ODA

発展途上国開発支援というやつですが、ここは一発大きなものを立ち上げませんかね??
まもなく、2011年にテレビはデジタル放送に切り替わり 今までのアナログ放送は一切写らなくなります。
ここぞとばかりテレビの買い替えを促進するのですが、実はチューナーだけを入れ替えれば済む話です。
特に、BSやCSしか見ない層にはまったく関係のない話で ネットテレビも一切の影響は受けません。
だいたい、テレビを買い換えるぐらいなら地デジ対応のDVDレコーダーを購入して テレビは映すだけに使えば・・・ということなら無駄も無くと思うわけです。
ところが、そういう人ばかりではないようで 下手をすれば現在複数台のテレビを一人当たり持っていることもあり 1億台近いテレビがごみになるのではと心配されています。
そして、何より心配なのは駆け込みでテレビの購入を一気に行った場合 2010年の末には処分できないテレビの残骸はあちこちの回収業者だけでは処理できず 人知れずあちこちの山などに放置されることでしょうと言われています。
まだ使えるものですが政府が切り替えると決めたからやむ終えないわけです。
環境に悪いとわかっていても、経済政策としては非常に大きな効果のあるものだからやむ終えないというところなのか ブラウン管の廃絶で世帯消費電力が下がることを期待しているのかはなぞですが・・・・
 
ところが、世界にはテレビなんて見ることができない人たちも少なくありません。
ひとつは貧乏が理由で見れない人。
そして、そういった施設が無いから見れない人というくくりです。
後者は、住んでいる地域が肥沃で人口が少なければ食べ物には困らないがゆえに 文明が進歩するのが遅れたようなところ。
どちらにも無償で送るとなれば喜んで受け取ってくれそうな気がします。
前者は見ている暇も電気代も無いのではという話が無いわけではないのですが 1億台近いテレビがあればかなり大きな都市鉱山として働きます。
わかりやすいもので端子の金メッキやプラチナの電極など集めれば十分にお金になるものがあります。
後者は、どうせ余ってしまう放送施設ごと移転すれば 国営放送を一気に普及できる可能性もあるわけです。
日本の廃材は世界でも人気があり、何がすごいって多くの場合修理しなくても動作する他の国では商品となるからです。
日本と違って、デジタル化しなくても電波帯域に空きのある国はたくさんあるのです。
きっと25インチ以上が標準というかなり豪華な国営放送のスタートとなるでしょう。
最小限のコストで、最大限の効果を得られるような気がします。
おそらく近くで言えば 北朝鮮でも喜んでもらってくれると思うわけなのですが・・・・・
 
国際世論的にどうかという問題はありますが、実質を考えればいい提案だと思うのですが