年寄集まれ!!

今日、ケータイWATCHを見ていると「ポリカーボネート」という素材について言及されているわけですが、たすぃ過去の素材って・・・・って頭の中をさかのぼれるのが年寄の証拠。
昔々、筆箱の素材に使われて確か一世を風靡したやつ。
「象が踏んでも壊れない筆箱」という 衝撃的なキャッチコピーで度肝を抜かれたのを覚えています。
樹脂製の石鹸箱のような緑色の何の変哲もない筆箱ながら TVのCMでも象が踏んで通り過ぎても壊れないものでした。
恐らく現場ではぴりぴりと緊張していたことでしょう。
 
じゃあというわけで子供心に残酷にもいろいろな実験を人の筆箱で行いました。
自分は貧乏だったのでそういった新しいものは持っていなかったので・・・・
で、地面に投げつけて壊してえらいことになるわけですが(自分がやらなくてよかったと思った) そうでもなく 机から落とした程度で角が書けたりしたわけです。
確かにゆっくりかける荷重には強く、像が踏むほどの重量でも壊れないのでしょう。
ゆっくりその筆箱の上に乗る分には全然大丈夫でした。
しかし、角をぶつけるとか勢いをつけてぶつける等は全く無防備に近いただのプラスチックでした。
また、むき出しの石鹸箱のようだと表現した通り 内貼りの無いただの箱だったために 中の鉛筆はもっと悲惨な状況に。
地面にたたきつけられた瞬間に何度も中で暴れてぶつかった鉛筆は外観はともかく内側では芯が折れて 削っても削っても芯が出たと思えば書いてみるとすぐに折れてしまうものでした。
 
気が付けばそういうタイプを持っているこはいなくなり
唯一貧乏ながら親に無理を言って買ってもらった子は しばらくセロテープで補強し、内側に紙を折ってクッションとして使い続けていました。
主流はその後も磁石やホックで蓋の閉まる、鉛筆削りなどの付いた アニメのキャラクターの筆入れだったわけなのですが ひとつの事件として忘れられないのが あの筆入れだったわけですが・・・・
大人になってポリカーボネートという素材を知るわけですが ああ、あの・・・・という気持ちは忘れられないものです。