Action Camを買ってみた!!

珍しくもない話ですが、Action Camを買ってみた。
いろいろな呼び方があって Sports Camだったりまんま商品名で「GoPro」だったりといわれる商品群の商品を買った。
 
カメラというとデジタル一眼レフとかが言われるのが最近なのです。
これは、コンデジと呼ばれる お手軽に使える昔風に言うばかちょんカメラが携帯電話のカメラの性能が上がったことで駆逐されてきたからだ。
コンデジも高級機種が一部生き残っているが そこまでお金を出すのであればと ミラーレスの一眼カメラになったりして あまり好調とは言えないのだ。
携帯電話でおおよそ大丈夫なのは私も同じでめっきりカメラを持たなくなってきたのである。
実際はカバンの中には入れているが 出すほどのことがほとんどないというわけだ。
カメラは超高級と携帯電話の二極に分かれるだろうと思っていると 登場したのが第三極だ。
前述のAction Camと分類される商品で 小型のカメラでスポーツ中など体に付けて撮影し続けるような使い方で新たな需要を掘り起こしたのだ。
数秒の短い動画ならともかく、携帯電話で長時間の動画はバッテリーの問題からも高価なことからも簡単にあちこちに固定して使えるというわけではないのだ。
私も趣味で自転車に乗ったりするし シュノーケリングに行ったときなどは当然水の中で携帯電話を使うわけにもいかないのでこういったものがほしくなるのだ。
 
幸いにも携帯電話のおかげで、カメラユニット自身は安価でたくさん出てきたのでそれを使った小型のカメラがそれこそタケノコのようにいっぱい登場したのだ。
いくつか測ってみたが、やはりしっかりしたメーカのものは良く それ以外は半分詐欺にあったようなものまで出てきた。
4Kなどと書いてあるとまず怪しくて、Full HDの画像をアップコンバートして疑似的に4K画像にしたものまで登場している。
この辺りはCMOSとレンズの性能だけでなくそれを処理するCPUの方が大量のデータを処理させようと思うと高性能になってきて高くなるのでごソフトウエアで誤魔化す手段もあるわけだ。
酷いのになると PCに繋いでWEBカメラとして使ってみると WXGAぐらいの解像度の画像しか選択できなくて 実はWXGAの画像を4Kまでアップコンバートしていたというようなものまで出ている。
なので、びっくりするほどに解像度感がない動画が出てきているのだ。
じゃあ、なぜ問題にならないのかというと こういうものに限って圧縮率が異常に高く そもそもデータに解像度があるほどのレートで記録されていないのではっきりわからないという訳の分からない状況なのだ。
スペック通り撮影できていても しばらく使うと発生する熱を放出しきれずに画面が乱れ悪い場合には暴走して止まってしまうなんて商品もある。
 
と、いうわけではないのだが 今回は安心のメーカーXiaomi Mijia 4Kというカメラを購入した。
Specとしては
4K 30fpsを最高として 1280*720のスローモーション撮影までをこなせる4Kタイプではミドルレンジ機だ。
4Kがネイティブなので その画質で撮影するとすごい速度でマイクロSDに書き込みに行くので SDXCのU3規格のものでないと対応できないぐらい。私は持っていないので4K撮影ができないというわけです。
ガラスの7枚レンズ構造で レンズ解像度が高く非常にシャープな画像となる。
バッテリーがこのクラスでは大きい方で 4K撮影でも連続2時間。Full HDだと3時間の連続撮影が可能となる素晴らしいバッテリーの持ちを示す。
タッチパネル操作で 操作が簡単でSmartPhoneとの接続も安心なのだ。
だが、それでこの機種を選んだわけではないのだ。
 
年齢的に、平均寿命の後半部にだいぶ前に差し掛かった私にとって Action Camは扱いにくい商品だったのだ。
老眼で小さな画面だと操作しにくいとかそういうわけではなく かっこ悪いのだ。
小さなマッチ箱を二個半ぐらい重ねたサイズのカメラは軽量化する必要もあり スポーツに使われることを意識していることから 派手なデザインが多いのだ。
50過ぎの男が 赤や黄色のプラスティックのカメラを持って喜んでいたら痛い人だと思わないだろうか?
実際、少し前に買ったカメラを自転車に付けるとこんな感じだ。

流石に恥ずかしさが前面に出るのだ。
また、所有に対する満足感がプラスティックのカメラという段階で「おもちゃ」という風に感じてしまうのだ。
これは、申し訳ないが本家のGoProにおいてもそう思っている。
ミラーレスにも斬新なデザインのものもあるが やっぱりカメラらしいデザインのものを選んでしまうという新しいものについていけてないかもしれないわけだ。
 
では、このMijia 4Kなのだが前後のパネルはともかく周囲を囲う部分は金属製となっている。
レンズの筒もそうで 回す必要もないのにギザギザの掘り込みがされている。
UVコーティングされたガラスレンズは光が当たると 赤紫色のフレアが出る。

全体も艶消しの黒に塗装されていて サイズは小さいが昔と同じがっつりカメラのデザインなのだ。
ボタンも 多くの機種は電源、シャッター、上下選択ボタンなどついているものが多いが この機種はシャッター位置のボタンが一つだけとデザイン的にもきれいに収まっている。

外部接続端子である マイクロUSB端子もスライド蓋つきで閉めると小さなスイッチがある程度にしか見えない。

電池蓋もサイドスライドしてロックが外れてばねで開くというものだ。

 
もちろん、欠点もある。
恐らく、画質を優先する過程で選択の余地がなかったのだと思うが レンズがほかのものより中止ではなくサイドに寄っていること。
そして、横長になってしまっていること。
バッテリーを大きくしたこともあり、多段のレンズを収める為もありその部分をバッテリーから回避するためにこういったデザインになったのだろう。
だが、そのおかげで下部には ねじが切られていて 三脚などにそのまま固定できるようになっている。
ねじの深さもちゃんと取られていて(この手のカメラはねじの深さが浅く 下ねじ式の三脚だと奥までネジが届かず固定できない場合がある)
他の機種の多くはケースを用意してそこに取り付け部が付いているのだ。
あとはやはり重いのだ。
わずかでも重いのは気にならないわけではない。
 
ただ、なんといっても小さなカメラという姿は 所有欲を何ともくすぐるのだ。
画質的には明るいところで使うにはかなりきれいな解像度感のある映像で レンズがほかのものに比べF2.8と暗めだからかナイトショットはあまりよくない。
手振れ補正は非常によく効いて 舗装路を普通にロードバイクで走っても ほとんど画像の上下動が出ないことからも優秀さはうかがえるのだ。
車の車載カメラとしての撮影では まるで滑っているように見えるぐらいきれいに収めてくれる。
バッテリーはカタログ通りおおよそFullHD 30fpsで3時間近い(64GのマイクロSDを用意したのですが SFineの解像度では 3時間にわずかに満たないところで 容量が尽きてしまった)撮影が可能であった。
Action Camは欲しいがそもそも持っているのを見られるのが恥ずかしいといわれる方にはぜひおすすめの商品だった。
購入は GearBestで購入しました。