ方式が採用されず、日本だけが（海外に無いわけではありませんが）ＰＤＣ方式を採用していたことによるものです。
それがＷ−ＣＤＭＡが開始されると、うまく行けば日本国内でも海外の電話機を使うことが出来るようになります。
それが、ＳｍａｒｔＰｈｏｎｅであり、ＮＯＫＩＡでありＭｏｔｏｒｏｌａ、Ｓｕｍｓｕｎｇ等の端末です。
他に無いわけではありませんが、日本語の話せない日本で買う最上位機種より高い最下位クラスの機種を購入する意味があまり無いので 話題にならないだけのことでしょう。
では、日本に持ち込んだとしてそれがそのまま動く環境は現在は悲しいかなＳｏｆｔｂａｎｋＭｏｂｉｌｅにしかないのです。
ＤＯＣＯＭＯも近いものがあります。しかし、純粋なＷ−ＣＤＭＡとなるとエリアが狭まってしまうのです。
データ通信に関して、ボーダフォンはボーダフォンコネクトという料金プランを用意しています。Ｓｏｆｔｂａｎｋはその後の料金体系に関して多くは語ってくれないので 今後この契約がどう転ぶかもはっきりはしませんが 二年縛りで 約８０００円でＰＤＡの用途だけであればかなり自由に使える料を用意してくれています。
ここまでのプランは、ＤＯＣＯＭＯにもＡＵにも無いのです。
音声と組み合わされた契約が無いというような大きな問題はあるにしてもです。
何とかプランのように、音声分の基本料金を書かずに４０００円程度で使い放題になるように宣伝して 尚且つ年間継続割引をあれほど宣伝しながら 付加プランには一切のそういった割引が付かない様に細工する価格体系であれば そりゃー付加プランを増やせば増やすほどキャリアの利益が年々下がる悪いスパイラルに巻き込まれずに済むわけですから飛びつかないわけはありません。
もちろんこれに関してはＳｏｆｔｂａｎｋ Ｍｏｂｉｌｅも例外ではありません。
ここにある問題に関しても、ユーザーは騒いでほしいと思うのですが・・・
音声で平均５０００円の支払いで＋４０００円程料金ベースを持ち上げたわけなのですから。
実際のところ、携帯電話のキャリアーでＰＣ用の回線を定額でそれも安価に提供すると 内部のネットワークを今の数十倍から数百倍の拡大が必要でしょう。
もちろん管理費も必要です。
現状でも、風が吹いたら電話が止まるような状態で これ以上爆発的にパケットが増える状況を簡単に容認できないことぐらいみんなわかっていることなのです。心の中では。
それでも、口に出さずにおられないだけなのです。
「何で定額にしない」
出来るんなら、ＤＯＣＯＭＯやＡＵ、特にＡＵが最も近い場所に居ると思われます。
評判はともかく ＹａｈｏｏＢＢというブロードバンドネットワーク 統合した回線も含めるとＮＴＴ、ＫＤＤＩに次ぐ巨大ネットワーク提供会社です。
検索サイトのＹａｈｏｏを中心としたコンテンツも多く持っています。
その分野に関しては、ＤＩＯＮやＯＣＮなんて無いに等しい規模でしょう。（プロバイダーという意味ではなくコンテンツ提供会社としてです）
そして、今携帯電話のネットワークも持ったわけです。
巨大なネットワークグループになったわけです。
接続は面倒くさくなりますが、Ｐｒｏｘｙを経由したネットワークで接続し うまくやれば接続段階で個人を特定し まるで携帯電話のコンテンツのように課金制度を作ることも出来るわけです。
インターネットという開いた空間の中に、浮かんだ泡のような狭い閉鎖した空間を複数浮かべることも可能なのです。
何を言わんかと言う節もありますが、どう考えても最も近い位置に居るのがＳｏｆｔｂａｎｋ Ｍｏｂｉｌｅなのです。
ＩＰ電話にしても多くの回線をすでにグループの中に持っているのです。
携帯電話でＩＰ通信と、通常の音声通信の複数を抱えた電話もそんなに今の状態ですぐに出すことも難しくないのです。
ＩＰ電話を使えば、そしてＹａｈｏｏＢＢフォンにかけた場合電話が半額とか。ＰＣにソフトを入れてそれで受けたら半額とかも出来るわけです。
ＩＰ化はどこも進めていますが、現在段階的に導入できる土壌をある程度の規模で持っているのはやはりｙａｈｏｏだけでしょう。
どこから手をつけるのかは判りませんが、やはり当然のごとく期待値が高まるのはやむ終えないこと。
ただ、今までの経緯でＶｏｄａｆｏｎｅ時代には１０個の約束という裏切りをやったりしたこともあり信用が無いことも確かです。
でも、期待せずに居られないという気持ちを、どうにかしてＳｏｆｔｂａｎｋ Ｍｏｂｉｌｅに伝えたいと・・・・そう思ってはいけないのでしょうかね？
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