スマートテレビって何??

8月の1日に 「ITメディ​アスマートテレビ研究所」というUstreamニコニコ生放送での番組がありました。
既に、テレビでない媒体でこんな研究をしている状態がどうだという話もありますが その時の番組で出てきたのが「スマートテレビ」という表現でした。
言葉としては「SmartPhone」などと同様組み合わせ語として もっと前から登場していたのでしょうが そのていぎを 明確にというかどういうものがそれにあたるのかを議論していたわけです。
実はなまでは見れなかったので 人の話の継ぎ合わせに近い物でしたが・・・・
 
で、その中の議論がそのまま 別の媒体で継続されているようで それがFaceBookにある
スマートテレビ研究所 分室」というところ
生放送で放送の中で話をしていた人が参加する Wallとなるわけです。
http://www.facebook.com/smarttvlabo (要 FaceBookアカウント 見るだけなら確か持ってなくても可能なはず・・・)
そこでは未だ議論が続いているわけなのですが
 
ちなみに私はテレビの未来をあまり楽観してはいません。
マスメディアと言われているテレビなのですが 圧倒的なユーザー数の上に成り立っているメディアです。
視聴率で1%を取った場合 日本の人口を1.2億人ぐらいで計算しても100万人単位の人が見るわけですからその訴求率は素晴らしいと言えるわけです。
他に秘するメディアがあるのか?と言われると無いわけです。
ところがここ数年「〜〜ショック」という言葉がテレビ業界の中ではささやかれているわけですが その広告の有効性に関しての疑問が出てきているわけです。
例えば ビデオの存在です。ここでいうビデオはhddであれ bdであれ dvdであれ記録してみるパターンのことを言っています。
広告そのものに次元性があった場合 例えば明日のイベントの広告だったりすると 録画されたものは無意味なわけです。
他にも、広告が放送されても 録画なのでその部分をジャンプされたり、アニメではよく聞く言葉ですが「cmカット」なんて作業がでてくると既に拒否しているわけです。
勿論、トイレに行くタイミングに使われたりしても効果が無いわけです。
つまり効果そのものを疑われ始めたわけです。そして広告主が減らす傾向にある事。

他にも、その高額なコンテンツの製作費で 広告コストが高い事。
広告規模が大きいという事は当然コストが高いという事で 地元中小企業では払える額では無く 広告主を大型企業に限定してしまっている点です。
それに対して ネット広告などは「成果型(アクセスされた数分だけの広告費を払う)」や「相手先指定型(例えば検索エンジンのキーワードに合わせた広告等)」等エリアや人数を限定する事で安価な広告方法を確立して そちらは 個人企業から大企業までむらなく顧客としているわけです。
いくら高額な広告の少数精鋭というスタイルを貫いたところで 不景気になったりすれば一気にその需要が減ってしまうわけです。
上記の効果の確認の問題と重ねると ちょっと考えてしまう状況にあることです。
 
なにより、マスコミそのものに問題がある場合
マスコミの不祥事や不透明性などが問題になった時に そこに広告を打つことが逆効果になることもあります。
放送される番組についても 下品であるとかが評判になると視聴率がいくら高くても企業イメージの事を考えると採用できないパターンが出てきてしまいます。
ただ、テレビとしては視聴率が最大の関心事なので 下品であろうがなんであろうが視聴率のある番組を作り続けるうちに 意識が広告主と乖離してきてしまったわけです。
かといって視聴率が低ければ 広告の収入も減るわけですから それはテレビ局としても困るわけです。
視聴率が低くても広告性の高い番組を作るという事が出来なくなっているわけです。
で、結果的に即物性のある通販番組などが出てきたりするわけです。
csなどでは1日の半分は通販じゃないかと思われる番組もあります。
 
この状況でテレビを見ろというのも習慣で見てはいるがこれ以上増えるかというとそうでもないわけです。
地デジ化と一緒にテレビを辞めた人がたくさん出てきているわけです。
 
また、ハード的にも各自の携帯にワンセグが付いていてテレビが見れて 個人でテレビを複数台持つ時代になると わざわざリビングにみんな集まってみる必要もなくなり 個人単位で見ることとなる。
皆で見ていたから面白かったというものは人気が無くなり、個人を対象にした番組が増えると 余計にみんなで見たりはしなくなるわけです。
大型テレビも今のテレビの置き換え需要としては良かったのでしょうが、必ずしも家族が集まってみるという時間が減れば おのずとすたれてしまうわけです。
みんがTabletをもって 個人テレビの方が便利なことも多いわけです。
じゃあ、そのなかでどういったコンテンツを持ってくればいいのかと言われると難しいわけです。
ただ、今のSNSが 例えばTwitterFacebookが画面に出てくるだけでスマートテレビというのはつらいわけです。
大体Twitterなど個人のアカウントの物は 家族中が見ているテレビに映されると困るわけですから 映して嬉しいわけはないのです。
家族が見るとしてはダメなわけです。
オンデマンドも1番組辺り購入しやすい300円ぐらいと言っていますが コストがかかるものは難しいのではないかなと私は思っています。
 
テレビ局は利権の問題を除けば、多くのコンテンツの蓄積が現在もあるわけです。
インターネットの広告のように 再生された回数に応じた広告など 低いコストからの導入のできる広告を考えだすなどの方法論は必要となると思います。
アニメの好きな人なら 好きなアニメを例えばファンクラブで買い取って Ustreamingのようにだれでも参加できる形で 放送してみんなでコメントを交換するなどという オンライン集会のようなものを開いたりも出来るわけです。
それも高画質なコンテンツで可能なわけです。もちろん版権的にも問題はないわけです。
そういったものが豊富に出てくると、オープンすぎる回線より 安全で高画質なものに集まったりするかもしれないななんて思うわけですが・・
このあたり皆さんの議論が集まってきて楽しいですよね。
 
もし、興味があれば
http://www.facebook.com/smarttvlabo
なんかに参加されたらなんて思うわけですが

written by HatenaSync