敗北の歴史

Galaxy TABを車載するとこんなに便利だと 書いていて、一つはカーナビとして、ストリーミングプレーヤーとして便利だと書いてきたわけですが
それだけならポータブルカーナビとそう違わないわけです。
それ以上の機能と展開があって・・・・なんて思うわけなのですが。
 
いまのっている車は Toyotaシエンタという車なのですが ちょっと気になるところがあって ときおり低速時にノッキングするのです。
これは振動と音で分かるわけですが・・・・
そもそも車というのはピストンの中にガソリンと空気の混合気を送り込んで スパークプラグ(点火機)で火をつけて燃焼したときの力でピストンを動かして動力を得ているわけです。
混ざった混合気に火をつけるときのタイミングなのですが ピストンが混合気をいっぱいに圧縮したときに火がついているアニメーションをよく科学番組などで見るわけですが じつはあれでは間に合わないのです。
スパークプラグに火花が飛んで燃焼を起こすわけですが 目で見ると一瞬なのですが それでも伝達するには時間が必要となります。
現実は圧縮が終わる直前に火をつけて上死点を越えたあたりで爆発力が最大になるように設定するのが最も効率が良いわけです。
ところがエンジンは回転数が可変するので エンジンの回転数が上がれば上がるほどスパークプラグで火をつけるタイミングを速くしてゆくわけです。
逆に回転が遅くなれば遅くする。
昔はエンジンの回転数と同調する回転するディスクにつけたおもりの遠心力でタイミングを変化させたりしたわけですが 現在はコンピューターが制御しています。
まあ、進角というやつなのですが。
じゃあ、余裕をもって設定すればとなるわけですが、そうすると最も爆発の力の大きい時を動力として使えない。
燃費の面からも パワーの面からもぎりぎりまで進角を進めて(速くして)パワーを稼いでいるわけです。
ところが、この進角が早すぎたときなのですが ピストンが上がっている瞬間に引き下ろす力が働くわけですから ピストンが上がる力と爆発する力に挟まれて壊れてしまったりとなるわけです。
実際はデジタルではないので 最大の爆発力と言えど徐々にパワーが高まってゆくので前もって兆候があって 上がるピストンに抵抗が出ると振動音が発生して これをノッキングと言います。
この振動をとらえるノッキングセンサーから信号が出れば 進角を遅らしてエンジンが壊れないように制御するわけです。
エンジンから低速時に「カンカンカン」なんて音がすればこれです。
 
私はアナログで前述の遠心力でコントロールしていた世代の車に乗っていたので そういったものには敏感で常に気になります。
もちろん体も感じているわけなのですが
で、ここはそのあたりを探る方法として思いついててないしたのがこれです

実は最近の車には こんなコネクターがついていて

OBDという国際的にも決められたコネクタープロトコルで 車のコンピューターから上がってくる情報を調べることができるようになっているわけです。
そして、これはなんとBluetoothでその信号を送ってくれる優れものなわけです。
そして、Androidマーケットにはこれを使って車の状態を調べるアプリケーションも複数存在します。
そうなれば車のモニターを兼ねた使い方は ポータブルカーナビではできないわけです。
思いついたときはやったーとなったわけですが。
 
接続はPCでもOKなので

データが来ていることもターミナルで確認

とりつけもしっかり

で、なぜAndroidの画面じゃないかというと・・・・
そう、ここもガラパゴスだったのです。
トヨタの国内販売車種では独自の解析システムを利用していて 国際標準的なODB2の書式ではないようで どのアプリケーションも動かなかったわけです。
もちろん、接続に失敗しているだけかもしれませんが 見てのとおりデータを読み出すtころまでは来ているわけです。
なのに動かないわけです。
なにか新しい展開があるといいのですが とりあえず敗北という事で・・・・


written by HatenaSync