Windows7が使いやすくなった点?

SmartPhoneでもよくあるのですが 「Todayのプラグインを入れてこんな機能が増えた」なんて話で当たり前のこと。
そうやって自分仕様のSmartPhoneにしてゆくのが苦行であり、最大の楽しみでもあるわけです。
それを入れ過ぎて メモリーとリソースをぎりぎりまで使って苦しんでいる人もよく知っていますが(笑
PCの場合、そういったユーザー毎の改良点が少なくあまり話題になる事もありません。
しかしメーカー製のPCでそういったっものが入っているものもあり 例えば最近であればviliv S5等についている 「バブルメニュー」なんかもその一つです。
最近で言えばWindowsガジェット等もそうで、私も自宅の物にはTwitterガジェット等を貼っています。
ガジェットに関してはGoogleやYahooなどでも出ていますので これもOSとは関係のない拡張ツールと言えるでしょう。
前述のSmartPhoneに関しては、そういった物の効果は非常に高く、例えば今回WindowsMobile6.5OSに変更に成ったわけなのですが HTCなどのカスタマイズされたToday(スタート画面)を使っているのであれば操作上は全く変わらないからです。
 
Windows7が使いやすくなったという話なのですが、そのうちの半分ぐらいはWindowsVistaで付けられた機能が主になっています。
多くの方が、Aeroと言われる視覚効果をOffにして使っておられるようで(SP1が出るまではいろんな意味で遅かったから それ以降もOFFになっている人が多いような・・・)その機能を使った恩恵は受けておられません。
例えば、下のタスクバーに現在実行中のプログラムがあり マウスカーソルをそこに持ってゆくとその縮小画面が見れたりという機能です。
さほど便利でも無いと思いながらも、やはり見えると見えないのでは大きく違うわけです。
Windows7ではそれが進化し、名前が無くても識別できるのでプログラムアイコンだけが表示されマウスカーソルがそのアプリケーションのタスクアイコンの上に行ったときに 名称とプログラムの画面が表示され選択されるようになったわけです。
同じプログラムが複数起動している場合には、アイコンも複数表示に変わるので非常に分かりやすくなりました。
これは延長線上の変更で 新機能という意味ではVista実装機能なのです。
メニューの形式も、多くの情報サイトが提供する新機能の多くがVista時代にすでに実装されたもののリニューアルです。
 
仮想XPの実装(XP Mode)やリモートアクセス機能、Media Centerの実装(これも微妙かな?)等の点に関しては新しくなった部分なんでしょうが 実際のところイメージ的にはWindows95が98になったという感じのところです。
Windows Server 2008はVistaベースのサーバーOSだったのに対して、Windows7ベースのサーバーOSは Windows Server 2008R2という名称であることからも解ることでしょう。
サービスパックとしては大きすぎる変更を採用して新しくなったOS、というよりもプログラムの最適化が進み全体的なコードは小さくパフォーマンス的に有利になった点こそが評価されるべき点でしょう。
ただ、必ずしも今までのPCに入れて快適になるかという点に関してはどうも疑問な部分もあります。
HT機能が実装された、Pentium4、Core(2)Duo、ATOMAthlonからスタートするマルチコアラインナップ(多すぎて・・・)などのマルチコア(スレッド)CPUでより効果があるようになったわけです。
(シングルコアでは XPよりやはり重くなっています。それ以前にメモリーが1Gが最低なので結果的に古いものが使い難い)
 
Vistaの時の宣伝で最も印象的なのは「止まらないOS」という表現で、今までのコンピューターを止めるという言葉を「休止」と置き換えてもよいという点。
モリーレジスタの内容をHDDに書き出してその後電源を切り、起動したときにはHDDの内容をメモリーレジスタに展開して起動するというOSを再起動しない使い方が推奨されました。
これは、OSを再起動する回数を減らせるぐらい安定して使えるという意味だと理解しました。
ところが、どちらかというと休止からの復帰のトラブルの多くが周辺機器に起因するものが多く いつの間にかXpの休止モードも十分に使えるようになりいつしかVistaの優位点が薄れてしまったような気がします。
ただ、これも「休止」というモードの動作を一般化し 周辺機器の対応を進めたVistaの功績と言えなくもないわけです。
最近では月例のOSアップデートの時ぐらいしか再起動をしなくなったのは 私の机の上のPCも同様です。
(どちらかと言うと、ウイルスセキュリティやシステム管理プログラム(PCメーカーの)の要求する再起動を煩く感じだしました)
もちろん、OSの停止などの問題は減ったかと思ううのですが・・・・
 
画面サイズへの対応も、XPでは既に限界に近付いており
大画面・高解像度ディスプレイが登場する事で 文字を大きく写真を綺麗にアプリケーションの見渡し良くなるかと思われましたが
XP発売当初には一部のユーザーしか考えられなかった 超高解像度の時代に入り もう20インチをこえるモニターでXPを使うと画面のアンバランスが目立つようになってきました。
画面レイアウトを崩さない、文字を大きくしても全体のバランスの崩れない表示はVistaからのものです。
私も、自宅を含め持ち歩くPCにしかXPは無くなったのは周辺機器の拡張がXPを陳腐化させてしまったからで おそらく20インチを超える大画面をおもちのかたはOSの変更は画面表示の刷新を力強く感じることができるでしょう。
MAC OSが大画面で使いやすいのもそういった部分での柔軟な対応があるからだと私は思っています。
 
Windows7はVistaと比べてもずいぶんよくなったのですが、XpからVistaの進化はそれよりずいぶん上だと思うのですが。
ハードが付いてこない、時代が付いてこない、人が付いてこない 等 その点には大きな問題はあったでしょう。
でも、今に至って その後継が雪辱を果たそうとしているように見えるのですが・・・・
正直、私はXpni戻ろうとは思いませんし 戻るならVistaと思っているのですがいかがでしょうか?
もちろん、適材適所で メモリーの少ないPCまでWindows Vistaに無理にしようとは思わないのですが・・・・・
今後、小さい画面でも効果が出てくると思っているのですが・・・・
だって、Windows7でWINキー+「+」を押すと画面の拡大モードが出たときに 小さなデバイスで人に見せるとき
ブラウザで地図や住所を読み上げるときにあればいいなと思った機能がOSで付いている事に もちろん追加アプリケーションで拡張したりしていたのですが ああ、よかったと思えるから・・・