端末の進化めまぐるしい年ながら 自分の進化が見られない年でした

モバイル的に今年を一言で表すなら 多くの方がAndroidというのでしょうが 私はi-Phone4の年だったと思っています。
誰が何と言おうと、町の雑貨屋さんですら i-Phoneのケースを当たり前のように売っているのですからやはり大ヒットであると思います。
じゃあ4でなければならなかったかということなのですがそれこそが私がi-Phoneを選択しなかった理由で 発売同時ならともかくすでにハードウエアは枯れた技術の集合体。
仕事で使うならともかく、遊びの面を考えると 疑問があったわけです。
それがi-Phone4が出たときには正直かなりドキドキしました。
ともあれ、時期が悪かった。
10年近い付き合いのあるSoftbankの接続状況が最悪で 生活圏での悪さが我慢の限界を超えようかというより超えた時期であり 海外製の端末を使う意味では離れちゃいけないと自分に言い聞かせながらDOCOMOに変わった時でした。
お陰様で あちこちの方の端末を触る機会を得て、i-Phone4はやはり時代を買える端末だったと思わざる得ないわけです。
 
発売当時なのですが 国内の端末ではSnapDragonの搭載されたものも登場しており ハードウエア的にはそう違うものではなかったのですが アプリケーションの出来が違っていました。
捨てるものがはっきりしていれば それなりのことができるわけです。
たとえばFlashの対応もそうで、Galaxyの速度を持ってしても PCように作られたWEBページのFlashは重くて 開いた途端同じ端末かと思わせられる状況に陥るのです。
それがなまじ再生できないもんだから そういったところに至ってなお速度の低下も感じる必要がないわけです。
ゆえに、快適だというならそういうことなのです。幾分ジョブズの主張も分からなくはないと思わされるわけです。
ゆえにですが ようやくハードウエアの速度が回線速度を上回ったと実感させられたわけです。
いままでも WindowsMobile端末ですら感じたわけですが、ページの切り替わりや画面のリフレッシュのたびにCPU側の負担が大きく それ以上の時間を他で待っているので速いと思えどどうということはなかったのです。
i-Phone4ではそれが 単純に遅いのは「回線」だと思い知らされる結果になったわけです。
結果的にSoftbankは回線改善計画なるものを出さざる得ないということになったのだと思うのですが WILLCOMの買収も大きなポイントだったと思われます。
 
E-Mobileは回線提供業者として注目を浴び、モバイルルーターという概念を皆さんに認識してもらうことに成功しました。
一昨年ではPC専用モデムだったものだったのが、i-Padだったりi-pod touchだったりだけではなく i-Phone4にも回線を提供しています。
同じHSDPA 7.2Mながら SoftbankよりもE-Mobileが高速だということを宣伝しただけの結果になったわけですが 料金的にも有利さが働くことや
ゲーム機PCなどの接続も可能だということからも 利点は少なくなかったのです。
WiMaxの本格的な普及も今年だったと思います。
年半ばから ルーター型の端末を無償で配るなどの政策で普及を図るものの中途半端さは否めません。
やはりライバルがいないものは盛り上がらないというかなんというか・・・今年のLTEの普及がWiMaxの普及のカギとなるだろうことは予想がつくあたりが面白い限り。
AUの3G+Wimaxというのがデータ通信端末ではありますので おそらく両者のつかみ具合のチューニングなど進められているのではないでしょうか?
単純にHTC EVOなどをそのまま出すこともできたのでしょうが、それをしなかったというのは複数のデータ通信規格を1台の端末に集めたことによるバランスのとり方が難しいということではないかと。
関係しているのかどうかわかりませんが、以前 CDMAWiMaxの端末をお借りしたときには WiMaxの利用が少なく速度的な利点を味わいにくいというようなことを書いていますが
先日、新しいタイプのものをお借りしたときには 自動ではなく手動で切り替えるタイプとなっており 端末の違いもあるでしょうがWiMaxの使い心地がずいぶん改善していました。
ただ、ユーザーに切り替えを任せるのは非常にリスキーな気がしなくもないので そのあたりはこれからの課題というところでしょう。
海外のCDMA規格とAUの規格の違いも間もなく改善するようですので、本格的にアメリカで販売されている端末が登場してこないものか期待しています。
もちろん、SIMとの結びつけの問題がありますが IS01のときにその結び付けをとるような処置をこっそり 行われているようなので そのあたりも何ならの手配が住んでいるものと思われます。
SMSなどに関しても あんdろいd限定ですがアプリケーションの提供は行われているので、少ないとはいえ国際化の一歩を踏み出したのではないかと思った年でした。
 
もちろん、Android元年とも言うべき普及の年となり
Xperiaからスタートして、多くの人がSmartPhoneという言葉を理解するようになったと思います。
面白いのは i-PhoneがSmartPhoneのグループにいるということを初めて認識した人が多くいらっしゃったことで
この辺りは他の端末メーカー・キャリアの政策だとは思いますが、無理やりi-Phoneを同じ土俵の上に引っ張り出した形となっています。
同じグループとなった途端、比較対象としてAndroidがみられ お財布だったり、メールだったりと 日本の携帯電話として当たり前の機能を搭載することで i-phoneと携帯の中間あたりにいるような感覚を植え付けることに成功したのは大きな成果だと思います。
i-Mode の機能のほんの一部 メール機能だけがAndroidで使えるようになっただけで、まるでi-Modeのすべての機能が使えるがごとく錯覚している人が私の近くにも沢山いましたから 広告の力というのは偉大です。
他にも、純国産をうたった Androidの登場が年末に集中して 日本の携帯電話製造会社の悲しいニュースが一般紙にも出てくるような状況でしたので まるで日本の会社が反撃ののろしを上げたかのようなイメージも大きな原動力になったと思います。
本当はそんなに簡単なものではなく、差はすでに大きすぎて、大学卒で仲間を5人ほど集めた会社が販売数でPanasonicに立ち向かうよな状況なのですが 良いイメージは大事なことです。
 
世情はともかく、私的には昨年も多くの端末を入手しています。
メインのSamusung SC-01Bはほぼ一年使い続けています。
この辺りは安心感などが大きな理由となりますし、バッテリーの問題が大きなポイントとなっていることが否めません。
じいっさい、BlackBerryを何日か持っていたことはないのですが 他の端末で同じぐらいの利用頻度で これだけバッテリーが持つのはNOKIAを使って以来これぐらいだったということなだけです。
途中で使ったT-01Aなどはこれにくらべれば・・・・なわけです。
それでも、いくつかの種類の端末を入手しています。
希望は絶対なる1台なわけですが、実は望んでも得られないものだと気が付いてながら・・・なわけです。
キーボード付のスライド端末ですべてをと思うのですが 今のところ成功してはいません。
以前も触ってぜひにと思ったのがAcer M600のキーボードだったので入手したのですが やはりメモリーとCPUが最新の機種に比べてという感が否めない。
このままで、現行のスペックがあればと思う端末でした。
もう一つはやまり目の問題、細かすぎて4インチ程度のWVGAで頑張って文字を表示してくれると 目につらいというか読めません。
かといってそれ以上大きければ電話として持って歩くには辛すぎるわけです。
結果的に瞑想が多くの端末を入手するに至るわけです。
ここにきて、Androidも出そろったわけですがそれ以前にとりあえず何でもと入手したIS01
思いっきり遊んでみたくなったN900などと 楽しむことができました。
 
今年入手の多いものはモバイルルーターでもあります。
1年で5台は多すぎると思いますが これも満足できていません。
バッテリーの持ち時間と安定性、設定のできる範囲と 長所短所が織り交ぜられています。
WM3500Rが最終のものですが こちらはファームウエアの更なる改善を望みたいと。ハードウエア的には満足しております。
回線品質の問題(えらいですね)もありますが しばらくはWimaxに期待しております。
 
PCも数台入手しております。
やはりここに書くべきはMBOOK SEとVAIO Xです。
MBOOK SEは不完全な状態ながら Windows7を使い非常に安定して使えています。
画面のサイズの問題はありますが、使えるなら現状かなり何でもできる端末の一つです。
わずかですが1.6Gが1.33Gから変わっただけでこんなに快適なんだという点は 字妻メモリーの効果が大きく メーラやDBなどSSDのアクセスを煩雑に行うアプリケーションを使わない限り不満は出ないレベルです。
外出時にPCを持ち歩く習慣があるのですが、これで一気に重量は半分以下になったわけです。
そして、入手したばかりのVAIO Xです。
薄く軽量なボディ、比較的大きな画面サイズ、入力で何とかなるキーボードと 仕事で使う上での要件がそろっていることと、何より大きな点はWiMaxが内蔵されていること。
インターフェースの消費する電力を除けばWANでもWiMaxでも内蔵のタイプの消費電力は恐ろしく低くなっています。
特にPCで使う場合にWiMaxは正直Wifiを利用しているときとそう変わらないレベル。
それでありながら 液晶画面背面のアンテナは大きくダイバーシティタイプで非常に感度が良いことからも これを搭載した端末がほしかったのです。
Wifiが接続されるのと同様、何の手続きもなくつながっていて使えるのは非常に大きなポイントです。
 
まあ、つらつら書いているのですが
結果的に絶対なる1を求めて迷走し1年で多くのものを入手して使えていないものの山を作ってしまったということ。
一昨年も同じことを考えていて やはりこの始末です。
ここひと月ほどで入手した端末たちは 私の意識を変えてしまうほどの事だったのですが それが変わるのか自信がありません。
新しいものを求めて 手に入れるものの持ち主が古いままです。
今年こそ買われる年にしたいものだと・・・・



written by HatenaSync