サプライズがあるとは限らない と言うと売れないと思っている

iPhoneの新型の登場に何らかのサプライズを期待している人は少なくない。
大よそ何かはあるのだろうが期待するほどでなかったというのが 最近のパターンである。
これは、故ジョブスが居ないと言いうのが最も大きな理由で 彼が考えたものがようやく実現し実装したとしても 彼がプレゼンテーションしないという点で迫力に欠けるのである。
今までそうであるが まったくの何もないところからいきなり生物が生まれるほどの大きなサプライズはないのである。
i-Podに関して言うならダイヤル状のインターフェースと 何よりもその価格にメリットがあり そののちi-tuneという付加価値が大きなものとなるわけです。
 
先日の、iPhone4Sの登場で話題になったのは何よりも音声インターフェースのSiriというもの。
勿論、Androidにも亜種というかそれ以前から幾種類かあるので 先進的なというには難しいのですが それなりに登場した時点で面白い機能としては生きてきたわけです。
ただ、ハードウエアとしてのiPhone4Sというと 高速なCPUを搭載したというメリットぐらいしか大きな点は報道されなかったのである。
勿論、アンテナ感動の向上や多くの部分が改善しているのですが それらはあまり大きく取り上げられることはないのです。
解像度も形も変わらない。OSは同じでできることはそう変わらない。
ただ、高速なだけだったら・・・・ と歓迎する声と同じぐらいのアナリストの評価があったわけです。
故に、今回のフルモデルチェンジに期待がかかるわけです。
 
一番近いモデルチェンジはiPadなのですが こちらの大きな利点はグラフィックコアの強化と超高解像度液晶でした。
同じ発想でいえばそれは搭載されてくるだろう。じゃあその先は・・・・
どうも今回はワイドディスプレイを搭載してくるという話でそういったモックも登場している。
発売した時点でサプライがないというのも困ってしまうのでそういったものはどこからともなく漏れてゆくわけです。
形の話でいうとそうなのですが、中身はどうか?
正直いっまのAndroidを見回しても CPUのコアを増やすぐらいしかないのです。
実際のところ もう720i程度の画質であればCPUのパフォーマンスは飽和しており・・・・というわけです。
電気をダダ漏れに使うわけにもいかないので QuadCore辺りを落としどころとせざる得ないという感じなのです。
じゃあ何も変わらないのかというと、今回から高速のrAmと組み合わせ 動画編集から動画エフェクトまでかなりの部分がiPhoneでできるようになると考えられるわけです。
いまっまでにない体験を・・・というキャッチコピーにふさわしい物となるでしょう。
 
ところが、市場の評価やアナリストたちはそうはいかない。
それぐらいは想定の範囲だ!今回はサプライズがなかった!となるわけです。
iPhone4Sがそうであったように。
ところが、iPhone4Sのセールスは過去にないほどの規模になったわけです。
一つは、Androidも含めてSmartphoneという市場が膨れ続けてゆく時期だから 売れて当たり前という観点からみての拡大
もう一つは、1国1キャリアという構造を見直し 複数キャリアでの販売を進めたからです。
日本でいうところのSoftbank1キャリアだったものが AUも販売を始めたわけです。
これえ売り上げ倍増とまではいかないものの増えたわけです。
逆にリスクも増大して キャリア間の競争による価格の低下等もでているようです。
WEBで購入された方によると モデルチェンジの時期であることも含めて 32Gが一括支払いで0円なんてのも出ているようです。
月額の支払いも端末代金の割引などで4000円ぐらいでパケットも使い放題となっているようです
まあ、それでも日本は高いのではないかと思うわけですが・・・・
 
じゃあ、今回アナリストが言うところのサプライズがなかったとしてどうでしょう?
今回はより一層キャリアを増やすとなると 前回ほどの効果はありません。
基本的に大きくて力の強いキャリアを上から決めていくような形ですので、だんだん小さくなっていかざる得ないからです。
あまり増やすと前述のようにリスクが増える割に 効果が上がりにくいという形になるからです。
市場はというと、そろそろSmatPhoneの売り上げも鈍化を始めているわけです。
じゃあ、ダメじゃないか・・・・となるのでしょうか?
 
iPhone 4Sを持っている人はどうでしょう?機能に、速度に不満感があるでしょうか?
無いと言えばうそになるわけですが、実は普段使ってゆくに当たりどちらかというとバッテリーの持ち時間の方が重要な問題かもしれません。
それが改善しての速度アップなら自分が使う用途にはよくなるわけです。
不満はない物のモバイルデバイスは2年程度でバッテリーの劣化が顕著に表れます。
交換できない機種の場合 そのタイミングでバッテリーの入れ替えを行うか機種そのものを交換するかの岐路に立たされるわけです。
2年に一度のフルモデルチェンジはそれを見越したモデルチェンジとしてはよいタイミングであるわけです。
買い替えるかの話なのですが 満足しているなら同じ機種の新型に切り替えても良いと思うのが人の心理で
解りやすいのがカローラが売れ続けていたというのと同じ理由なのです。
ただ、世界の価値観が 大型のRVだとか小型車こそが時代にマッチするなど大きく変化するとそれも変わってしまうわけですが 今のところそこまでの時期ではありません。
もっともAPPLEの価値観と違う状況なのですが 故にAPPLEは強いという結果になるだろうことは想像するに難しくないわけです。
所詮、同じもしくはその先にある価値観を押し付けても それではトップの位置は簡単には揺るがないのです。
 
盤石に見えるiPhoneなのですが、私は第三国の動きが最近気になってきています。
来年にはSmmartPhoneの購買数が アメリカを中国が抜く可能性があるのです。
そのこと自身が問題なのではなく、その一位となった国の購買割合の問題なのです。
この国では世界と同様 Androidが一位で変わらないのですが そのシェアが圧倒的なのです。
そしてWindowsPhoneもそれなりの地位で続いているわけです。
iPhoneが苦戦しているのは WEBでも話題になっていますが 流出したモックをもとにiPhoneの新型と同じ形の端末を作り、もし同じ形の端末が中国で発売されれば訴えてやると言い放つ国民性が APPLEのそれと相反する部分があるからです。
i〜はかなりの数商標登録され もう何も登録できないような状況に入っているわけです。
iPadですら先に登録していたとしているわけですから。
OSと端末が切り離されている 他の端末は影響を受けにくいわけです。
名前なんてなんとでも成るわけですから・・・
第一位の国ではダメとなると 市場の反応は非常に冷ややかに移行する可能性があるわけです。
 
今回の発売は売れるだろうなと思ってはいます。
さて、中国で販売されるのか もちろん平行物は驚くほどの台数いるわけですが
それを購入できる層は実は少なく それ以外は廉価な他のものを選択するのですが 今までにない物を数字に入れなければいけなくなったAPPLEはどう動くのでしょうか?
written by HatenaSync