違和感

私が海外に出て街を歩いているときっとどこと無く違和感を現地の人が感じることでしょう。
例えば、ちょっとしたポスターに視線が行ったときに読めなくて目が留まらなかったり、聞こえた声に反応しなかったり それ以前に挙動不審でわかるのでしょう。
なぜかアジアの国では、香港でも中国でも、台湾でも 道を聞かれるのは何故だか判りませんが
つまり、人種の違いだけでなくて その土地に住んでいないとちょっとした行動に違和感が出るものです。
例えば食堂に入って、注文してから座るのか 座ってから注文するのかとか 知らない国ではその店とシステムの連携がイメージできないものです。
これは、いくら学んでもどうにもならないものです。
よく、海外からのスパイが映画になり ダブルオーのつく人たちが大活躍したりするのですが その人たちも自国以外では恐らく同様のことでしょう。
最近では、あちこちで外国人の方は見ますが この方は1年生とか3年生ぐらいとか滞在期間の想像が付くと言うあれです。
そういう特殊な機関の方は、実際にはその国に住んで訓練するらしいのですが・・・・・
 
最近新しいネット上のモデルとして 仮想世界が話題になっています。
具体的名称で言うと「セカンドライフ」と言うやつです。
ネット上のもう一人の自分が住んでいる町があるというわけです。
そこには店やランドマーク、娯楽施設などがあり楽しめるのですが、現在はともかく将来に向かってより現実に近づいてゆきます。
現実に存在する店舗が出店し街を形作って行ったり、いろいろな会社の分室のようなものが出来ています。
そのうち、フレックスタイムの仕事や 自宅勤務のような仕事はこの世界に出かけていって作業するようになるかもしれません。
作業している本人のアバターが見えているわけですから、そこにいるかいないかぐらいはわかります。
ピザなど現在でも多くの地区で配達されるようなものであれば、そこの店舗で頼んで実際に自宅などに配達と言うのもありでしょう。
まるで、そこに住んでいるかのように振舞うことが出来るでしょう。流石にトイレなどは使えませんが・・・・
 
そこの国に行かなくても、そこの国に住めると言う状況
最初の話に遡ると、その環境が非常にうれしい人たちも存在します。
それが、各国の特殊機関の人たちです。
仮想的にその国に住み込み、その国の生活や習慣に慣れてゆけば かなりの部分で違和感が取り去れるはずです。
実際には、現在の状況ではとても生活と言えるほどのものではないので良いのですが・・・・
 
仮想現実がより本との現実に近づいてゆくとこういった問題も発生してゆくでしょう。
どころか みんなが仮想現実で生活を始めると仮想現実世界の破壊と言うテロも発生する可能性があります。
勿論、現実に比べてバックアップも可能なので復旧は早いかもしれませんが、どこから来るか距離も時間も関係ない攻撃に対する防御はより難しいものになるやもしれません。