IDEOSを入手しました

Xproleという端末をご存じだろうか(って本当はそれに姉妹機の話なのであるが もっとマイナーになるのでこれでも少しでもメジャーなもので話をしている)
確かシンガポールのGroupe Sense PDAという会社の商品です。
その中でも G18という端末はすでにTreoのヒットがあってなのでしょうが OS5シリーズが出ていたのですが 古いライセンスの安かったPalm OS4に独自のアプリケーションを組み合わせて電話機能を持たせたものでした。
2.2インチのローレゾワイドという世界的にも珍しい解像度の画面で、Grafittiと言われる独自の入力エリアも グラフィックで表示する 日本でいえばSONY NV-70Vなどのローレゾ版をイメージしてもらえればわかると思います。
私の持っていたOEM機は 33MhzのCPUで動いていましたから今考えるとすごいことです。
 
PalmOS4はかなりこの当時でも古かったのですが、通信関連に関する改良などを大きく加えられたOS5シリーズのように日本語化で困ることもなく、価格も安いことから軽い気持ちで購入したのですが 2005年ごろはメイン機として使っていました。
それでもシングルタスクならOK!!というわけですが 今思い起こせばけっこう日本語変換などで 「ん?」という時間がかかっていたようなきもします。
ローレゾですので日本語表示が非常にさびしかったことと、GSMという電話の規格で日本では全く使えないこと、Wifiなども搭載していないので 結果的に通信できない端末でしかないので 少なからずX-Proに関しては日本では私と、もう一方ぐらいしか持っていないのでは??と思われるほどレアな端末となったわけです。
現在もサイトは残っていてます。端末は掲載されていないのですが
http://www.xprophone.com.tw
電話のできるMiniPalmは絶対ブレイクするだろうなんて自分では思っていたのですが、気が付いたら結果的に跡形もなく・・・・なわけです。
今ではTreoの名前だけが残っていて Palm OSもACCESSに移管されています。
まあ、回顧に走ってもしょうがないのですが 小型の使いやすい端末は何でもできる端末とは別のユーザー層を捕まえるだろうと。
一般的なSmartPhoneが7〜8万だった当時2万円台で入手できたこの端末は・・・・
 
Androidは 当然ハイエンド端末からスタートして 現在のハイエンドはGalaxy SとかNexus Sとかになって6万円強というところでしょうか?
そしてI-Phoneは独占だから別としても 他のSmartPhone類と異なるのは そのラインナップの中に低価格の廉価機がすでに凍傷していることでしょう。
1GのCPUでは 基板の設計も大変で 層を増やしいて対応する等コストを引き上げているのですが それを少し抑えた600Mクラスとなると一気に価格が下がります。
一時器話題になった中華パッドなども600MクラスのCPUを搭載して1万円台という驚異的な価格を実現していたわけです。
それらに通信機能を付けて販売すればHTCの純正端末も 店頭でうまく買えば3万円台を割ることがあるという価格になるわけです。
一流メーカーでそうなのですから、一般的な通話専用の端末を今まで作ってきたようなメーカーから登場したものは2万円出せば買えるという形で出てきています。
表題のIDEOSは通信カードなどでは登場している ファーウエイの発売した廉価版のAndroid端末です。
ファーウエイはE-Mobileでよく使われているメーカーで〜HWという型番のついている端末はここで作られているものです。
600MのCPUとQVGAの画面は廉価版にふさわしく(実際はもう気持ち遅いCPU)、樹脂製のボディは何も飾ることなく樹脂ならではの派手な色で重厚感などはみじんも感じさせられません。
そして100gの重量は 悪い言い方をすればすかすかなんじゃないのかというような感じにすら映るものです。
日本通信用として販売されているものでAMAZONで2.4万円ぐらい。うまく海外版を買えば 買い物隊さんでは1.5万円で送料込というものもあったようです。
E-MobileからはSmartPhoneではなく、PocketWifiのバリエーションの一つとして売られているわけです。
 
興味はあるものの、すでにハイエンドなものを使っている私が手を出すことは あまり考えられない。
勢いで店頭で買うレベルと思ってたわけですが、それを押して買って使ってみたいと思わせたのがGrafittiの存在です。
思い出されるのは X-Proを使っていた時の記憶がフラッシュバックしたわけです。
実は、ファームウエアのアップデートを行っていないSC-01Bの調子が悪く 初期化をしなければいけないことなども加わったことと 数日前に書いてますが販売店さんにご迷惑をかけたのではとか色々な事があって
その上ほしくなったらこりゃ困ったねとなるわけです。
で、昨日到着となったわけです。

アップにして

どう考えても重厚には見えませんよね。でも考えようによってはPOPなものでもあるわけです。
画面は こんな感じです

 
正直、遅いです。
アプリケーションを選択したときに、選択したかどうか疑いたくなることもあります。
文字入力してバックスペースで何文字かまとめて消すと1テンポ遅れたりすることはあります。
それでも、まぎれもないGraffitiの使える 小型端末となったわけです。
時代に時代的には逆ですが 当時ワイドだったX-Proにたいして4:3のIDEOSは画面が狭くなります。
それでも もともとの解像度の関係でその当時よりはずっと文字数は増えました。
画面で複数行の入力が見えなくなることもありますが これもご愛嬌。
良いのはやはり価格で 以前から思っていたのですが本当に端末が軽くて小さければ ポケットの中に投げ込んで使えると・・・
そう思っていても価格だったり、サイズだったりでできなかったわけですが これはそういったことを気にせずにポケットの中に。
DOCOMO 128K通信で朝から使い始めました。
バッテリーの持ちなど未検証ですが サイズは、扱いの楽さは何より快適です。

written by HatenaSync