マイクロSIM

なんのかんのいっても、小さなことが正義に近い物もあります。
例えばSDカードでも 携帯電話についているのは全て マイクロSDのタイプだと言っても良いほどにシェアが多いわけです(日本の今)。
事実上の使い勝手からいっても通常タイプのSDカードの方が取り扱いは標準サイズの方が使いやすいのですが、結果的にサイズでマイクロSDになったのだと思います。
容量的にはマイクロのタイプでも十分な容量があるので 入れてしまえば交換しない人にとっては問題は無いのです。
SIMカードも以前はクレジットカードのサイズの物が 現在はミニSDぐらいのサイズのSIMカードが マイクロSIMと呼ばれるマイクロSD相当のサイズの物が登場したわけです。
対応機種が非常に縛られていますので現在のところの普及の問題は置いておいたとして
内容量的にはこのサイズでも問題が無いことから 私はこのサイズに移行してゆくと思いたい訳です。
なぜならSIMカードのサイズが電話機の形を決めている部分にもなってきたからです。
 
実は中国の偽物だったりする携帯電話の横幅は大体決まっていて、小型の物と中くらいの物のような形が多く なかには少しデザインや遊びでサイズや形をいじった物たちがあります。
例えばKittyちゃんの顔だったりというわけです。
まあ、特別な物を除くとやはり携帯電話は ストレートのたんまつが多いような気がします。
勿論、人間工学なんてのを研究したわけではなく 何かのコピーだったり良く売れた端末のサイズを引き継いだりとあるわけです。
そして、小型の物を見ていると 「ああ」と納得する部分があるのがSIMカードスロット。
本体を縦に置いたときに横に並ぶ二つのSIMスロットが見えます。
安いものだとスライドして入れるだけだとしても抜き差しする部品なので せめて手の入る場所で左右に少しぐらいは余裕が必要です。
で、このサイズぐらいが限界かなと思われる横幅となっています。
もちろん、SIMスロットを縦に並べるとか、本体横からPush式で入れるとかあるのでしょうが どちらもコスト的に高くなるのであまり採用例が無いようです。
これが、メーカー品の場合特別なスロットを作ったりといろいろな工夫があるわけです。
その際にそろそろ小型版では限界となっている横並びのSIMの幅が狭くできると言う事は もっと自由に動けるようになるわけです。
勿論、いまその置き場所に本当に困っている 腕時計型の携帯電話もより一層腕時計に近い物となるわけです。
 
携帯電話のサイズですが じつは今では驚くほど小型になってきています。
一番いい例が3Gモデムで同じに並べるのは乱暴ですが マイクとスピーカーと表示板を取り除けばあれぐらいのサイズとなります。まあ、電源としての電池は別としてですが。
マイクとスピーカーと表示板は外せない装備と言われそうなのですが 例えばヘッドセットを常用していて携帯電話をカバンに入れっぱなしにする人ならそれは困らない訳です。
きびからネックレスのように下がる電話機もデザインの中ではあると思いますし、女性はその方で良いのではないのでしょうか?
実はi-Phoneの新型は登場して Touchがいつ出ると話題になっていますが、私が思うにi-Phone Miniともいえる Nano Phoneが出てくるのではと予想している訳です。
ここまでのi-Phone、i-Padの商品の組み立てではわざわざ 専用部品を作ってまでSIMを小型化する必要はありません。
あまりにもあけすけで情報が漏れすぎた4Gは情報操作で、Nano Phoneを隠すための布石なのではないかと邪推してしまうわけです。
ここまで情報が漏れたのは、それも幾つかの国で同時に漏れたのは いくらなんでも行きすぎ感があるからです。
Nano Phoneの成立にはマイクロSIMは欠かせないアイテムなのです。
 
今後、モバイルルーター等も進歩します。
例えばWiMax+3Gルーター等も間違いなく登場してくるでしょう。
今のところ認証方式も判っていませんが 次世代の高速通信を同様のSIMのようなICカードの認証をベースに行うのだとすれば
現在の 世界の携帯電話の普及にSIMカードが一役買っているだろう現実をみるとすれば 小型化は歴史の中で必要な一歩であり なりゆきなのです。
だとすれば、他にもMicroSIM対応の・・・

written by HatenaSync