Windows Home ServerをクライアントOSで使う・・・・

そういった内容の記事が出ていました。
一応読んで まあ面白いなと思うわけですが 幾分気になることが
それはライセンスの問題です。
つい最近、WindowsXPの販売で面白いライセンスの取り方を・・・なんてグレーに近い白のライセンス形態を紹介したわけで
その際にも「利用を限定したライセンス」というような書き方をしたわけです。
WindowsHomeServerに関しても Windows Server2008R2のサブセットという表記を私は良くしていますが まさにその通りの内容だと思っています。
サブセットというのは機能を抜き出して作られた廉価版なんて言い方で使われることが多いわけです。
例えばMedia Centerだの、Hyper-Vだの ドメイン管理だのという部分が無いわけです(他にもたくさん)
故に価格的に今ならOEM版が5000円ちょっとぐらいで 約10万円のWindows Server 2008R2に比べてずいぶん安くなっているわけです。
 
じゃあ、このOSをWindows7と同じカーネルを利用しているからクライアントOSとして使ったらどうなるか?というのが記事なのですが
機能を限定されている部分にこの部分が引っかかってくるわけです。
利用範囲を超える部分となり サポートされていないプログラムを入れてみるとどうなるか?というのとは違い、そういう使い方をしてはいけないという規約条項を承諾したうえで利用しているのでやっちゃダメな事となるわけです。
すでに、今日の朝にはWHSのフォーラムには その事に対する意見が中の人が出されていて 私より速かったのでそちらをご覧いただければいいかと思うわけですが・・・・

この問題の根本は、一つはマイクロソフトのライセンスの解りにくさがあると思います。
例えばSecurity Essentialsを企業向けPCに居れたらどうなるか?
この問題に関して多くの人は 企業用PCには入れられないだろうと答えると思います。
また、こっそり・・・なんてことをこたえる人もいるでしょう。
しかし、詳しく見れば 企業内のドメインに接続されず使われている 単独利用のPCにはインストールする事が出来るのです。
極論ですが Windows Server 2008R2にインストールする事もやろうと思えばできるアプリケーションなのです。
SOHOなどで使われているPCには Security Essentialsを使うことが出来るというのはあまり知られていない話です。
例えばLive Meshの共有機能、Skydriveの企業内運用など 実際のところ解りにくい部分が多く この辺りはマイクロソフトの担当者に効いてもグレーな部分の回答が返ってきたりするわけです。
じゃあ使えないのかというと 使えたりするのでかえってたちが悪く 気が付いた人が使っていたりするわけです。
規約を呼んで了承したはずだ・・・と言われるかもしれませんが SkyDriveを使っている人ならともかく Skydriveの共有機能をつかって
「ここからファイルをダウンロードしてください」とメールで言われてダウンロードする人には 規約なんて見るはずもなく 事後共犯扱いになったとなればシャレにならないわけです。
 
もう一つはやはり記者さんの問題もあるような気がします。
面白くて興味を引けばと どこかのテレビ局のようですが 即時性を要求されるとはいえ十分に調べるという事は必要なわけです。
実況中に難赤の間違いの発言があってもお詫びで済みますが 今回の記事のようなものはちょっと影響があるかと思います。
利用規約上、私が見た限りではダメな行為だと思いますし 規約違反を見つけた場合一方的に見なし契約解除もマイクロソフト的には可能なわけです。
会社全体に影響を及ぼす可能性もあるわけです。
外部の記者の記事だとしても、それを掲載した以上 東海テレビのテロップ問題のように無傷では済まないわけです。
テレビ局の無神経さにも最近呆れていますので 好きな雑誌にはそうなってほしくないなと・・・・
先日、原爆の日が終わってすぐにやったドラマで ヒロインの来ているTシャツがLittele Boyって 忘れられない人には忘れられない名前だと思うのですが・・・・
ちょっと無神経なと

と、いうか私が書くような記事を取らないでください(笑
written by HatenaSync