Topjoy Butterfly 7.8インチモデル Reviewその後

追記したことがあるので 一応内容を

 

まず、画面の問題に関しては 標準的なE-Paperレベルを超えるものでもそれ以下に悪いものでもないように思われます。

ただ、画面書換のレートの変更機能などを持つ端末が多く 例えばリフレッシュの多い動画閲覧モード(実際に見れるかどうかは別にして)などを持つものがあるために それとの比較ということでいうならおとなしいレベルです。

Kindleよりは速いような気はするのですが・・・・・

というわけでブラウザなどではちょっと使いにくいレベルなのは先に言った通りです。

ただ、Booxのような電子ペーパータイプのAndroid端末にはある専用ブラウザが搭載されています。といっても軽量であるという点が大きな違いであり Butterflyの場合Viaブラウザが搭載されているのですが GoogleChromeを入れてもこのブラウザもE-Paper用に最適化されたものではありません。

大したことではないのですが、例えばページ送りがページ単位になっているだけで 画面書換に時間のかかるE-Paperではなだらかにスクロールするような表示を最も苦手とするので画面全体を一気に切り替えるほうが体感的に快適なのです。

 

もう一つ、文字入力がこの端末の評価を下げているような気がします。

まず、文字入力をするとキーボードがアニメーションで押されたのが分かるように画面で変化します。

そして、日本語なので入力文字と変換候補が同時に現れます。

これがブラウザ上での入力の場合 文字入力候補が別に現れたりします。

高速の書き換えは苦手だって言ったじゃないですかというのを露骨に反する処理が立て続けに行われます。

前述の専用ブラウザではないですが こういうところを意識したアプリづくりがされていると非常に良いのですが 元々がリフレッシュレートの非常に高い液晶や有機EL対象に 使う人に親切で出来るだけ滑らかに見えるように工夫したアプリなので それ故により一層E-Paperの弱点を露呈してしまうわけです。

比べて悪いですがPalm Pilot使っている頃のブラウザは そういえば画面単位スクロールでした。少し良くなって 3行単位のスクロールとか(そもそも文字高さで表現できる当たり古いか)そういう点ではハードウエアに合わせた工夫があったわけですが 逆に働くわけです。

 

で、一昨日の訂正分ですが

これはバックグラウンドで動くことのできるアプリを幾種類かインストールして試してみましたが 安定した結果は得られないもののおかしくなるものがありました。

この端末の場合 省電力の機能を調整するためのアプリを設定する画面が無いのでそのあたりが調整不能となっています。

私の場合は、音楽再生アプリをスピーカーの性能を確認するために入れたことによって起きたのですが アプリのインストールは線状に終了してGoogle Play Storeからは確認できるのですが ラウンチャーのアプリ表示画面にそのアプリが表示されていない状態になっていました。

当然なのですが 音楽再生中はバックグラウンドで動き続けるアプリなのですが この端末の場合1分でスリープに入るのですが その状態に入るとアプリのバックグラウンドの動作を嫌う傾向にあります。

そして、時間の経過後にシャットダウンに入るのですが シャットダウンを受け入れて同課の確認等も全くなく入ってしまいます。

データ修正中のアプリなどは基本的には対抗するようにできているはずなのですがお構いなしです。

動作中かどうかを確認するタイマーもどれをキーに動いているのかわからないような動きをします(画面作業中にSleep入りしたりすることも・・・)。

この辺り Androidが普通に動くというとこに一般的なSmartPhoneはそもそもシャットダウンをこんなに煩雑に行わないこともあり問題が出にくい点を露呈してしまっているようにも思われます。

 

同様に、Google Play Storeを始めとするGoogleアプリの存在もです。

デフォルトではインストールされておらず インストールが出来るようになっています。

インストールせずにブラウザで書籍を読んでいるときと、インストールしてアプリで読んでいるときの消費電力が大きく異なるのです。

実際に読んでいる時間ではありません。その後Sleepに入った後の消費電力が違います。

入っているだけで時間で1%ぐらいの消費があるみたいです(ほかのアプリの影響かもしれないけど) ということはおおよそ3日でバッテリーが無くなってしまいます。

70日の稼働時間は 1日1時間とかの利用を想定しての話でしょうが いくら煩雑にシャットダウンしてもこの数値はGoogleアプリを入れた状態では難しいのです。

「バッテリーが持たない!!」その通りです。それはAndroid端末として使ったからですという結論のような気がするわけです。

 

じゃあどうする?

このシリーズの始まりに書いた通り これはあくまでもReaderです。

APKだけを取り出して入れて使うのであれば今の所バッテリーの減りは穏やかに思われます。

煩雑にシャットダウンは煩わしいといえばそうなのですが 1分とかからない起動時間は Kindleのスリープからの復帰に比べてあきれるほど遅いかというと そうでもないのです。

これが SmartPhoneのスリープからの起動と比較すれば秒もかからないものと比較すれば話にならない長さです。もちろん、ブラウザで書籍を見ていると読みかけの状態から再開されずに嫌にはなるとは思いますが。

じゃあ、カラーのKindelだと思えばどうでしょう?

そう、E-Paperリーダーとして考えれば まあまあの性能だと思うわけです。

で、発色は今までのE-Paperに比べて綺麗な気がしますので 悪くはないかなと。

 

結論から言うと、初日に書いた通り 万人に進められるものではありません。

というか非常にコアなユーザー向けの商品です。

電子書籍を複数のキャリアで読みたいというような人で 人と違う物を持ちたいと言えばこの端末はぴったりはまります。

そういう人はぜひ考えてみてほしいと思います。

逆にTabletの代替えとかいう使い方や あれもこれもしたいという人にはちょっと満足してもらえないと思います。

多分恐らくKindle(一応Koboね)が好きって人でないと あまり刺さらないような気がしました。

もちろん、私のような設定好きには 幾分刺さるかもしれませんが(笑