生兵法は大怪我の元だった・・・・ その2

昨日までのあらすじ
マイクロソフトさんの Live Small Officeを利用していた善良な会社が サービスの終了で途方にくれ、何とか自力で解決しようとしてあがいたら マイクロソフトさんからさよなら〜と言われて オーストラリアの会社に移管してしまって 大騒ぎ中!!
 
私を尚焦らせたのは メルボルンITからのいらっしゃいメールから少し遅れて(絶妙のタイミングで15分ほど遅れて)マイクロソフトさんから このドメインはなくなりましたのメールが来たことです。
○新しいサーバーに移すための作業は言葉の壁もあって 手詰まり状態。
マイクロソフトから追い出されたという事は、今後メールが届かない
○作業を深夜の週末に始めたのでKDDI側とも連絡の取れない状況にある 
と、いう状況です。
本当に週末は大変だったのです。
 
さて、週が明けたらいろいろと動き始めます。
英語のできる人に メールを書いてもらって(一応自分でも書いてみたんだけど相手にもされませんでした)メールを送ってみる。
ところが送ったメールには 素っ頓狂な返事が返ってくるわけです。
このままの言葉を訳して送ってください・・・に合致しているはずなんですが
レスポンスが早いのは好感が持てるのですが(時差はないはずですので)返答が納得いかない。
・・・と 原文を読んでみてびっくり。
ネットワーク用語などは 略語や変形言葉が少なくありません Auth.codeなんてのもありますが カタカナで読みを書くとオーサリングコードで既にこの時点で略されているのです。
そういうところを 気を利かせて 繋げたり 「−」で繋いだりとすると 意味が変わってしまって意味不明な文章になっているのです。
と言う訳で 英語のわからない私にも文章がおかしいことがわかるのです。
もう一度、そのあたりを修正してのメールを送ると今度は正しい返事が返ってきます。
「コントロールパネルに入って操作しろ、FAQが用意されている」というものでした。
確かに回答は間違えてないのだが、それで解決するぐらいなら既にこの話は終わってるんだ・・・・
「一点だけ 手順を教えてほしい Auth.Codeの出力の仕方を・・・・」と再度送ってみたのですが
「コントロールパネルのドメインの詳細を見ろ」という返事が返ってきただけだった。
 
念のため、KDDIにも聞いてみたのですが 当然わからないのである。
まず、現行のレジストラーの情報はKDDIが預かれる性質のものもないですし 代わりに操作してもらえるなんてサービスもないわけです。
やはり自分で解読するしかないわけです。
コントロールパネルの操作の中でやっても実害のなさそうなものを一通り調べてみるがわからないのです。
ただ、気になるのはドメインのロック・アンロックを操作できる仕組みはあるのです。
ドメインの移転時には、レジストラーにロックを解除してもらい移転できる状況にしてAuth.codeを交換して移転という手続きになるわけです。
そのためのロック解除までコントロールパネルでできるぐらいですから このレジストラーの操作は基本的にユーザーで何でもできるような仕組みになっていることは想像できるわけです。
だからこそ、どこかにあるはずだ・・・・
もちろんAdd.Domainでないことは確かですが 今ドメイン撮るとお得だという広告までが目に入る・・・・・
って、この広告何かがへんだ!? Priceの文字の前に値段が入っている。レイアウトが崩れているんだ・・・・ってもしかしてもしかして
 
勘のいい人なら気が付いたかもしれません。
最近、私はWindows7しか使っていません。
そして、アップデートをちゃんとするので IE9を使っています。
Twitterや趣味のページを見る時ならともかく 仕事で使うのは互換性から言ってもIEだと思っているわけですが そのIEでレイアウトが崩れるという事態がまれに発生して
これは古いIE向けに作られたページなどで ページのレイアウト情報が画面に張り付けたオブジェクトなどによっておかしくなることがあるからなのです。
恐る恐る、IEのアドレスバーの破れたページのアイコンを押すと 「互換モード」で古いIEの表示と同じ表示に変わるわけです。
そうすると今まで表示されていなかったものまで表示されます。
どうも画像というかそういったオブジェクトの下に入っていた文字もあったようです。
そして、ドメインの詳細画面を見ると 右上端にAuth.Codeを発行するも何もそのまま表示され続けているのでした。
メルボルンITの返事は正しく 最初の回答もコントロールパネルを見ろで二回目はより親切にドメインの詳細を見ろまで書かれていて そこにはまぎれもなく書かれていたわけです。
ただ、IE9ではレイアウトが崩れるという そういった条件が抜けていただけなのです。
 
この後、前述にも書いていますが ドメインのアンロックを行い すぐにKDDIの管理画面に入って・・・
このサーバーをレンタルする段階で 一応ドメイン名は登録しておいてくださいと言われていたので(この時は電話しながら入力した)ドメイン名は入っているのですが DNSから参照されないだけなのです。
ともすると、このドメインを登録するところがないのです。
もちろんIEのバージョンの問題ではありません。
しょうがないので電話で聞いてみると、電話で申し込んでくださいということで 最初に聞いていた方法ではなかったのです。
それでも流石に大手で 日本の会社です。
最初から事情を話すと、ちゃんと手続きを行ってくれて 「一週間以内には終わると思われます」という言葉を聞いてようやく安堵することになるわけです。
後は終了しているとマイクロソフトが言ったサービスがいつまで継続されるかのみがポイントです。
これは、なるようにしかならないわけです。
すでに、DNSの関係で二週間程度の不安定さは連絡済みなので こういう事もあると頭を抱えるしかないなと(笑
 
翌日、メールが来ます。
PSI-JAPANという会社からです。
こちらからのメールによると ドメイン移転の申請が来たが 正しければWEBにアクセスして同意してくださいというものです。
これは日本語で書いてあるので すぐに同意します。
同じようにここからメルボルンITに連絡を入れてくれたようで そちらからも異議があれば申告するようにという連絡です。
もちろん、異議がないので連絡はしない。
遅くても暦で5日以内にドメイン配転されると・・・・
動き出せばなんと順調な話でしょう。
よく理解できてないという事はこれぐらい手間がかかるんだという見本のような話でした。
 
で、終わるはずだったのですが それから6日目。
ドメインの移転はいまだ行われず、ただ、マイクロソフトのサービスはいまだ続いています。
どうも、ドメインがなくなってもユーザーはなくならないので 4月末までこのままマイクロソフトは繋がりそうです。
ただ、どちらにしても末にはえらいことになるのは分かっているので KDDIに電話する。
「いまだPSI-JAPANから連絡が来ません」と回答をもらう。
えーっと、困ってしまうわけです。
私は電話でKDDIに申し込みはしたのですが、PSIに申し込んだことは実はないのです。
その知らないはずの会社(メールのやり取りがあるから知らないというのは語弊があるかな?)の連絡がないからKDDIが仕事をしないという理由がわからないわけです。
ちょっと プチ切れてやり居あうことになります。また暗礁に乗り上げたわけです。
もしかしたら認証の手続き、もしくはメルボルンITとの交換に障害があったのかもしれないわけです。
KDDIさんも、機械的にではなく 履歴を調べてこの後は対応にあたってくれたわけです。
詳しく聞いてみると 国際的な(メルボルンから日本)という移転の場合は そういった業者(PSI-JAPAN)のような所を一旦介して移転を行うようです。
問題はそうなると、PSIが一週間消費して KDDIが一週間消費すると 私が日本にいないぞという点です。
で、その日はそれで終わってしまいます。
ドラマは続くわけです。
 
翌日は朝から電話がかかってきました。
どうもPSI-JAPANは独立した組織らしくKDDIも直接連絡を取ることができないというような説明は受けたわけですが その後
「今調べた限りでは、PSI-Japanに既にドメインが移っているようですので 今日にも連絡が来るかと・・・」
という状況らしいのです。
どうも蕎麦屋の出前っぽくて、電話がかかってきてから作るようなイメージに聞こえなくもないのですが、確認する方法もないのと とにもかくにも日本にドメインが来たからいいかな??なんて
数日中に今度はKDDIに移管するというような説明を受けたわけです。
 
それから翌日
KDDIから電話がかかってきて ドメインの移転が完了しましたという待ちに待った回答です。
そうするとすぐにも書き換わると思ったのですが DNSの書き換えの為には手続きが必要で・・・と 約一週間って
「もう、できる限り速くやってくださいねって」あきらめムードなわけです。
で、16日に移転が行われるという連絡を受けたわけですが そのころには私は中国に・・・・
 
いやー、ようやく結末が見えましたし どうにか期限内に間に合ったわけですが ひやひやものです。
ドメインの移転ぐらいって 実は自分のドメインを写したこともあって 経験があるので甘く見ていたわけですが、いきなりオーストラリアにほり出されるというパターンは想定外でした。
どこかに依頼すればこのあたりもスムーズに・・・という感じだったかどうかは解らないわけですが  なめてかかるとこんなものです。
詳しいことがわからないまま やっている仕事も少なくないわけですが こうなるとかなり焦ってしまいます。
何とかなったからよかったようなものですが・・・
しかし、日本で契約してるのに いきなりメルボルンに送るのはどうかと思いますよね!!
そうだ みんな送ったやつが悪い!という事にしておこうかな?
しかし困ったもんです



written by HatenaSync