Galaxy Tabが壊れた!?

先日来、時折アプリケーションが終了せずに固まったりとGalaxy TABが調子が悪く 気が付いたら充電が止まっていたことも。
とりあえず、再起動をして凌いでいたのですが、一日に数回しなければならないとなると とっても使ってられないわけです。
特に、メールの受信等をしているとよく固まるので Twitterでつぶやいてみたりしながら・・・・
で、昨日にとうとう 完全に変になりました。
それも、嫁さんの実家に出かけた帰り道、車で走っているときに・・・・・
車を止めて弄りたいのは山々馴れど家族を連れて高速道路の上でという訳にもいかないので 何度か再起動。
起動はするもののロック画面を解除しても砂時計状態でそのままいつまで待ってもそこから先に進まないのです。
 
心配した点は二点あります。
一つは車載をする手前 直射日光にさらされる背面はかなり熱を持ち、先日も「バッテリーの温度異常の為充電を中止します」とのメッセージがでありするわけです。
これがバッテリーにとっても言い訳はありませんが 中の回路にとっても同じです。
何か対策を考えなければ・・・なんて思っていたころです。
もう一つは、OSのアップデートです。
OS2.2から2.3にアップデートしたときに プログラム及びデータはそのままという非常に楽なアップデートを行ってくれたわけです。
全く何の設定もいらずに これはいいと思った訳ですが なかなかそういう訳にもいかなかったわけです。
いまでもいくつかありますが 2.2から2.3ではネットワークアクセスの仕方などが変わっていたりと変更点がありその関係で強制終了するプログラムもあります。
以前にRootを取ったことがあったりするので、それらの影響もないとは限りません。
特に強制終了するプログラムは厄介で終了時に プログラムアイコンに意味のないアイコンが増えたりという事もあるわけです。
何故か再起動すると消えたりするので それほどの問題ではないと思ってはいるのですが・・・
 
もう、初期化しかないと決断をしたわけです。
初期化方法は〜を押しながら電源を入れるとかなので その前にやっとくこととしてはSIMカードを抜いておいたり、マイクロSDを抜いたり。
家に帰ってからの作業となるのは インストールしてあるプログラムはメモしとかないと忘れてしまうとかの理由があるから。
有料で購入したプログラムはちゃんと記録があるわけですが そうでないものは・・・なのです。
とりあえずμSIMだけでもと思って 設定からマイクロSDの抜き取る為の処理を行おうおとして見ると 
マイクロSDはアクセス不能なデバイスで 容量は1.7Tだそうです。
そうか、1.7Tか・・・・・って 「おぃ!」と思わず突っ込んでしまいました。
桁を間違えたのかと 指を折って数えてみたりして・・・・
とりあえずアンマウントできなかったので電源を切って 抜いて入れてみると まあ、驚くほど起動が速い。
念のためにマイクロSDを入れてみると 全く認識もされない(笑

こんな場合試すことはカードがダメかインターフェースがダメかなのですが
丁度、というかみんな持っていると思いますが札入れに マイクロSDが入っていますのでそれを入れてみた。
こちらは何事もなかったかのように認識した。
「犯人はお前だ!!」
と、コナン君張りに叫んでみたかったのですが 流石に家族の前では恥ずかしい。
というわけで原因の特定は済んだわけです。
ちなみに入っていたのは Galaxt YABを購入したときに箱の中に同梱されていた4Gのものです。
 
考えてみれば当たり前というかみんな心配しなければいけない事だったのです。
一般的にフラッシュメモリーには寿命があります。
物理的な性質変化をメモリーに使っているので 性質変化が出来る回数に限界があるわけです。
故にそのための仕組みも持っているわけですが 基本的にはそういった用途にはあまり使わない記録媒体となっているわけです。
例えばHDDの代わりに使ったりすると テンポラリーと言われる一時ファイルなどを作ったり消したりを繰り返すと何かするたびに回数がどんどん増えてゆきますし、目次にあたる部分などは場所も変わらず同じところをファイルの書き込み・変更のたびに書き換えるわけですから この部分だけの疲労は他に比べてなんばにも高くなるわけです。
ところがこの目次の部分が壊れると アクセスできなくなったりと障害が起きるわけです。
デジカメなどのメモリーカードに向いているのは 同じエリアに書き込む回数が分散しやすいからなのです。
ちなみにSSDなどでは壊れること前提で 書き込みできない場所が出来たら もともと予備エリアが作ってあってそこの部分を代替えにし見た目何もなかったかのように動くようにはできています。
しかし、SSDも崩壊は避けられないメディアです。
仕組み的にその部分の保護機能を持っていない SDカードはそういった用途に本来は向いていないのです。
 
Android OSは2.2以降から新しい機能が一つ付いています。
外部記憶装置にプログラムを置く機能です。
スマートフォン内部のメモリーでは無く、ここに出したマイクロSDにもプログラムを置くことが出来るようになりました。
プログラムを置けるだけでなく そこから実行が出来るようになったので どうも一時ファイルもそこにできているようです
ファイラーなどで見ると解るとおり 〜〜〜.tmp等のファイルが沢山出てきます。
本来得意な仕事でない 不特定の回数を書き換えるという仕事につかされるわけです。
RSSリーダーや、時間同期型のプログラムなどでは 煩雑に一日何度もの書き換えが発生しているはずです。
つまり、品質の安定性を考えるなら 稀にでしょうが突然動かなくなる事態が想定されるデバイスなわけです。
 
私のGalaxy TabはそのμSDの富下記の障害で発生した問題でこうなっていたわけです。
ではと、そのマイクロSDをチェックしてみるとエラーがいくつか出てきます。
修正プログラムで(おそらく代替えトラックをフォーマット的に割り当てる)で修正してみると欠損したデータはなかったようです。
メモリーカードはHDDと違い エラーが出始めたから その影響がどんどん広がるというような特性は持っていません。
それは 目の前で買った10人が外れたから 自分の買う宝くじの確率が上がったと言っているのと同じレベルなわけです。
HDDの場合は、一部欠損があると その原因が埃や傷なので広がる可能性が低くないわけです。
修正したマイクロSDをTABに戻すと 何事もなかったかのように動いたわけです。
 
フラッシュメモリーは書き換えに制限のあるメディアです。
取扱いに注意する必要のあるもので 今までのOSではそこにプログラムを置いて実行させたりはあまりしなかったわけです。
それが最近の技術の進歩とは思われますが 安定性が上昇したことでこういう使い方が出てきたのでしょう。
例えばこのフラッシュメモリーの部分の交換できないスマートフォン等では この辺りがおかしくなると本体がそのまま使えなくなってしまう可能性もあるわけです。
もちろん、私のようにマイクロSDの不具合で本体が使えなくなることも。
冷静に考えれば技術的に当たり前なのですが 余に便利に使っていて忘れがちになっているなと少し反省。
ここは疑うべきところだな
written by HatenaSync