Everunの省電力設定

カタログどおりとは行かないまでも、5%のバッテリーを残して自動的にシャットダウンして(これは設定可能)、連続使用で限りなく5時間日近づくのは優秀ではないかと思っています。
本体につけているバッテリーのみで、充電器などを持ち歩かずに運用できる初めてのPCとなっています。
もちろん、Let'sノートのように机の上で常時電源を入れて使うような使い方をするような種類のPCでは無いということもあります。
逆に言うと、常時使い続けていると言えずっと画面凝視して5時間近く使い続けているわけでは無く、動画再生中など見るでもなく見ないでもなく、音楽再生中は聞こえているけど見えてないという状況での話し。
デスクトップPCで、WEBの動画配信サイトを(いわゆるYoutubeのような)見ていて、気が付いたら画面が真っ黒になっていて少し首を傾げます。おかしいなと・・・・・
 
ノートPCを購入してどれぐらい使えるかと見るときに普通は電源管理のプロパティを操作します。勿論、普通に使うときにはメーカーの推奨値が良いような気がするので戻して使うわけなのですが・・・・
なぜなら多くのモバイルノートは、一定時間の経過後に自動的にキーボードからの入力が無ければ自動的にサスペンドに移行し、その後休止状態に入ります。
その前にもHDDの停止や、画面の消灯などの動作が発生します。
Everunに関して言うなら Geode LXと言われるCPUが古いアーキテクチャーで設計されたCPUであるためにWindowsXPで管理するべき全ての省電力のファンクションをサポートしていないために「ExpWin」と言われるアプリケーションを介して管理されています。
つまり、バッテリーの残量なども 別のアプリケーションで表示する必要があるとめんどくさい仕様になっています。
良い悪いはともかく独自管理です。
 
改めて設定を見直して驚いたのですが、まず画面を消す設定はされていません。
つまり、起動中は何時間たっても画面は消灯されません。
勿論HDDからの電源停止も設定されていない。
勿論、CPUの速度に関して言えばちゃんと変化していますので全てがコントロールされているわけではありません。
しかし、画面が消灯しない HDDの電源が落ちない(これは想像 本当のところは判りません)状況でこの数値なのでしょうか?
気になるのが、HDDモデルとSSDモデルのバッテリーの持ち時間が公称値で 7時間と6時間となっています。
つまり、結果的に途中で切ったりできるほど小器用には出来てないようです。
勿論、画面が小さいということは省電力にとって大きなプラス用件になります。
なぜならバックライトで照らすエリアが小さくなるために光源が小さくて済むからです。
しかし、OQOユーザーがEverunをみて最初の一言に「液晶が明るいね」と言ったようにNaviやDVDプレーヤー用に作られた液晶パネルに驚くほどの省電力機能は盛り込まれていないと思われます。
それを消灯しないというのは、省電力的にどう考えているのでしょう?
これはWindowsのコントロールパネルの画面のプロパティから時間が立てば消灯するようには設定できます。
もちろん画面が小さくても消灯することが有効なのは PDAやSmartPhoneの動作を見ていれば納得の行く部分だと思われます。
 
Everunの省電力機能に関しては未だ謎の部分が多くみうけられます。
例えば、同じCPUのVegaに対して、消費する電力が明らかに少ないこと。
もちろん、それに伴って発熱量が圧倒的に少ないこと。
省電力モードでクロックを落とした状態とはいえ CPUの負荷が90%を度々越える動画再生を1時間続けても持てない熱さにならない点などは他の機器に比べて何らかの工夫があるとは思えますが想像の世界を超えません。
もちろん、ステレオのアンプとスピーカーの消費する電力も無視できるほど小さくは無い筈です。
もちろん、バッテリーの公称値を良くする事なら出荷時の設定に液晶画面を消さない設定など考えられない事です。(私が持った2台は少なくともそれがデフォルトでした)
ずっと見ていたわけでは無いのですが、液晶画面を点灯したままの5時間は結構なものだと思うのですが、今後出てくるモバイルPC達がこうなってくると、PCを持ち歩くのが当たり前の時代になってもおかしくないですよね。
 
何故かLet's NoteがDual Coreを搭載した辺りから小型化もバッテリーの持続時間の伸びが止まり、実際にはバッテリーの持ち時間が減ってきています。
速度の向上はあるのですが、本当に顧客の求めているのがそこになるのでしょうかと疑問を持つ声も出てきています。
技術的には他社が追従するようにかつての専用に設計された省電力機構を持って他社を引き離す数値でなくなったことは間違いありません。
重量もタフボディと言われる構造が要求するのか重量が変わらないものの 実はバッテリーの重量が下がってきているので(同じ容量なら)事実上の増加かもしれません。
膨らませたボンネット構造のボディは、容積的にカバンの中の占める場所もあるところから増加しているように思います。
また、直線的にデザインされたものたちに比べて カバンの中での収まりが明らかに悪くなっています。
小型のPCの登場などに影響されて 小型化よりも実用性が大事だという方向は良いとしても キーボードの問題などは数世代言われながらも代わっていない(防水になればタッチが悪くなって良いと言うものでもないでしょう だいたいその前からあまり評判が良い訳ではないのですから)という点を見つめなおしてもらうと嬉しいのですが・・
唯一、ビジネスで薦められるのは・・・と人から聞かれて薦め続けたのですが 最近私の中で迷走を始めました。
Everunで省電力の問題を見直して 余計にそう思ってしまったわけです。