X01HTの設定

私の手元にある X01HTは私のものではありません。
先日書いたのとは違う方の所有物です。
私の遊びがてら、設定を頼まれて預かっているものです。
私がそそのかしたと言うのもあるのですが、彼は Y電気で機種変更をしました。
コンピューター関係の仕事をしているので、どこでも使える通信環境が必要なので持っているのが ボーダフォンコネクトカード。その回線を生かしての機種変更です。
1年以上ボーダフォンコネクトを持っているので、1年以上1年半未満の機種変更扱いとなりました。
故に、約4万円弱でX01HTを手に入れたことになります。
これが高いか安いかに関しては、世界レベルでは格安で 日本レベルでは高い部類なのかもしれません。
 
ボーダフォンコネクトは、パケット通信専用契約で音声通話やMMSなどのサービスは使えませんがパケット料金の安さが魅力のプランです。
ストリーミングなどをしない限り、通常の使い方だとなかなかオーバーしない450Mbyte/月程の通信契約まで選べます。
もちろん、私も使っている回線です。
私はこの回線を、NOKIAのN71(Vodafone 804NK)に入れたり、NOKIA E61に入れる妄想を描きながら使っています。
今回、この機種変更が成立したと言うことは大きなポイントではないかと私が思うのは ボーダフォンコネクトの契約は基本的にボーダフォンコネクトカードに限定されており、それを使うことを前提にした契約となるわけです。
故に、他の携帯電話に入れて使う使い方は 問い合わせではOKとは言われていますが 幾分グレーな世界の話であったわけです。
今回の機種変更の成立は、ボーダフォンコネクト契約でも通常の音声端末に入れて PCからのBluetoothモデムとして利用することはおかしくないと言われたような気がして大きなターニングポイント(私の気持ちの中でだけですけど)となる点ではないかと思っているわけです。
 
で、X01HTは毎月1.5万円近い基本料+パケット料金を払うわけですから少し予算的に辛い人でも ソフトバンクコネクト契約で定額利用は出来ないのですが、利用するパケット量に合わせて契約をするという選択も広がったわけです。
さすがにパケット専用契約なので、DOCOMO似のパケットプランよりは無料パケット量が多い契約となります。
音声通話を捨ててかかるのであれば・・・・と言う選択としてはありなパターンだと思います。
かれも、持っている契約から考えてそういう道を選んだわけなのですが・・・・
 
私の手元までやってくるのには理由があります。
彼は、X01HTにそのSIMカードを入れて喜んで店を出てきたと書きたいところなのですが 実は購入当日首をかしげながら帰ってきました。
通常、接続先としてコネクトサービスを選択するのですが一般的なデフォルト接続先はアクセスインターネット接続になっている場合が多く別料金となります。
そうした場合、無料通話の枠外となりますので別途費用がかかるのでそれは避けなければいけないために接続先を書き換える必要があることは理解しています。
しかし、店舗の係員と30分以上かかって その設定を進める物の店を出ても尚繋がらないままの状態で持って帰ったのでした。
勿論、今までの電話機も持っているので 実務的に困らないと言う話しもありますが 高いお金を出して購入したスマートフォンが使えないと言うのも困り物というか、それじゃあ買った意味が無いということもあるので困っていたわけです。
炊きつけた責任もあり、私が設定を肩代わりするとなったのが昨日の話しだったのです。
 
コメントにも頂きましたし、そのほか直接ご連絡いただいた情報も加味しながら進むわけなのですが・・・・
まず、通常の今まで見たHTCデバイスとX01HTとの違いから入りました。
勿論、英語版日本語版という違いはともかく ハードリセットからの起動画面を見ると 私の見たものの比較では最新のモデルですからROM自身はBootLoaderも含めて新しいようです。
そして、起動した後にいつもの通過儀礼である 画面のポジション調整と ジョンソン医師への予約、パスワードの入力と言う一連の動作の後にソフトバンクモバイルの設定プログラムが動作する点が違いとして見えます。
テストするために、起動後 設定プログラムの動いた後と動く前とを比較してみます。
見かけの大きな違いは、電波アイコンが「3G]と「U」が違うことです。
これは日本では一種類に分類してしまう「3G」が「サード ジェネレーション(第3世代と言う意味で アナログ、デジタル、そして・・・の意味らしい)」の意味なので それがW−CDMAといわれるUMTSと同意と取らないからなのか表示形態が違うからではないかと想像します。
そして、接続先の設定に標準でソフトバンクのオープンアクセスが設定されていないことが大きな違いのような気がします。
つまり、初期設定プログラムは親切にもソフトバンクのオープンアクセスポートの設定を自動でやってくれるお助けソフトウエアーだったのです。
勿論、他にも何かやっているのかもしれませんが・・・・・
とにかくそこで設定しているのであれば もしかしたらそこで何らかのコントロールパネルの中では設定できないパラメーターを設定している可能性があるので 親切プログラムの運用を諦めたほうが解決が早いような気がしたので とりあえずそのプログラムをバイパス(回避)する形で試してみるようにしました。
 
具体的な方法は、まず最初にハードリセットを行います。
液晶画面に最も近い二つの 多くはメニューとキャンセルなんかに割り当てられている二つのキーを押しながらリセットボタンを押すことでX01HTは完全に初期化されます。
英語ですが初期化に関する注意が出てくるので「Y」で了承し、「SPACE」キーで実行をすることで初期化されます。
これは、マニュアルにも掲載されているようです。
その次は、X01HTの初期登録処理です。
これは、画面の位置のキャリブレーションとジョンソン医師の予定変更などのあれです。
総ての設定が終わると「設定は終了しました、画面をタップすると・・・・」と設定画面の終了が表示されます。
この時に、リセットボタンを押す用意をして画面をタップし 画面が切り替わった瞬間にリセットボタンを押します。
早過ぎると、もう一度画面タップ位置のキャリブレーションから始まりますので もう一度挑戦することになります。
遅すぎると、コントロールパネルの接続情報がソフトバンクのオープンネットワークに設定されます。
注意しておきますが、この動作はせっかくソフトバンクが設定してくれる接続設定を止める事になりますので 接続情報は一切作成されません。
接続情報を自分で登録できるだけのスキルのない人はチャレンジしないで下さい。
W−Zero3のように、W−SIMを入れるたびに動作できるような親切な設定にはなっていないために 設定が出来なくて自動的に設定をしてもらおうと思っても ハードリセットを行いメモリー上のプログラムもデーターも日付や時間の登録まで総て消えてしまう作業を行わなければいけないので わからない人には触らないほうが良い手段です。
また、外観からの想像でこういった作業を行っているために、実際のプログラムが何をしているか解析してはいないので 設定の中に重大な問題が設定されないまま残っている可能性があります。それによる不利益がおきたとしても自己責任で処理ください。私には何もしてあげられないので・・・・
 
これで、本体の設定は終わりました。
あとはWM5の機種を触ったことのある人なら当たり前の作業です。
私は実はWM5系には詳しくないので最短手順がわからないので、ここでは割愛させていただきます。
一応、ボーダフォンコネクトといった時代のPPC用の設定資料を見ながら設定しました。
現在もセイコーインスツルメンツのHPに掲載されている資料です。
設定後、これを標準の接続とすることで設定が行われるようです。
現在、Internet Explorerを起動したときも、メールを起動したときも自動的に接続に行って動作するようになりました。
 
ただ、問題なのは私は少しだけ知識があったのと、色々な人の助けを借りながら何とかここにたどり着きましたが 同様にボーダフォンコネクト契約の方が(まだ、ソフトバンクコネクトで機種変更できる人はいないはずですから)機種変更でX01HTを購入されたときにはこんな変な手段ではなく、どうやって接続するかの方法を公開されていないと困ってしまうような気がしたのですがそうではないんでしょうかね?
まあ、そういった回線に月々数千円を固定で支払い続ける人ですから 多くの場合そういった知識があると言うことなのでしょう。
実際、機種の説明もソフトバンクの窓口では受け付けかねるとのお言葉でしたから、それでも使える人だけ購入してくださいと言うことなのかもしれませんが、W−Zero3の時にも 多くのネットに情報が出たり多くの関連書籍が発売されたわけなのですが 今回のX01HTは3〜4番目の登場だからか あまり騒がれずに登場した手前そういった部分があまり報告されないまま来たのでしょうか?
まあ、もっともコネクトサービスの利用人数自身が十分レアな人たちの部類に入っているのは事実でしょうから。
あまり、説明はよくないのですが 同様の機種変更を行われた方の設定の一助になれば良いかと思うのですが・・・・