少し統計の話をしよう

統計を取るときには 母集団というのがあって つまり統計を取る対象である。
その中から全体を取るのか 無作為に切り取った一部を使ってやるのかという手法の問題となる。
母集団Aから切り取ったスモールが頭に着くaは同じものから無作為に抜き出されたものなので 恐らくではあるがAと同じ分布を示すだろうという予測で行うわけです。
分布に関しては アナログ的な物なので どこの点にあるかわからないので 分布をプロットした後 切り取るサイズを決めて輪切りにしてその大きさを比較するという訳である。
 
たとえ話をしてみよう
サンプルとして考えるのは何のデータが良いのだろう?
まあ、最も私やこの日記を読んでいる人にとって解りやすいテーマがいいと思うので 携帯電話のパケット量などではどうだろう?
私の知っている範囲では パケットの利用は基本的に定額で無制限に使えるという物です。
故にパケット量に関しては0〜無限大までを横軸として用意します。
ただ、SmartPhoneの時代となったので 0パケットは無いという前提で 最低限を5M/月ぐらいと設定しましょう。
じゃあデータを置いてゆくわけですが 私のデータは役に立たないので よくWEB上で語られるデータから取ってゆきましょう。
一つのキーポイントは 1GByte、5GByteでしょう。
根拠は、過去に携帯電話キャリアのお偉いさんの話がベースです。
1Gに関しては、B-Mobile等が提供している従量プランのベースとなっている事から考えてもらっても解る通り この辺りが落としどころ・・・という量です。E-Mobileでも1GByte上限プランをやっていたので根拠のある数字だと思います。
次に5Gに関しては これも携帯電話キャリアの人が言う 殆どの方はこの範囲で収まると言われたセリフを信じてみたいわけです。
最近では 通信速度が上がって利用頻度も増えたので 7Gぐらいが落としどころとしては・・・という話もあるのでそれでも良いのでしょう。
この辺りですいそくすると 1G辺りをピークとする二次曲線的な変化をするのではないかと想像できます。
で、最も統計を解りやすくするためには グラフを書いてみるという事らしいのでグラフを書いてみましょう。

イメージだけで作ったので これが正しいかどうかは解りませんが こんな感じの曲線になるのではないかと思います。
 
統計というのは企業が経営指標の基準として考える事の多い数字です。
まあ、私が掛けたぐらいなのですから このグラフがおおよそであるという事は発言から推測した事なのでまあ正しいと思っています。
B-Mobileが巧みな戦略を打ち出していると思うのは この1G辺りなのですが
真剣に制限なく使うと超えてしまうが、上限を考えて使うとかろうじて超えないというギリギリを見透かした経営戦略だとすると大したものです。
もし、意識していても今月はたくさん使うので・・・と超える月もあるし 超えない月もあるという状況が起業的には最もおいしいわけです。
いや、毎月高止まりするというのも悪くないのですが そうすると競争原理も働き顧客満足という意味で お客様が逃げてしまっては元も子もないわけです。
今月は収まって得をした、先月はどうしても使わなければいけなかったので超えてしまったのでしょうがないと思わせる感情を使う側に与える必要があるわけです。
水をコップに入れた状態で こぼれるかこぼれないかまで入っている状態が たくさん入っていると消費者に思わせるには都合のいいところなのです。
統計というのは こういった形で使われる非常に便利なツールなのです。
じゃあ、日本通信でもそうなのですから 各通信キャリアではもっと詳細な分析がなされているだろうと このグラフに当てはめながら推測してゆきましょう。
 
統計は当てはめる数字を何にするかが最も大事なファクターとなっています。
現状は1項目だけ、パケットの消費量とユーザー数(推測)を軸に作りました。
じゃあ、これに当てはめる数字なのですが 実際のトラフィックだったり地域的格差の変動などという数字が当てはめてみると面白いのですが 残念ながら ここでの勉強の為と言っても数字を提供してくれないので カタログなどにある数字から当てはめやすいものを持ってきます。
丁度グラフもついているので合わせやすいので 定額の金額を当てはめてみます。
計算は 1パケットあたり128バイトで計算して 0.0525円 上限金額を5985円として考えてグラフに当てはめてみましょう。
恐らく 日本通信のように支払いがここまでなら徳になるだろうと 誤解させて消費者から搾り取ろうとする意図が見えるとかいうと言葉は悪いのですが そのぎりぎりの せめぎあいが見られるかと思うのですが・・・・

えーっと、黄色いラインが艇が気宇に至るまでの料金の変動グラフで・・・・ だいたい14Mぐらいで上限に達するので最下限からちょっと動いた時点で上限に達するのでユーザの利用状況と料金に関しては二つの数値の変動に相関関係を私は見出す事は出来ませんでした。
では、他の数字を・・・・と探すと各社探しても同じような数字しか得ることが出来なかったので・・・
統計の勉強には日本通信の下りまでは良かったわけですが それを超えるとうまく顧客の利益と企業の収益のバランスのバランス点をつかむことが出来ずに教材としてはふさわしくなかったようですね。
 
また次回、機会があれば一緒に勉強してゆきましょう。


written by HatenaSync