ロードバイクとTyrellの違い

ロードバイクといえば私の場合 Gusto Launcherとなるわけですが それとTyrell FXとの違いなのですが 最も大きく異なるのはポジションの部分。
一つはハンドルとサドルの距離が短いこと。
もう一つは、それもあって上体が起きていることがあります。
 
机の上に手のひらをべたっと付けるように どんとおいてもらうと 手のひらの厚み+αの高さの部分に手首が来ます。
それに対して親指だけを机に乗せてほかの指をというか手のひらを机の横に添わせるようにすると 実は手首は親指付け根あたりまで下がります。
まず、これが同じ高さのハンドルであれば 手の位置のちがいとなります。
もう一つはドロップハンドルのブラケットを持っているというのは 手の方向が体のわきにつけているとすると「気を付け」の位置となり そこから90度ひねったのが一文字バータイプのハンドルの持ち位置となります。
単純にその状態でひじを曲げてもらうとわかるのですが 横方向に手が曲がろうとするのを後者は妨げる方向に働くために体の動きとして横方向の自由度が減るわけです。
日本人のボクサーは ストレートパンチよりフックが強いという風に横向きに肘が曲がった状態から力を入れるほうがやりやすいようなので そのせいかもしれませんが私はドロップのほうが好きなのですが・・・
と、好みはどうでもよいか
まあ、待機できる姿勢がひじが伸びやすいので どうしても状態が高めになるし 手首の位置も高くなって上体が起きるわけです。
 
じゃあ、上体が起きるとどうだというとそう悪いことばかりではないのです。
昔のスポーツカーはカウンタックなどがよい例ですが まるで寝そべったようなポジションで運転していましたが 今は少なくとも顔は起きた状態で座るのが当たり前。
少しでも高いポジションになるように設計するのが普通です。
なぜかというと 非常に大きなGがかかるので 首をへんな状態に曲げていると(寝そべって首だけを持ち上げているような)状態では首の血液の循環が悪くなるからで、もう一つの問題として高いところのほうがよく見えるつまりアイポイントを高くするという効果があるのです。
ペダルと足の関係でいえば少しでも重力を利用できるほうがよいのでそこは高いほうが・・・・といいたいところではあるのですが
なんといってもエンジンは1人力しかない乗り物ですので パワーに余裕がない。
車の場合はもうエンジンの馬力はいくらでもといってもいいぐらい稼げるのでそこが問題にならないからこそなのです。
高くなるとパワーが無駄になるのか?という点ですが
実は無駄になります。
 
自転車に乗っているとわかると思うのですが 風が吹くとあおられますよね。
特に軽い自転車は煽られやすいわけですが これは前後方向にも強く働きます。
上体を起こしていると風に負けて前に進まないなんてことも。
転がり抵抗を極端に減らして少ないパワーを前に進むことだけに振り分けた乗り物が自転車です。
ゆえに人が生身では出せない速度に到達しますし、人が生身では難しい距離へも到達します。
ゆえにわずかな風でもえいきょうをうけるわけです。
私の場合0.6人力ぐらいのパワーしかないので おそらく常人の40%増しで風の抵抗を受けるので(決して 横に広いおなかのせいでは無い!!)その影響は大きいのだ。
というわけで 高速走行可能なTyrell君の特性を生かしきれてないのかもしれません。
となると、ムズムズと改造欲が(笑
ともあれ、しばらくはお財布がマイナスなので水と食パンの生活から抜けられないので・・・・
もしくは 風に負けないパワーを(これが安いかも)・・・なんて
written by HatenaSync