実はクラウド

SmartPhoneには多くのアプリケーションをインストールする事が出来て 自らの端末としてカスタマイズして使う事が出来ます。
便利な機能なわけなのですが・・・・
 
最近の流行りにクラウドという言葉があるわけですが これは全ての処理を端末側でやるのではなく 外部のサーバーを使って行う場合などに使われています。
WEBに置いたグループウエア等がそうで、私が使っている「Gridy」というグループウエアもそういう仕組みで動いているものです。
端末には何のデータもおかず、WEB上だけで処理しているわけですので解りやすいのですが 処理を分散している場合にいおいてはうまく区別できないようになってしまいます。
細かいところでいえば 私のXperia X1に入っているSUDOKUなんていうゲームもそうで 新しい画面データを作るときにSmartPhone上で計算させて処理すると重いので サーバー側にデータを作っておいてダウンロードしてくる仕組みとなっています。
端末に負担をかけないいい仕組みなわけですが・・・・
 
良くSmartPhoneで使うアプリケーションに GoogleMapやGMail等がありますがこれも しっかりとクラウドな仕組みで出来ています。
アプリケーションをインストールする事から端末側で動いており、地図データだけがダウンロードされてくるという単純なものではなく、地図に表示する物などの取捨選択やそういう部分を反映した地図がすぐ出てくるのは先読みして用意するプログラムがあるわけです。
突然、違う地区にジャンプするのと 検索した経路を飛ぶのでは地図が出るまでの時間に差があるわけです。
Googleの検索バーをインストールすると 文字入力の際にネットワークがあれば端末の中を検索しながらWEBも探しに行ったりします。
もっと言えば文字入力の最中によく検索される文字候補が出たりするのは すでにWEB上のサーバーからデータを借りてきているわけです。
 
そうしてみるとクラウドでないサービスってどうでしょう?
OnLineゲーム等は全部と言っていいほどのクラウド
キャラクターデータやパターンデータ等と動きをコントロールするプログラムが端末側にありそれ以外はWEBにあったりするわけです。
BlogなどもWEB上のサービスで、メールもそう。
動画配信なんてそのもので メッセンジャーなども表示部分以外はほぼ外です。
思えば もうそうでないということそのものが少ないのです。
実際、インターネットに繋がらないPCの出来る事が思いのほか少ないことに愕然とするわけです。
 
アンチウイルスがPCの健康をカバーしてくれるわけですが これだけクラウド化するとどこからどこまでが正常で どこからどこまでがそうでないかわかりません。
例えばGoogleが信じられる会社だとしても、どこか別の会社がGoogleを買収したときにはそれが正しい会社として運用されるかどうかは分からないわけです。
GoogleMap上に存在がなくなってしまったらと考えてください。
WEBの通販などで 会社を検索するとMAP上になければ信じられないかもしれませんし
実際に存在しなくても Googleストリートビューで見れば画像処理で立派な看板のたったビルが映っていれば信じてしまうかもしれないのです。
それだけの影響力が出てきているわけです。
それをSPAMというなら 地図そのものが表示されなくなるわけです。
 
WEBのページを見ていても、画面上にうるさく出てくる広告が気になるページがあります。
コンピューターなどの商品の表示ぐらいなら良いわけですが、たまたまニュースサイトを見に行ったらグラビアアイドルの写真集の広告で 扇情的な写真が画面いっぱいに広がられたら 会社ではSPAMなわけです。
Spamフィルターを抜けてきたメールから、ロシアのお姉ちゃんの写真が表示されたときに後ろに女子社員が来て困ったことがありますからきっと同じでしょう。
Spamクラウド化してくると、そのSpamを退けるためのアプリケーションがいると思えば、アンチウイルスクラウド化しているんですよね。
未発見なパターンは、クラウド側のサーバーでマッチングを行い除去するそうですが このあたりに対してはどうなるのでしょう?
 
もちろんWEBのサービスの多くが無償で提供されているから広告が当たり前というなら我慢しろという事なのでしょうが
何でもやっていいわけではありません。
TVの子供番組の広告に アダルトを含むもの暴力的な表現を含むものが入れられないのと同様 そのあたりのガイドラインが・・・・・
ムズムズしそうです
written by HatenaSync