WEBの景観

先日、京都の町に新しい高層の建物が増えてきて「大文字はんがみえ〜へん(出来るだけ音に忠実に)」といって嘆かれている人たちがいるようなのですが、もちろん最初に町が出来たころにはそんな難しいことは考えていなかったのでしょう。
狭いとはいえ日本の中心で富の中心だった。
そしてそこに住む人は恐らく自ら住む建物の景観をもっとも重視し 豪華であることをステイタスとした時期もあるでしょう。
そうして、長い歴史の中で出来上がったのが京都の町です。
今伝え聞く話では、江戸時代の後半にはかなり衰退していた地区もあったようで、その後の修復の後に今の形無いなったという話もあります。
どちらにしても「The 日本」というような風景が無くなってゆくのは悲しいものの、それ住んでない人たちが自分たちは便利な暮らしを享受しておいて、住んでいる人たちに守れと押し付けるのもどうかとは思います。
しかし、そこに住んでいること自身が誇りに思えるような何かがあると良いのですが・・・・
ヨーロッパの城もたくさん売りに出されているようですし・・・
 
では新しい町ではどうでしょう?
もちろん見渡したりは出来ないのですが、WEBのなかはどうでしょう?
私はBlogという地区の隅っこに住んでいて、時折いろいろなことを書きなぐっています。
所詮雑草クラスですから、良いことも悪いことも時折。
花が咲く時期には雑草でも褒められ、枯れた時期には汚らしいと言われ
それでも、処理されないもんだからそのまま何年も居座っているわけです。
恐らく、同様の人たちが「はてな」だったり「Blog」という括りだったりにたくさんいて 時には花さえ咲かないような所もあるのでその辺りは汚らしい世界になるのでしょう。私も人のことをいえた限りではないのですが・・
WEBでは、それ以外にもコケやカビのようなグループもあり どこかに取り付いたり 下手をすると他のところまで行って繁殖したりと。
 
一時期というか今もですが、街中の落書きが問題になっています。
もちろん、ごみのポイ捨てやくわえタバコ(道に捨てるやつ)なんかも問題になっています。
一切制限のないに近いWEBの世界を、俯瞰的な位置からつまり鳥のような視線からWEBの中を見たらどうなのでしょう?
メーカーの大きなHPや情報サイト、検索サイトの大きなビルにばかり目が行って ビルとビルの間の陰の部分にたくさんある汚らしいものまで見えるのでしょうか?
かつてのガガーリン宇宙飛行士が言った様に「地球は青かった」なんていう風に見えるのでしょうか?
決して青くないGoogleEarthを見ていてそう思ったのですが、例えばセカンドライフなんて星ではどうなんでしょうね?