Googleには悪気がないと思っているわけなのですが

GoogleからIP電話のアプリケーションが出ました。
これが大きな問題で、今後の携帯電話キャリアのビジネスモデルを書き換えてしまう可能性のあるじけんとなります。
なぜならリリースしたのがGoogleだからです。
 
現在Skype等のIp電話があるわけですが、こちらもSmartPhone用のバージョンが出たり消えたりします。
出るのは分かるのですがなぜ消えるかなのですが、これはキャリアとの圧力の兼ね合いなどに問題があるからです。
日本の場合、これらを導入できるべき端末がないのであまり話題にはなりません。
ところが、海外の場合携帯電話キャリアと携帯電話機端末は別々のものですから GoogleのOS Andoridの搭載された端末にこのIP電話アプリケーションが搭載されさえすれば今後 パケット通信のコストだけで通話は少なくともおなじ仕組みで話をしている人にとっては無料のものとなるわけです。
基本的に海外では音声通話に関しては かなり安いので話題性は低いのですが それでも国際電話までも含めると大きな話題にはなっています。
同様に、WindowsLiveなどでもPC同士であれば 音声通話どころかテレビ電話も無料で出来るにもかかわらず(3Gの回線だったとしても)WindowsMobile端末には搭載されなかったことからも配慮があったと思われます。
ただ、Andoridは基本的にオープンなプラットフォームで、アプリケーションの掲載に 内容における審査が事実上なく掲載できるので こういったアプリケーションの登場は予想されていましたので 発売元がGoogleだったからと言って驚くほどの事ではないのかもしれません。
世界中で使えるというところには いろいろな問題があるかもしれません。 
 
携帯電話がこういった使い方ができるようになって、現在のソフトバンクの海外データ定額を少なくとも現在の1/5ぐらいまでに圧縮できると ちょっとした海外での通信に関してはこれで済むようになるかもしれません。
携帯電話そのものが SIMFreeになって キャリアと端末の関係が崩れた国では十分にあるわけです。
うまくいけばHSDPAでない 3Gでも音声程度なら何とかなるわけです。
もちろん、遅延などは無視できない事でしょうが それでも良ければありなわけです。
海外との通話であれば 固定電話だって距離の問題で遅延が発生しているのですから それが増えたところでどうという事はないわけです。
 
ところが、これを行うという事はパケット通信を常時接続しっぱなしにするという事となります。
そして、サーバーとの接続を常時確認するわけですが サーバー側はLOGを取っていて 接続元情報なども記録してゆくわけです。
今までも携帯電話のキャリアはそれを記録していたわけですが、それがGoogleの監視も追加されます。
故意なのかどうかはともかく 常時居場所を確認され続けるようになるわけです。
もちろん、Googleの技術であれば音声内容をある程度コンピューターで文字に直して集積することもできますし 検索エンジンで検索ワードを収集しているようにしゃべっている言葉も記録されてゆかれる可能性もあります。
それらはGoogleそのものは何にも使わなかったとしても、その情報がどこかの手に渡れば
もしくはGoogleも企業体ですので どこかの買収に合う可能性もあるわけです。
その時に 世界中の多くの・・・・
Google OSの端末が接続するのにGmailのユーザーを使っていることだって 同様にLOGを取るという用途では鹿野でしたが音声で 電話での呼び出しを待ち受けるとならば 遅くても数秒毎に接続を行う必要があるのでしょう。
それだけの精度があれば いろいろなことが出来てゆくわけなのですが・・・・
written by HatenaSync