ファイル共有ソフト

一時期流行した Winnyが最近では影を潜め(そりゃーこんだけ騒がれれば ニュースになるほどの大きな会社は禁止するよね)新しいものが沢山出てきています。
そして、一般書店にもそういった書籍が多く登場しています。
最近の交換ソフトがWEBで流布されていてもあまり問題になりにくいのは、どのアプリケーションも匿名性を少なく作られています。
例えば、BitTorrentと言われるものであれば こちら側のIPアドレスが相手にわかることになります。
仕組み上、記録されますし 実際の犯罪にかかわるとIpさえわかればプロバイダーから追跡されるかもしれません。
もし、公衆のIPからのアクセスだとしても 下手をするとマックアドレスから固体を特定される可能性があります。
少なくとも商用サービスを利用している限りかなりの確立で特定できます。
 
一応、補記しますが これはあくまでも犯罪の取締りという観点からの問題で IPから個人を特定する情報を調べるためには正式の捜査令状がなければ 警察ですら手が出ない。つまり個人のプライバシーは守られています。
犯罪者が、内部に協力者をもって引き出さない限り知ることの非常に難しい情報です。もちろん、最近はそういったものを管理する部署には持ち出せない仕組みを作らなければいけないという決まりもありますので 一応ご安心を。
 
先日来、コピーソフトをダウンロードしただけで犯罪になるかというようなことも問題になっていますが
こういったファイル交換ソフトで市販のDVDやCDのソフトをやり取りした場合 当然、明らかにという犯罪です。
もちろん、聞かなければ 見なければという議論はあります。
だとしても、そういう制度ができたときに 多くの問題になりえる可能性があります。
 
何冊か購入してみましたが、法律に触れない利用をしてくださいという 通り一遍等の注意だけで 使ったことによるリスクに関しては基本的に書かれていません。
もちろん、犯罪が見つからなければいいという考え方はおかしいのですが 受ける罪等がはっきりしない VHSのビデオデッキでコピーして個人利用していたころの感覚で あちこちとダウンロードを繰り返すと結構なことになる可能性があります。
どうも、ああいった方法論だけを教え込むっていう マニュアル手法的な本って怖いですよね。
大量の意識の薄い犯罪者を生み出してしまうような・・・・