パワー その2

i780をPCのモデムとして使ってみると・・・
 
昨日書いた通りなのですが、その構成で表に持ち出してみました。
インターネットシェアリングですが、標準のROMには入っていないようなのでHackする手もあるのでしょうが
ここはおとなしく、WMWifiRouterの機能で利用しました。
非常に簡単に利用できますので・・・・
現在のリリースが1.25なのですが、EM ONEにインストールしてのチェックはしていないので変更点が不明です。
1.2からのBugFixが行われたようなのですが・・・
当然、無線で利用できるのですが問題が一点。
EM ONEの時にも発生したのですが くるくるケーブル(これはポケゲ製ではないばった物 だからかもしれません)で利用すると給電量を消費量が上回りバッテリーが見る見る減ってゆくこと。
あとは、省電力が有効に働き、接続中の速度が徐々に落ちてゆくという怪現象に(このあたりはWifiの設定で回避できると思いますが・・・)少なくとも速度測定には望ましくないと思われますので。
 
USBケーブルで接続する前にはActiveSyncを含むSamsung CDに入っていたアプリケーションのインストールが必要でした。
度の部分かは結果的に最初に全部インストールしてしまったので不明なのですが、WMWifiROuterをWAN→USBの設定で起動して接続するとUSBネットワークカード(インターネットシェアリング)として認識してくれました。
つまり、接続等の設定はそのままi780側のものが利用されます。
IP等はWmWifiRouteか、インターネットシェアリング側が提供しているようです。
意識せずに、そのままネットワークカードという風な使い方になります。
 
この状態でまず速度チェックを行うと・・・Gooのサイトでは昨晩を上回る1.6Mを測定しました。
打ちの家がDOCOMOにとってあまり良い場所でないのは判ります。
まあ、昨晩はバッテリー駆動で本日は外部給電だったのでCPUのクロックが変わったからかもしれません。
では移動しながらのストリーミングです。
いつものような、SlingPlayerでも利用。
移動しながらですと、400kbぐらいの状態が続きます。
ピークではE−Mobileの方が高いのですが、移動中には電波の空白域が発生するようで 音声と画像のずれやチャンネルが効かない状況が発生しますが DOCOMOの回線はそういった意味でかなり細かく設定されているようで速度は上がらない物の安定したストリーミングがされます。
特に差が出るのは、orbなどでWindowsMedia Playerのストリーミングでバッファサイズを大きくしてプレーヤー側の対策は取れるもののサーバ側がタイムアウトしたりするパターンがありますが、DOCOMOの回線では発生していません。
WEBを見るのであればE−Mobileでストリーミングを行うのであればDOCOMOと言うような回線の特性が出るのでしょう。
持っている機器に偏りがあるので一概には言い切れないのですが・・・・
 
ストリーミング中に驚いたのは、i780からメール着信の音を聞いたこと。
ストリーミング視ながらバックグランドでパケットを抜き取り自らのメールも受信(Exchange)していました。
意味的には異なるかもしれませんが、ルーティングしながら メール受信もこなしたと言うことでしょう。
そのまま、メールを見てみましたが少し遅いかな??程度で普通にi780を使うことが出来ます。
もちろん、ストリーミングをPCでさせながらです。
ここまで来ると少し意地悪なこともしてみたくなる。
メールを閉じてそのままNetFront(TP版)を起動してネットに繋いで見ました。
さすがに動画などは再生しませんが、通常のはてなアンテナからの巡回を行ってみました。
ストリーミング速度は250kぐらいを最低に下がりますが問題なく動いていました。
さすがに接続時に速度を決めてしまうorbなどでは変化に対応できずに途切れが発生しますが 1〜2秒で収まるあたりから十分モバイル回線としては実用的でしょう。
というか、これを平行で処理できるとはかなりプログラムなのかハードなのか優秀な結果となっています。
 
現状はDUNという使い方が標準で出来ずにこういう利用方法で、接続するときに明示的に操作が必要ですが その操作さえ行えばこれだけ快適に使えるようです。
純正のUSB通信ケーブルで接続したのですが、本体の表示は赤いLEDが点き充電中の表示でした。
満充電から1時間で90%でしたので、Wifiなど無線を使うものに比べてずいぶんと省電力で済みそうです。
二股ケーブルが使えれば(物理的に1個しかないEverunでは利用不可だけど)十分に追いつくかなと思われます。