HandHeldに求めたもの

古い話で申し訳ないが 既にPalm pilotを使っていた時期の話。
大半はめんどくさいので アルファベットでローマ字そのままなんてのもいっぱい混ざっていたころの話。
自慢じゃないが ローマ字で書かれた日本語をスムーズに読むことに関しては今でも自信があるほうだ。
このころ培われたものだと思う。
考えてみればこのころからこちょこちょものを書いていて 人に見せていたか見せていなかったかぐらいしか差が無かったわけです。
成長しないという事だろうか??
ノートPCも既に持って歩いていたりしたわけだがこのころのノートPCは 電源があれば使えるPCという位置づけの物。
1時間と持たないバッテリーだったので とてもとてもそとで使おうなんてなかったわけです。
それでも無理に持ち歩いていたので コンセントのあるお店が行動範囲にポイントされていて そこを回るという考えてみれば回遊魚のような生活をしていたわけです。
そして、ハンディワープロがあって ハンドヘルドPCが登場した。
 
Palm Pilotの画面解像度をご存じだろうか?
QVGAという最も廉価な携帯電話でも今は採用されていないだろう解像度だろうが、当時ハイエンドと言われたPocketPCに最初に採用された超高解像度ディスプレイでした。
これが超高解像度(まあ、カラーだという事もあったのですが)というぐらいですから 半分ぐらいしか解像度の時点でなかったわけです。
故に、現状では32x32ビットぐらいを最下限として表現される漢字も 16x16ドットという当時の標準の漢字を表示してしまうと 横に10文字しか表示できない。
例えば予定を書き込むと 時間が左に出ているので実際に書ける文字が4文字ぐらいでは何も書けない。
と、いうわけで 超圧縮フォント12x12だったり8x12だったりというフォントを入れて稼いだりしたわけです。
詳細な部分は潰れていてもなんとなく読めたりしたわけです。
そんな時に 横幅640ドットだったり480ドットだったりするハンドヘルド機がでてくれば これしかないと思いこめたわけです。
ましてや標準で日本語のIMEを搭載しているとなればこんなうれしいことはないわけで 多くのマニアは飛びつくこととなったわけです。
なぜマニアかというと、当時PCそのものの普及率も高くなく その先にあったこんなものを普通の人が目にする機会すらなかったからなのです。
少ない情報を集め、お財布にお伺いを立て(なぜかいつも丁重にお断りを入れられるのだが・・・ ああ、今でもか)とち狂っていたわけです
 
実際入手して文章を・・・・ってことはなく、買ったらうれしくてしょうがなくてみんなで弄り回して
クロックアップだったり、DOS窓だしたり、海外のプログラムを探してきて入れたり・・・とかとか
壊れるまでいじり倒したわけです。
文章を書いているどころではなかったのです(笑
結構、これでPalmの〜を動かすとかもあって、さすがにあの入力を真似するところまではいかなかったものの 予定表だのとかは 似たものを入れたりしたわけです。
結果的には この当時から二台持ちなので 両方に入れるのはめんどくさいので Palmを使うとなっていたわけです。
ようやくPalmも日本語だったりしたこともあってなのですが・・・・
 
ふと振り返ってみて、最近Galaxy TABという端末をよく使っています。
「キーボードが無いという事」がどうなんだ??という事はあるものの それなりに使えるもんだと正直感動しています。
カーソルキーに該当する機能が常時欲しいというのはありますが それぐらいであとはそんなに困っていません。
じゃあ、SmartPhoneだと困るのか?と言われるとそうでもないわけで ブラウジングもメールも それなりにこなしてくれる良い子なわけです。
一つ大きく違うのは通信環境の存在で いまやSmartPhone側とTablet側のデータは同じものに同期されている事です。
もてなきゃ意味が無いと、小型軽量を追求してきているわけですが 思った以上にTABの快適さに驚いています。
キーボードがということであれば IS01も直前に購入しているのでどうだとなるわけですが こちらは結局使いこなせなかったわけです。
キーボードが付いているからこれが良いと思ったわけなのですが・・・・・
 
振り返ってみるとですが、大きなファクターになったのは二点
一つは通信環境です。
実はTABにはSIMを入れているのですが 大半を会社と家で過ごすのでWifiで動作していることが多いわけで IS01とその点でどうしても問題があるというわけではないのです。
そうではなく Exchangeとの同期機能です。
OSのリビジョンの違いで IS01にはExchangeとの同期機能が無く、TABにはあります。
Googleを使えと言われそうですが、やはりExchangeを信用しているわけです。ここ数年来問題なく動いていますので。
Xperiaのように同期ソフトが標準でインストールされていればその点において感じる事はなかったと思うのですが そのあたりアプリケーションを選択する事すら(周りは2.2だったので話題にもならなかったので評価が聞けなかった)できなかったわけです。
TABに関しては OSそのものの同期にExchangeが選択できるので 何も考えることもなく予定などは流れてきます。
で、もう一つはサイズです。
SmartPhoneとしては大きいほうなのIS01ですが、TABと比べれば小さいわけです。
TABのサイズがベストかどうかに関しては賛否両論という所でしょう。
ただ、i-Padは重すぎました 私にとって。
別にi-Padのサイズのものがどうだという事はないのですが、あれほどキャラクター力のある端末があるとどうしてもそれに似せてきてしまいます。
大きさや重さなどがそう変わらないものとなっていて 他のそのサイズの端末の多くが近い重量となっています。
この辺りは Appleがこうだから 軽量化は頑張らなくてもというより 発売を急いでそこを追求するよりになったのだと思います。
故に少しサイズが小さいものに挑戦的な商品が多く、いろいろな尖った仕様をもっているのは小さいサイズのもののように思えます。
TABも サイズ的にはずいぶん小さく映るわけですが そのサイズ以上に重量などは低減されています。
言葉通り 大きいなSmartPhoneというイメージで出来ています。
そして、そのサイズが高解像度になりすぎた携帯電話の画面を 普通の画面に引き戻してくれるわけです。
 
この画面をしても小さすぎる印象は否めません。
それでも、SmartPhoneよりはずいぶん大きな画面です。
全体を見渡すようなWEBブラウザの縮小表示にしても多くのサイトで見出しぐらいは視認できます。
検索用に文字入力をしても その文字のサイズは普通に読めるサイズです。
特に移動中、電車に乗っているときに普段は読めても微振動がかかると小さすぎる文字は見にくかったりしますが そういったことが少ないわけです。
考えてみれば・・・・なのですが
むかしHandheld時代に Handheldを使い高かったのは本当にキーボードだけだっただろうか?
「まるでPCのような」という表現は良く使ったのですが それは画面の広さだったのかもしれないと思うわけです。
小さな中にきれいに表示する技術はここ二年ほどで飛躍的に進歩したと思っています。
携帯電話のブラウザーの閲覧性は驚くほど向上しました。
その技術を持って少し小さめの画面を使うTABで見ているわけですから 普通に見れているという事かもしれません。
むかし、Handheldを持っていた時のような二台持ち体制に 小さいものと中くらいのものを二つ持って出るという体制で
その当時のポーチなどをひっぱり出してきて ちょっと思い出したりしてみたりするわけですが・・・・・
 
ともあれ感覚を共有できる方が最初に書いている通り 当時の普及率では・・・の僅かな方なので正直いないんじゃあ?!
written by HatenaSync