内臓、3Gモデム

EverunにはSiera Wirelessのモデムを内蔵したモデルがあり、買い物隊でも販売されています。
好き嫌いはいろいろありますが、やはり内蔵されているモデルは使えるようになるまでの速度が速く快適なような気がします。
ただ、現在の1回線1SIMの体制で 回線契約が現在のような状況では難しいかと・・・
一般的ではないとはいえ、私などもデータ通信専用の回線を持っている訳ですから当たり前になる時代も来るかもしれません。
 
USBで繋ぐモデムが、DOCOMOE-Mobileから提供されていますが、海外のものはもっと多く出ています。
CFが通信手段のメインストリームのよう日本では考えられていますが、海外ではPCMCIAの物はあってもおそらくCFのものは見つからないのではと思うような状況。
確かに、CFスロットしかないPCは殆ど無く、PDA等にあるだけです。
PDAがSmartPhoneになればCFが通信手段である必要性がほとんどなくなってしまいます。
それでも、どのPCにもついているのがUSBでそれを経由する通信装置であればかなり汎用に使える訳です。
 
現在の通信カードの商品開発は結果的に IC(LSIとか言いたいところですが もう既に過去のV LSIが当たり前になるとどこまでかと・・・)の開発になっており、何社かのなかから利用するICを選択して作るだけになります。
すでに、インターフェースも内蔵されているので回路設計上それらの配線を行います。
PCMCIAはともかくPCI Expressカードやmini PCI Expressカードは基本的に共通。
基板サイズはそれに制約を受け、mini PCI Expressサイズになる。
PIC Expressカードの時には基盤からソケットに接続する部分が作られます。
そして、それすら汎用の部品になっています。
同様に、PCMCIAからUSBを作成するドーターボード付きのソケット基板でPCMCIAカードもできます。
そして、PCI Expressの空きピンにはUSBの配線が最近では当たり前のように行われていて(チップセットがその機能を持っているので、基本的に配線をつなぐだけ?)故に、mini PCI ExpressのカードとUSBの変換アダプターのよなものをつけるとUSB用となります。
つまり、mini PCI Expressカード一つで何度もおいしい設計となります。
 
逆に言うと、USBタイプのモデムをばらしたら mini PCI Expressが出てくるということも実は少なくない。
多くの場合、基板単位での入手は難しい物の USBモデルはたくさん出ていて市場の原理でおまけ付きでUSBモデルの方が安くなったりする可能性もあります。
未確認ですが、ポケゲさんのところのUSB 3Gモデムもそうだったような気がします。
ばらせば、mini PCい Expressのカードが入る(最近では ワンセグ付きのノートPCが miniPCI Expressで実装しているパターンが多いようです)スロットがあれば通信カードを入れることができる訳です。
 
もちろん、それに関する障害は少なくありません。
まずはアンテナの問題。
ノートPCに内蔵するべきアンテナが無い点。
そして、SIMスロットの問題。
SIMカードをさすスロットが無いので、契約した回線内容をモデムにつなぐすべがないことです。
もちろん、日本国内の法律問題や ばらしたことによる補償のなくなる問題などもあります。
BIOSで認可したカード以外つながらなくなっている場合もあります。
 
今後、日本の事情がどうなるかはわかりませんが少なからず CFスロット自身は減ってゆくことでしょう。
現行の規格の問題で、通信カードとストレージを同じスロットにすると ある一定以上ストレージの速度を上げられないという問題もあるようです。VAIO UXなんかで出た問題のようです。
また、スロットの基板における占める面積がCPUより大きくなっているという状況であれば少なくともUMPCからは間違いなくなくなるでしょう。
そういう状況から考えれば、恐らく通信モデムもこれからはUSBのモデルが増えてくることでしょう。
そうすると、例えばE-Mobileもそういうタイプの通信モデルを出してくれれば(現行のタイプはそういったタイプではありません)内臓にする改造もありかもしれません。
と、すれば・・・・
E-Mobileさんもそういうの出してくれませんかね・・・、
もちろん、法的に電波を発する機器を開けたり外したりは日本国内ではいけませんよ!!
アンテナ変えるのもだめなんですから・・・・