リモートコンソールソフトにご注意!!

マイクロソフトの純正で Windowes7ではProfessionalには搭載されているのがリモートデスクトップサーバーの機能。
その機能を使うと 他のPCからまるでそのPCを操作しているかの用にコントロールできるようになっています。
サーバーPCの速度と、ネットワークの効率のアップにより 驚く勿れリモートコンソール上で動画再生までこなすようになってきているのです。
企業ではサーバーPCからモニターが取り除かれ(あるけど普段の管理には使う必要が無くなった) 自分の席から管理者はサーバーの状態と設定の変更を行う事が出来るようになったわけです。
便利な時代になったものです。
 
同じことがモバイルの世界でも起こっています。
SmartPhoneやTabletを利用してインターネット回線を経由して 企業内のPCを操作することが出来るソリューションも複数登場して しのぎを削っています。
どころか、もうローカルにPCを持つのを辞めてインターネット上に仮想的ではあるが 自分のクライアントを置いて それをアクセスするというライフスタイルも出てきました。
考えようですが、月2000円の契約でPCを持つとすると Officeまで入ったかなり容量の大きいPCをWEB上で置く事は出来ます。
何処からアクセスしても同じ画面で、アップデートやメンテナンスの事も考える必要が無い訳で それはそれで便利なわけです。
二年間で48000円でPCを購入したと思えば 古いPCをコンソールとして 使えばいいやという使い方もできるわけです。
 
自宅に置いてもそうで、PCの電気を入れっぱなしにしておけば大概の事がリモートコンソールで出来てしまうわけですから驚きなわけです。
例えばテレビの録画の設定から 自宅の写真を送ったり 他にも出来ない事が無いぐらいいろいろな操作が出来るわけです。
やりようによっては 自分のPCのローカルのHDDとしてマウントしたりもできるので そのHDDにdエータを置いて使えばいいわけです。
有難いことに 持ち歩いている端末には接続情報しか持っていないので 気が付いた時にというかユーザー名とパスワードさえ割れなければ 接続されることもないのでもし、SmartPhoneをなくしても大丈夫なのです。
昔は、出先に持っているPCに個人データが入っていて盗まれてえらいことになったなど 事件が少なからず起きていたわけですから
この方法ならそんなことは有りえないわけです。
勿論、通信回線が必ず確保できるという条件が必要なわけですが それだけは自慢じゃないがDOCOMO(念のために プロバイダー違いで2本)、AU(3G Wimax)、E-Mobile(3G)、UQWimax)とどれもPC用の定額回線を用意しているので 大概の所では大丈夫なわけです。
もしもの対策は常に大変なわけです・・・・・・
 
これでよかったと胸をなでおろすのは少し速いのです。
このことにより潜在的なもんだいが出てきていることをご存じだろうか?
仮想サーバーではあまり問題にならなかったのですが 仮想ディスクトップでは問題になる事です。
例えばなのですが 
「会社のPCでOfficeの文章をメールで受信したので開いて修正してお客先に送った」
と、まあ、普通の使い方を想定して話をしてゆこう。
解りやすくするために i-PadからおなじみのLogmeinを使ってアクセスしてやったとしましょう。
この場合、当然会社のPCにはWindowsとOfficeのライセンスが正規であると当たり前のような前提条件を付けます。
で、i-Padから会社のPCにアクセスして メールを受信するためにOutlookを開いたわけですが その時にもしライセンス警告に音が鳴るとしたら 「ブブー」と音が鳴るはずです。
あくまでもOfficeのライセンスはそのPCでの利用に限定されていて、Tabletを経由しての利用には対応していないのです。
つまり、Tablet用のOfficeの利用ライセンスが必要となるわけです。
勿論、開こうと思ったWordやExcelのライセンスも不足しますので「ブブー」と音が鳴ってしまうわけです。
 そんな馬鹿な・・・なんてこともあるかと思いますが 同じことはPCでも発生しますがこの件に関しては状況によってライセンス形態が一概に言えないぐらい複雑なので置いておkとして 結構微妙なラインにあります。
 
じゃあどうすればと言えばライセンスを買えばいいとなるわけですが そのあたりのライセンスの事を聞こうとなると直接マイクロソフトに問い合わせて ごそごそと話をすることとなるわけです。
マイクロソフトの場合、それでも聞く相手がいるだけましなのです。
他のアプリケーションの場合 聞く人によったりしてまちまちなわけです。
ましてや 機種としては対応していないi-padに付与すべきライセンスなん無いので回答が出てこないわけです。
じゃあいいのかというと マイクロソフトに準じるという事であれば取るべきだという結論で最後は落ち着くわけです。
落ち着かれても困るというのが ユーザー側の主張なわけです・・・・・
PC用のソフトをもう一式全部買えと言われるのと同じなわけです。ましてや、PC本体よりソフトの方が高い状況ではとてもやってられないわけです。
企業によって VolumLicenceで買っていたりすると 自宅での利用許可もあるのでライセンス違反かどうかが微妙な書き方なのですが 微妙なのは仕方がないわけで このことを先に想定してライセンスを作っていないから ライセンスが追い付かないような状態なのでしょう。
 
実は先日その件で問い合わせたたのが、先日も書いたGridy Officeの件でブラインドダイアログさんに。
会社では、基本的にリモートデスクトップでアプリケーションを利用しています。
実際の業務アプリケーションは運用形態を説明して それに合わせた見積もりを貰ってその党利運用しているから問題が無い訳です。
Officeに関しては 壊れるまでそのまま行こうと決意した 7年前のPCのOfficeを使っていたわけです。
普段はローカルPCはリモートデスクトップのコンソールなので遅さを感じるのは 起動待ちの時間ぐらいなのですが 流石にOffice2003はというよりPCが重い・・・・ 昔は軽快に感じたものだが
ということで 苦肉の策でリモートデスクトップにGridy Officeを導入する話を考えたわけです。
勿論、Gridy Officeにもそういう使い方に対するライセンスの解説は無く しょうがないのでメールで問い合わせをすることになったわけです。
この仕組みとしては Gridyの有料版のユーザーの ユーザー名とパスワードで認証するアプリケーションをインストールしてそこからGridy Officeを起動する仕組みです。
表記としては「PCに」という表現なので1台のPCに複数のユーザーが同時に利用する状況を許可できるかどうかという点と 前述のリモートでのライセンスの問題なのです。
これに関しては非常に明確な回答を頂いたのです。
「ユーザー名でログオンしたユーザーの利用を許可しています」とまあ 言い回しは違うのですが こういう意味の回答を頂いたわけです。
勿論、複数のユーザーで1台のPCをシェアして使うとかいう使い方もできるので 一概に良いとか悪いとかは難しいところですが、ユーザー単位で考えれば明快なわけです。
リモートであるかどうかでは無くユーザー異存となるわけです。
 
マイクロソフトでもサーバーには ユーザーライセンスと端末ライセンスの二つがあるわけですが こういう所がもう少し整備されていないと また、理解できるように警告とそれに対する解決策を提示するような仕組みを作らないと このままだと 雑誌の記事ですら リモートコンソールで自宅のPCでOfficeを使うなんて記事があるぐらいですから プロでも解らない仕組みとなっているという事なのでしょう。
まあ、雑誌の記者がプロだと言って良いのかどうか疑問なところのある記事も最近は見かけるので 一概にどうかとは言えませんが 少なくとも一般人よりは少しは詳しいのですからその人が解らなければ一般の人は解らないということで・・・・
これを取り締まると言えば、多くのリモートコンソールソフトはユーザーが無くなりそうな気がします。 


written by HatenaSync