高性能バッテリー

Xperiaはかなり高性能なバッテリーを搭載しています。
3.7V 1500mAのかなり薄いバッテリーです。
充電の問題もあるのでしょうが Sonyの機器と同様に電圧と電流にうるさく 少し条件が悪くなると充電ができません。
HTC製とは思えないなんて節もありますが 逆にさもありなんな部分も。
給電状況さえよければ、そこそこのタスクを動かしながらでも給電が負けることがないのも良い点です。
EM−ONEの等でもそうですが あまり重たい仕事をさせると給電が間に合わず バッテリーが減ってゆくという事態が起きます。
この辺りは味付けの問題でもあります。
 
それに対して一般的なサードパーティのバッテリーは性能が低いことも多く プリントされたスペックなど飾りで2割ぐらい実質的に低くてもそんなものという感じです。もちろん例外もあってかなり近いというか超える性能のものもあるのですが 多くの場合は何故か持ってみると軽いことが多い。
その軽さは サードパーティのバッテリーには 私が知っている中で二種類あって
一つは言葉通りCELL(電池の中身 電気をためるところ)そのものが小さく バッテリーケースの中で遊んでいるパターン。
CELLの性能が同じであれば 容量はサイズに比例するので容量が低いパターンです。
プラスチックのバッテリーケースは機種毎にあるのですが、中身はできる限り共有化したパターンで 比較的格安である可能性が高くそういう価格で買えば腹の立たないパターンです。
で、もうひとつが ケースを削ってCELLを大きくして性能を確保するパターンで 性能的にはうまくいけばオリジナルを上回ることもあるパターンながら実は非常に安全から行くとリスキーなパターンです。
充電中に非常に熱がかかる部品なので、ケースの中に入っていないと熱をそのまま伝えることもあります。
一つは火傷で、もう一つは本体の熱暴走の可能性をはらんでいます。
電池の妊娠というパターンがありますが この場合も薄い金属板にCELLが挟まっているので妊娠したように見えるだけでその金属板がなければ下手をすればできもののように膨れてゆきます。
私が見た者の中で最もダイナミックなものはCELLの両サイドにプラスチックの四角い棒を二本添わせるようにおいてその棒ごとシールでくるんと巻き込んであるというパターン。
一応電極の部分にも樹脂の棒が仕込んであったので(CELL側)型崩れはしないものの 微妙の触り心地でした。
おそらく各地で爆発したといわれているのはこのタイプのものだと思われます。
特に交換不能の内蔵タイプの場合、交換されるバッテリーを見ることもなく・・・です。
 
注)お断りしますが、CELLそのものに自信を持っているメーカーもあり体積当たりの効率が良くどちらにも当てはまらないケースもありますがその場合はそれなりの重さだということだけです。
 
で、私のXperiaも東京出張の折バッテリー切れに苦しんだ経緯があるので香港予備バッテリーを購入いたしました。
白いパッケージには黒い字で対応機種と電流容量等が書かれただけのシンプルなパッケージのものです。
いつもは鞄の中に入れておいて もしものための万一君として大活躍となるはずでした。
現在はなるはずどころかメインバッテリーとなり、純正品は鞄の中で万一君として待機しています。
自然放電が少なくて助かります。
ではなぜ、メインとサブが入れ替わることとなったのか・・・・
 
XperiaでWMWifiRouteをWM機で使ったことのある人ならご存知だと思うのですが かなり熱くなります。
もちろん本体の話ですが 大体はバッテリーの部分です。
外部電源をつないでいるともっと熱くなるような気がします。
その状態をWMWifiRouterはモニターすることができ温度が常時表示されます。
それで気が着いたのですが
純正バッテリーの時は 40度前半で互換バッテリーの場合は30度半ばと異なる数字となっていることに先日気が着きました。
まったく根拠は無いのですが、おそらく互換バッテリーのほうが内部抵抗が少なく(一般的には充電能力が低いことを示す場合が多い)一杯付近の閾値が低いのではないかと思われます。
つまり性能が悪いから発熱が少ないというのが正解ではないかと思うのですが、実際使ってみるとそう差のない持ち時間のようです。
 
気になるほど性能が変わらないのであれば・・・と互換バッテリーを使い始めたのですが
40度はじめはもっとも寒い時期で その後気候の変化で周囲が熱くなると何度になるかわからないといのが怖いところ。
たとえば40度台後半は電子機器にとって辛い温度域となります。
本体を壊す可能性があると言い換えてもよいです。
だとすれば、必ずしも純正品が良いとも言えなくなってきます。
もちろん、危険性という意味では異常反応等の可能性が低いのはやはり純正品ならではなのですが・・・
安心と安全でどちらを選ぶかは重要な問題なのですが いつでも前回であり続けるわけもないと考えるメーカーも正しいといえば正しいのです。
たとえば、最高時速(最近は表記されていない)300Km/hの車は常時300Km/hの走行ができるのかというと 冷却が間に合わず純正のままですと数分から数十分でオイルなどの潤滑性などが落ちて(俗に言う垂れてくる)その速度を維持することができなくなりますし
維持しようにも水温や油温が上がりすぎてエンジンの損傷の危険性をはらむわけです。
では、看板に偽りありというかといえば どこの車もそんなものなのです(ベンツやBMW等は最高時速の表記は連続走行できる速度を表記している場合があるので というより上限250km/hというルールを一般モデルの乗用車には課しているので異なります)。
 
使う側は当然それを選択することができるわけなのですが、スペックだけを見ているとそのあたりは分からない。
トライ アンド エラー(どっかのサイトのタイトルだ)の上で出てくる内容となっています。
もちろん結果も都市伝説みたいなもので 本人の思い込み以上の効果はありません。
ただ、効果もさることながら そうやってかわいがっていると思えば愛着も湧くわけなのですが・・・
というか、そんなにたくさん持っているわけでもないのに よくこんなに遊ぶよねというぐらいネタがあるほうがどうかと・・・・