HTC HD7は買っちゃいけないと思う

前日書いた通り、香港で入手しました。
CSLのSIMカードを音声通話用に刺して あとはWifiルーターで使っても 最初にSIMカードを入れておけばそれでOKなわけです。
で、ほかの偏り幸運なのは、使い始めた瞬間に ROMアップデートがあって 最初からコピー&ペーストも普通に使えました。
そして 一応ブラウザが使えることと Exchnangeが使えることが確認できて、Marketからアプリケーションもインストールできるようになって 逸翁使える状況になったという所までは書いていました。
なんでもそうですが購入したすぐの時にはうれしくてうれしくて 結構私もほめていると思います。
特に先の事を考えてとか、そういえば前回も言ってました。
NOKIA N900は新しいプラットフォームとして今後のエンターテーメント系の端末はこのプラットフォームになるんだと。
唯一、携帯端末としてそれを試せるのはN900でただの音楽プレーヤーとしても32GのSSdがあればこの価格なら全然満足と言って購入したわけですが
これがWifiだけで使ったとしてもびっくりするほど安定して動いて、キーボードも恰好お気に入り。
日本語入力に難がある以外・・・・とか言っていて 帰ってきて数か月で上った梯子をひょうと取られちゃったと。
もちろん、大きなスピーカーの付いた携帯プレーヤーだったりして今でも結構登場回数の多い、SmartPhoneとしては異例な使い方をされる端末としているわけなのですが・・・・
 
まず、HTC HD7ですが、基本的に・・という前にまずこのページを見てください。
http://blogs.shintak.info/archive/2011/04/02/55292.aspx
今までの感覚で使い始めると違和感が先入観としてあって 端末をぜひ触る前にこのビデオは見ておいた方が良いと思います。
日本語ですし。
最初から言っときますが、進められない最大のポイントは日本語化がまず出来ない事。
フォント的にはありがたいことに日本語の表示できるフォントとエンコードは最初から内蔵されています。
かなりの確率で日本語表示そのものが無理だという事はないのです。
ただ、これが入力となると話は違います。
OSがわでシングルタスクであるWP7でバックグラウンドで動く別のプログラムを増設するとなると OSのファンクションだけを使って実装するのは難しいかななんて思っちゃうわけです。
今回、香港にいる間に発表になったOSのアップデートも実施時期も現行の端末への対応も確実に正しいかどうかわからないわけですから。
つまり、日本語の表示をどうしようといっていた時代の Palm端末やSymbian端末を購入するのと実のところあまり変わらないわけです。
AndroidをMode Localeで日本語を実装するのとはわけが違うわけです。
つまり、その一点においてお勧めできないわけです。
 
OSを起動すると、本当にシンプルな画面です。
電源ボタンを押したら壁紙に日付と時間を表示しただけのシンプルな画面。
Androidのロック解除も Galaxy TABでは最初に触った人がi-Phoneと違ってわからないと 書いている人もいましたがそんなレベルではない
この後どうすればいいかなんてわからないわけです。
でも、私の手は当たり前のように 画面の下から上までスライドさせてロックを解除できました。
昔、WnidowsMobileと呼ばれる前に日本に登場したPDAがそうであったように 4.2インチの画面の中にわずか8個しかないボタンしかないラウンチャーボタンだけです。
唯一画面の解像度の高さを表すのは 上のバーの時間表示が非常に小さな字で表示されていることと、まるで印刷されたモックのようにコントラストの高い表示だけです。
アイコンは標準のものは、せっかくWindows7で立体にしたアイコンを馬鹿にするかのような 二色で作られた まるで公共施設の案内板のような 解りやすい略図で表示されているだけのもので 下に小さな字で書いてはありますがこれを読むような仕組みにはなっていないようです。
大きなアイコンが昔のPDAと違う所は 上下に指を滑らすとスクロールしてアイコンが選択できること。
この上下の動きがびっくりするほどスムーズなのです。
このスムーズさは理解されないと思うのですが 例えばAndroidからi-Phoneに持ち替えた瞬間に感じる微妙な違和感がそれで、アプリケーション画面を開いて画面をスクロールする瞬間に一瞬の切り替わりの溜めがあるわけです。
それがほとんど感じられないのがi-PhoneでありWindowsPhone7なのです。
ああなるほどと思うわけです。
 
じゃあ使うとなると、例えばWifiの設定も電話の設定も必要でそれすらないというわけにはいきません。
昨日書いた通り 説明書も何もなかったので といっても見ても英語なので同じなのですが、なんとかと思うまでもないわけです。
右上にある丸矢印が違う画面に導くボタンだと理解することは難しくないわけです。
そのボタンを押しながらスライドさせるだけで 今のWindowsエクスプローラーの詳細表示画面のように左側に小さなアイコンと 文字でそのプログラムの名前の書いたメニューが並ぶわけです。
ぐるっと見回せば ちゃんと「SETTING」の項目があるので選択します。
触ったのはWifiWifiの接続セッティング)、Cellilar(電話の接続セッティング)、e-mail&accountだけ
Wifiは起動すると自動的に電波を拾い始めるのはPcと同じ
選択すれば、WEPキーの入力を促されますので それを入れます。
Cellilarは香港のプリペイドSIMだったので 自動で落ちてくるアクセスポイントでは使えなかったので「CSLP2」のAPNを書くだけ
PAPだとはCHAPだとかいうのは設定するところも見えませんし、W-CDMAGSMとかの切り替えも見つけることができませんでした。
まあ、とりあえず入れればつながったのでそれ以上触りませんでした。
そして、E-MailはAdd An AcouneでOUTLOOKを選択してExchangeのE-mailアドレス(ユーザー名)とパスワードを入力したら自動登録されました。
これでアドレス帳とメールと、予定表が同期されました。
いつも以上にあっという間に終わってしまったわけです。
正直、これってちょっと前に触ってああでもないこうでもないといっていた 普通のいわゆるガラケーとかを使い始めるのと同程度のステップなのです。
E-Mailアドレスと パスワードだけで良いというのはそれ以下かもしれません。
これで、普通に使えるようになります。
 
勿論、これだけで使えるわけでもなくSmartPhoneというからにはプログラムを入れての話なのですが とりあえず電話として使うだけならこれでOkだったわけです。
いや、これじゃあ満足できないよ という気持ちはわからなくもないのですが、この瞬間に多くの人は魅了され始めているのではないのでしょうか?
これだけで使える機能がいくつかあります。
例えばMAPで地図を表示する機能。簡単に言えばGoogleMAPと同じようなもの。
地図がGoogleじゃなく Live Mapのものであるだけです。
まあ、行き先検索と拡大縮小、現在地ボタンぐらいしか設定が無い。
日本の地図は・・・・ちょっと笑いかな
にしても香港ではかなり詳細な地図が提供されていました。
まあ、電話ですから音声通話はともかく WEBはといえば・・・・結構すごいブラウザーが使えます。
現行のAndroid用のブラウザーと比較しても負けてないのではと思うようなブラウザーは確かIE7のエンジンを使っているた様に思えます。
AndroidやいーPhoneのブラウザもそうですが 性能的に過不足はないわけです。
画面サイズと合わせてPCのように表示されて、ダブルタップすると横幅に合わせてオブジェクトが拡大する。
シングルタップで選択できて、スクロールバーの付いた選択項目は 画面を長押ししながらスライドすると スクロールバーの小さなサイドバーをいじることなく上下できて
とか機能じゃなくて 触った感触がそのまま動きにつながるという感じの自然さが良いわけです。
 
メールもメールのアイコンをタップすると 珍しいのがメールの送信者のが大きく表示されて 件名が非常に小さな字で書かれていて
そうなんです送信者さえ特定できればまあまあ困らないんだと思わせられて 字の大きさで区別しているので 両サイドにも行にも仕切りの線が無いわけです。
ただ羅列されている文章だけなのですが それで内容がわかるようにできています。
名前をタップすると 右に向けてスライドされて消えてぐるっと回って右上から斜め下に落ちてくるように名前が画面の一番上に来た途端
本文がその下に浮かび上がるようなアクションなのです。
戻るときも 左に消えて一覧の名前の所にぐるっと帰ってくるような動きが見えます。
無駄な動きながら 切り替わる瞬間のアクションで自分のアクションが間違えてないか確認できるようになっているわけです。
かなり速い動きだと思います。
HTMLメールも普通に、というより全く日本語を意識していない機械とは思えないぐらい禁則処理もきっちり表示されているわけです。
ただ、ただ、メールを読むのが気持ち良いわけです。
もちろん、ブラウザも気持ちがいいのです。
なんとなく ガラスの画面をゆびでスライドさせる瞬間に少しガラスがへこんでアクションが指で感じているように感じさせる視覚効果なわけです。
正直、全然 馬鹿にしていただけにこの感覚は意外でした。
機能さえあればインターフェースはどうでも 客はついてくるんだといわんばかりのWindowsmobile時代を生きてきた自分には信じられない訳です。
 
最初にも書きましたが 日本語がアプリを通じて張り付ける形でしか使えません。
日本国内で使うにはまだまだ我慢を強いられるわけですから決してすすめません。
でも、いや、進めないんですが ぜひ触ってみてほしいと思うわけです。
もう、いっぱいいろんな人に説明したいことがいっぱいあります。
画面を長くタップして、文字列の編集の場所アイコンを出して 修正場所に移動したり
あっ、と思った瞬間に長押しで何もなかったことにできるアクションボタンとか
戻るボタンはアプリケーションを跨いでの移動も可能で、間違えて違うアプリに入ったところで 戻るボタン一つで今まで使っていたアプリに戻ったりとか
YoutubeもHDのものを見せてこうなんだなんて言ったり、Windows7の標準サンプルビデオをこちらに移して見せてみたりとか
ああ、やって見せてあげたいことが一杯あって
ああ、勧めませんよ全然全然
でも、触ってみてください この感触は あ〜〜〜って思えるでしょうから。