宍戸さん??

昨晩、歯医者で親知らずを抜きました。
あごの骨に刺さっていて、歯そのものを前向きに押し出すように生えている歯で、恥ずかしがりやさんなので歯茎の中に隠れています。
麻酔を入れて作業を開始したものの、歯茎の切開から始まって削って切って 押して引いて
約30分で効果が大きく減少するらしい麻酔が減る頃にはようやく頭の部分が削り終わった状態。
抜こうと引っ張られると思わず声が出るぐらいの激痛が。
知らない間に目には涙!!
 
追加の麻酔を入れて、まるで壁に穴を開けるようなドリルが出てきて 力任せに削り落としてゆきます。
歯茎から伝わる振動は、耳の三半規管を高速で振動させて 半船酔い状態になろうかというような信号を頭に伝えてきます。
途中から力任せで、唇なんかはドリルに挟まれて麻酔が効いてないから痛い!痛い!
唇には口内炎が・・・・・って聞き入れくれるはずも無く、もちろんしゃべることも出来ない。
 
三つに切開された歯が抜けたのは1時間を少し過ぎたところ。
それから、歯茎を糸で縫い始めます。
6針も・・・・
また、麻酔の効果が薄れてきていて 針が刺さるのも糸が歯茎を通り抜けてゆく糸のよりが通過する度にでこぼこが擦れる感覚まで。
血がにじんでくる感覚まで、痛さの中に伝わってきます。
 
全てが終わった瞬間に、先生は疲れ果てて控え室に。
その前に聞かれた「意識ありますか?」って・・・・
歯科助手の人に「大変でしたね!」と言われても実は返事が出来ないほど 疲れ果てていました。
色々と説明を受けて開かない口をあけてガーゼを噛むようにして押さえに入れてもらいました。
化膿止めを含め三種類の薬と、我慢できないときのための痛み止め。
痛み止めは「痛くなる前に飲んでください」と言われても 想像が付かないし 今は十分痛いという噂も(治療が始まる前に飲まされていたので 5時間経過しないと飲めない)
流石に治療椅子から立ち上がると、世界が揺れていました。
 
家に帰ると効いていないと思っていた麻酔薬が十二分に効いていたことを時間と共に実感します。
何故なのか、喉を何かが通ると非常に痛い。
風邪で喉が倍ぐらいにはれてもこんなに痛くは無い筈と・・・・
とりあえず、薬を飲むためと 甘いジュースとプリンを買っておいたのでそれを食べて晩御飯は終了。
麻酔が効いている間なので我慢して飲み込む。
薬を飲んで、ベッドに入ります。
当然、上しか向けません。
首を振ると痛みが来ます。
とにかく、痛くても寝ると忘れるタイプだし寝つきはいいほうなので眠り始めますが 無意識に唾を飲み込むと痛くて目が覚める、また眠るの繰り返し。
ひえぴた を貰って顎に張って、うめきながら眠りに付きました。
 
朝起きたら、ぬるいひえぴたの感触が歯茎のだるさと同調するようです。
昨日は感じる余裕が無かったのですが、顎ががくがくになっています。
勿論、歯茎から繋がるほっぺたが腫れて口が開きません。
鏡で見ると、親知らずだけではなく一番奥の奥歯の歯茎まで糸で縫ってあります。
ここまで切開したらしい。
顎の下のほうは大きく膨れて、まるで宍戸さんのよう(今は違うか)
ひえぴたを貼り直して、とりあえず休憩中。
朝からずっと自分の部屋の椅子に座って(いつもと同じだけど)辛さに耐えてます。
 
現金なもので、1時間ほど前から腫れが引き始めてきました。
思ったより回復力は高いようです。
とりあえず、歯医者に消毒に行かねば・・・・