韓国は隣の国・・・・

12月3日の午後に、関西空港を飛び立ち 韓国 インチョン国際空港へと飛び立ちました。
目的は・・・・ただの骨休みとして。
 
韓国への旅行は、実は9月頃から予定していた物で 11月の中ごろから12月の始めは旅行業界ではローシーズンと呼ばれる時期で、旅行が最も少なくなる時期のひとつです。
Everun Noteの発売。
ウォンの大暴落。
渡航費の急激な低下。
ここ二年ほど、私的な旅行に出ていないので 遊びエネルギーの(これだけ遊んでいて足りないか・・・と言う声もあるが)不足を補う為に 最も安い予算と、短い期間を友好的に使える国として韓国を選んだわけです。
また、極寒時期の韓国料理の美味しさは・・・と、Star-moさん家に上がる写真に来る寒い季節を我慢できなくなったと言うのも大きな理由。
日帰りで、それも展示会上位がいい行ったことが無かったと言うのも大きな理由です。
計算外だったのは、格安ツアーで出かけるはずだったのですが 一緒に行ってくれるべき友人が都合でいけなくなったので、さすがに1人で知らない国は・・・と思っていたのですが 燃費・空港使用料を調べる為に仮にANAマイレージ予約などを入れてみたらこれがびっくり。
ご存知の通り(って殆どの人知らないか)、国内線の渡航が大体15000マイルとなっています。しかし、今回キャンペーンもあって 韓国までのマイレージが12000マイルで飛べるということが判りました。
会社員なら判ってもらえると思いますが、一度取った休みは貴重で 行かなかったからと言ってすぐに再度取れるものではない(と言うか 平日に三日続けて休みを取ることも難しい)ということも有ったのでそのままオーダーを掛けたわけです。
ちなみに、燃費と空港使用料で約1.3万円となります。
そして、日記に韓国に行きます・・・と書いたわけです。
 
出発はほぼ16時の飛行機で、風向きが間逆になるので2時間のフライトとなります。
空港についても結構がらがらで、楽にチェックインも。
ビールを貰って、飲み終えた頃には降下体制になり 丁度トイレに行きたい頃に着陸します。
機内食が無いのが悲しかった・・・・
 
一度来たはずなのですが、全く記憶に無い知らない空港。
シャトルに乗り通関するまでは最近の空港の一般的なつくり。
入国審査も十数人ほどしか外国人がいないという、本当に並ばない入国に。
荷物が間に合わないほど早く通り抜けることが出来ました。
で、周りを見回すと ベンチに座ってノートPCを使っている人が多かったので その列に加われば フリーのWifiがありインターネットへの接続が確保されました。
あまり遅い時間でもないので、余裕を持って通信を楽しみ移動しました。
Samsung、LG等の看板があちこちにあり、ああ韓国だと思わせてくれました。
と言うのも、空港の案内の多くに日本語が併記され正直韓国かな?という雰囲気もありましたので。
 
このあたりは重複するのですが・・・・
ホテルまでは、ホテルからバスで来るようにと言われていたので、バスチケットセンター(ただのカウンターだけど)に行き、ホテルから来たメールを見せると(恐らく日本語は読めないのだが アラビア数字でバスのナンバーが書いてあるので)チケットをくれました。
お金は・・・・、なんどか何カ国語かで話してくれたのですが聞き取れず 結局チケットに印刷されている数字を指差されて支払いました。
バス乗り場を聞くと、ヒアー、レフトターン、ゴー と私のレベルに合わせた言い方で教えてくれました。
そしてバス停。
 
チケットには乗り場の番号も入っているので、比較的簡単にたどり着きました。

そして、目を皿のように自分の乗る番号のバスが来ないかを伺いました。
ところが、アジアの国の多くでそうなように バスの周りが人だらけと言うわけではなく私以外は数人程度、多くて10人と言うところだったので安心してベンチに座ることもできたというわけです。
このあたりから急激に日本語がなくなります。
というか、バス停には一辺たりとも日本語がありません。ここで卑下しなくてよいのは 乗り場の位置表示の為のアルファベット以外は英語もありません。
ただ、問題は数字とアルファベットしか読めない私にとっては、少し脂汗状態となりました。
一応、地下鉄の駅と同じ名称のバス停だったので辛うじて地下鉄の路線図から解読し 幾つ目のバス停かをメモして乗り込みました。
 
バスの中ではシートベルトをするようにと英語でアナウンス。
かなり眠かったのですが、ここで眠ると数が数えられない。
良く知らなかったのですが、空港は少し離れていて暫くの間はこの橋を走っているので何も起きないことを。
そして、橋を渡りきっても高速道路を移動し降りるまでは(結構ホテルの場所は空港から遠かったよう)何処にも止まりませんでした。
そして、高速を降りるとすぐにも止まったのでバス停・・・・とおもったら バス停の印がない。
ただの道路です。
そして、運転手が雑誌かなんかを買う為に車を止めて乗客に挨拶をして行ってしまう(ここはバス停だから止まってついでに買物をしたのか? それとも買物する為だけにとまったのか バス停の印も何もなければわからない)
で、もう一つ私を困らせたのは 運転手の小声のアナウンス。
そして、無いと思っていたバス停の看板等が出てきて・・・・
私の止まるのはホテルと言うのではなく、旅館と言うのが正しい安宿です。
勿論、バスから見えるはずは無い。
さて、どうするか? この辺りが思案のしどころというところです。
 
ここでもう一つ、私を混乱させる出来事が。
これは、実は悪いことではありません。
「おにく」さんのお友達からお電話を頂きました。
出来れば明日お会いしましょうと言っていたのですが、当然平日昼間。
ご予定があり(普通は仕事です。すいませんでした)、ということで ご挨拶に電話をくれたという次第。
やはり誤解があるようで、わたしは純日本人で日本語しか出来ない。
頑張って英語を話してくれているのですが、残念ながら答えるスキルが私に・・・・
もちろん、挨拶ぐらいは出来るのですが
「今何処にいますか?」とか「あとどれぐらいで?」とかは 難しくて答えられない。
これは言葉の問題もありますが、実際何処にいるかが判らないから・・・
前者は、「いん ざ ばす ふろむ えあぽーと」と文法の無い単語の羅列。
後者は、80minと書いてあり40分ぐらい経っていたので、「あばうと30みにっつ」と言うように会話は成り立たないものの・・・という状態。
日本語も片言で出来ると言うことなので、頑張って日本語英語取り混ぜの会話が始まりました。
で、会話に意識が集中しだすと当然周りが見えなくなる。
というぐらいしか、言葉がわからないのです。集中して、知っている単語から文章を想像すると言う聞き方なので 予断を許さないわけです。
こちらに来てくれると言ってくれたので、ありがとうございます と会話は終了したものの意識を会話から話すと 「ここはどこ?」が帰ってきた。
 
数人のグループが、そこから近いバス停で降車した。
空港バスなので、彼らはかなり大きめの荷物をおろしている。
「これはチャンス!!」と、おもむろに一番前の席に移動。
降車待ち運転手に、ホテルからのあんないを見せて 「ここ(原文どおり 日本語です)」と指差した。
戸惑う運転手に、暫く指差し続けると状況を理解してくれました。
「OK」とお返事をくれたのでそれで一安心。
安心すると眠くなるのが悪い癖、ボーっとしてきた頃に運転手が片手を振って叫んでいる。
何が起きたのか私にはわからない・・・・途端に目が覚めた。
で、無愛想そうなおばさんが停車ボタンを押してくれて 私を指差した。
運転手は「降車ボタンを押せ!」とさけんでいたのであろう。
みんなに応援されて、バスを降りることが出来ました。
 
降りて困ったのは明かりが無いこと。
もちろん、降りたところからホテルまでの道のりが判らない。
地図を見られるだけの明かりが無くて、道を渡ってコンビに前に。
一応、絶望感は味わっていたのですが、念の為に確認してもちゃんと地図は何処にもありませんでした。
頼れるのはホテルから貰ったメールと、「地球の歩き方」という本。
地球の歩き方には、地下鉄7番出口を出て1分と書いてあること。
日本の地下鉄と同様、交差点の下に駅の出口があり交差点の四隅に出口があります。
7番出口を出て1分と言うことは、他の出口側に向かうはずが無い。
何故なら見える出口は1分以内に着いてしまうから。
ではその反対側に向かって歩けば1分であれば、曲がる道もほとんどないはず。
私は簡単にその場所を見つけられると踏んであるきだします。
ところが、1分どころか3分歩いても実は曲がり道すらない・・・・
????という感じ。
やっちゃった感が。
丁度、道路端にバイクを止めて話している2人の若い男性。
バイクはカブのようなバイクで、後ろにはかごが付いていて にらかネギのようなものが一杯は行っています。
配達の仕事をしている人なら知っているかも?
また、ホテルからのメールを見せて聞きました。
暗かったので、日本の若者のように携帯電話を開いてその明かりで字を読み始める。
都合の悪いことに住所も漢字で書いてあり彼らが理解できるのか??
結果は2人で何かしゃべっていますが私にはわからない。
おもむろに携帯電話をダイアル始める。
で、何か話をして そして電話を切ったら まるでアメリカの若者のように「カモン」と手招きする。
バイクは私のほうを向いていて、話す距離なので1m程度しか離れていません。
これ以上近づきようも無いのですがと困っていると、バイクをターンさせて走り出した。
後ろをちらちら見ながら。それも歩道を走ってです。
多分ついて恋と言うことなので後ろを付いてゆきます。
頑張って追いつこうと、早足で歩くと徐々にスピードが上がって まるでマラソンランナーのような状態(といっても歩いているのとそう速度は違わないんだけど)。
で、7番ではなく3番と4番の出口の間ぐらいに到着した。
そして、ここで待つようなしぐさ。
1分経たないうちに凍えながらホテルの人が出てきてくれました。
「こんにちは」と日本語で。
にこっとして、帰ろうとするバイクの若者に、ポケットを探ると出てきたハイチュウを渡して、こちらも笑顔でありがとう。
そしてホテルに入りました。