ORBリリース

ためしもせずに言うのもなんですが、自宅のPCをサーバーにしたパーソナル放送局という触れ込みのソフト
「ORB」がリリースされました。
http://www.orb.com/jp/aboutus/07062501.php
プレスリリースなのですが、これを見る限り対応機種が多く

■クライアント対応デバイス(MyCastingアクセス)
・コンピュータ
Windows XP以上
Mac OS X以上
Linux

Windows Media Player
RealPlayer
QuickTime
Winamp
Flash Player など
ストリーミング再生できるメディアプレーヤー

スマートフォンPDA
Windows CE
Windows Mobile 5以上
S60 3rd Edition
Palm OS などのOSを搭載したスマートフォン

Windows Media Player Mobile
RealPlayer
Kinoma Player EX など
.asx、.ram/.rm、.sdp、.3gp、.pls形式のストリーミング再生できるメディアプレーヤー

・ゲーム機
Nintendo Wii
Sony PlayStation 3
Microsoft Xbox 360 など
ネット接続がされていて、かつブラウザが搭載しているもの
Nintendo DSSony PSPでは、写真ファイルの閲覧が可能

と、スマートフォンなどでもアクセス可能です。
現在のところ不自由ながら、定額回線もありますので それが使えるとなれば結構画期的なソフトとなるかもしれません。
もちろん、EM・ONEの回線も対象になっており EM・ONEでの再生も可能です。
何よりうれしいのはS60 3rd対応となっているので NOKIA E61などでもどこでも楽しめるメディアプレーヤーと(回線費用は青天井)なるかもしれません。
 
インターネットTVや自宅PCのチューナーカード、Youtubeなども仕様は分かりませんがおそらく自宅PC経由で見ることが出来るようになるのでしょう。(再エンコードしていると思われます)
恐らくソフトエンコード若しくはWindows Media対応の機器しか駄目だとは思いますが、ライブカメラも立ち上げることが出来そうです。
インストール作業がどれだけ簡単かによりますが、エポックメーキングなソフトとなる可能性があります。
できれば帰って試してみたいと・・・・・
 
なにより、とりあえず現状ソフトは無料で提供されているので是非に試してみたいものだと・・・・
 
有限会社アプラン・ジャパンの中の人
メールで連絡ありがとうございます。

CFポートが欲しいのは

3年ほど前にPDAを購入するときの必須条件はCFポートの付いていること。
無ければ通信機能が使えなかったからです。
もちろん、携帯電話で通信するようなブルジョワでもないので PHSで通信をするという前提。
というよりも、もし無線LANだったとしてもCFでの拡張以外は考えられなかったのです。
 
当時はPalmがメインだったこともあり ブラウザーはNetFrontで画面のイメージは大きく損なわれるもののテキストが読めないレベルではない。
考えてみると通信環境とうまくバランスの取れた関係でした。
あとは、メールを定期的に受信して夕方にはバッテリーが空。
バッテリーも交換できないので、昼間は省電力で出来るだけ使わないように・・・・と、何か間違えた運用をしていました。
電源のあるところでメールを読むならPDAでなくても良いといううわさもありましたから。
まあ、いろいろな部分で不自由な時代でした。
 
私の生活を変えたのは、ボーダフォンコネクトの登場とBluetoothでした。
ボーダフォンコネクトは私が購入する少し前からありました。
料金体系も今ほどではないのですが、現在のスーパーの料金でミドルぐらいでした。
ただ、CFカードで繋いだときのバッテリーの消費量が半端ではなく、PC用としては使えるもののPDA用としてはとても考えられないものでした。
そして、登場するのがBluetoothのインターフェースを持った携帯電話。
海外向けの契約を複数本持っていたこともあり電話機は持っていたので、恐る恐るSIMカードを入れて使ってみました。
回線速度は満足のいくレベルで、驚くことにPCに繋ぐと当時の屋外Wifi環境のスループットの悪さもあって まるで無線LANでつながっているがごとく感じたものです。
現在でも状況は大きく変化しないというより、それ以上の速度を要求する事が少ない環境では満足しています。
多くの場合、無線LANの設定を行うぐらいなら そのまま接続というのはめんどくさいということもあるのでしょう。
 
今では、EM・ONEもあるのですが ケーブルを出してくる手間やBluetoothのSWを入れる手間を考えるとそのままダイアルアップすることが多かったり、PDA自身が電話で通信機能を持っているので段階を踏んでの接続も必要なくなっています。
もちろん、腰を落ち着けるとなるとEM・ONEの速度は私にとっては暴力的で 今いる場所すら忘れてしまいます。
故に スロットとして必要なのはメモリーカードスロットとして必要なSDカードスロットだけ。
そして、そのカードスロットですら カードの大容量化に併せて交換頻度を減らしたようでSDカードはMiniSDとなり、今では頻度高く交換することを本当に考えたのかですら疑問に思えるMicroSDとなってます。
筐体によってはカードスロットの蓋がパカパカ(まだ根に持つか)してしまうこともあります。
 
本体メモリーがEM・ONEで512K(システムエリア含む)、一部のGPS機能付きPDAでは1〜2Gとなっています。
メディアプレーヤーとして酷使しない限りさすがに十分なサイズ。
下手をすればメモリーカードスロットが無くても良い機種も出てくるかもしれません。
USBポート経由でカードリーダーも使えますなんて。
未だ本体を購入すると512Mが付いてくると宣伝してるぐらいだから 十分大丈夫でしょう。
 
では2〜3年前の拡張スロットのあり方と、現在のものSDIO対応とW−Zero3ではいつも話題になりますが X01HTなどではマイクロSDであることもあってか、I/O機能に関しての対応が話題になることもありません。
USBだったりBluetoothだったりと 拡張スロット側の用途が外部I/Oからメモリー専用に変わってきています(もちろん、W−Zero3では拡張スロットの意味合いが強いのですが)。
そして、メモリーも単価の低下を受けてカードも安くなりましたが本体実装分も安くなったので実装量が増えてゆきます。
本体実装を増やすことで、本体に最初からインストールされているアプリケーションを増やし 付加価値の方向性を一時期の富士通のPCのように実装するアプリケーションに求めているのではと心配したくなるような状況です。
ただ、メモリーの搭載量が増えるのは概ね歓迎できる状況なのでそれは良いことで メモリースロットそのものの必要性も下がってきました。
 
考えようですが、メモリースロットは結構大きな問題です。
カシオのGショック携帯電話でもメモリースロットのカバーの問題が記事になるほどでしたが無ければ問題になることもありません。
確かに電話用のSIMカードはなくならないでしょうが、これは普段は抜き差しするものではありませんし バッテリーの下にあることも多いので問題にはなりません。
つまり、GショックPDAやGショックPDAなんていうのも作りやすくはなります。
まあ、それ以前にスロットが必要なのかの議論に入るようになります。
USBポートが必要ならその問題もあるのですが・・・・
 
意味が変わり、必要性も徐々に下がってゆき 将来に向かってどうするとなるわけですが どうなるんでしょうね?
PDAやSmartPhoneに今は必ず付いているカードスロットはどうなるんでしょうね?
来年の今頃には既に無い機種が登場して、Bluetoothの高速規格でメモリーカードを読むよりも速い速度で咽んで交換できるかもしれませんし、USBに繋ぐとカードリーダーになるのでいらないとかかもしれません。
意外にも、メールで送っても遅くならないほどの回線になっているかもしれません。
うちの家にも複数毎ある、サイズ不定のSDやCF 安くなって使い捨てのように使う1G台のカード。
来年にはFDのように、何か無線の使えない環境のときに・・・・とか言う程度のものになっていたらどうしましょうね・・・

Orbを使ってみました

インストールしながらキャプチャーを用意したのですが
http://d.hatena.ne.jp/itokoichi/20070625/p1
に私より綺麗にUpされているのでそちらをご覧ください(他人任せ?!)
 
とにかく凄いの一言です。
遅い回線が今用意できないので なんとも難しいところですがEM・ONEの回線でも ブロードバンドの回線でも快適に再生されます。
では、まず実験環境より
Pentium4 2.4G FSB400のあまり速くは無い現在の普及機ですので恐らく多くの仮定のものと同様でしょう。
モリーも1GのDDR266ですので普通の環境と言うことでお考えください。
残念ながらキャプチャーカードは現在ソフトエンコードのものが入っていますのでテレビの視聴はできません。
週末にでもハードウエアーエンコードのものと交換してみましょう。
 
インストールは伊藤親分のところを見てもらうとおり簡単。
ファイアーウオールを越えるのに、アプリケーションがネットワークを利用するのを許可するかのワーニングが表示されたのが違うところでした。
もちろん、許可をしたのでそのまま動きました。
仕組みとしては、自宅のPCをORBのサーバーとセキュリティの確保されたアプリケーションで接続し、そのサーバーのセキュリティを通じてデータを交換しているようです。
ストリーミングが開始されたときに表示されるIPが自宅のものでないことからも間違いないでしょう。
サーバーの設定はインストールするだけと言うのは驚くほど簡単です。
 
そしてクライアントがもっと簡単です。
https://mycast.orb.com にアクセスするだけです。
インストール時に登録したユーザー名とパスワードを入力するだけで自宅PCの中身を見せてくれるメニューが立ち上がります。
このとき、Windowsの標準ディレクトリーである My DocumentやMy VIDEO等は既にデフォルトでファイラーに登録されています。
通常使っているPCであれば、そこに音楽やビデオが記録されていると思いますので特別な設定は必要ありません。
メニューの中にファイルブラウザーがありますので、Windowsライクなインターフェースで直接HDDの内容を確認することも出来ます。
 
自宅のPCでの利用となりますが(セキュリティの管理を無償のサービスに出した場合職務上でのデータ漏洩等が発覚したときに大変なので会社のPCでやるときにはご注意!!)自宅PCに置いたファイルなどは全てが出先で参照できるファイルとなります。
驚くほど便利な機能です。
でも、このサービスの利点はやはりストリーミングの機能でしょう。
 
ストリーミングの機能のすばらしい点は再生するファイルを選ばない(今知っている範囲では)こと。
実験したのはDVDをそのままの画質でCDに収めるという触れ込みで出てきたDivX5のエンコードのファイルと512KのMpeg4ファイルをPCとEM・ONE、NOKIAで再生すると言うものです。
実行はどの機器でも同様で、ブラウザーを立ち上げて上記のアドレスにアクセスするだけです。
そして、画面の指示通り 「アプリケーション」−「ビデオ」を選択するとフォルダーが表示されてMyVideoの内容が一覧になっていることでしょう。
再生したいファイルを選択してダブルクリックすると、ストリーミングアプリケーションが起動しファイルの再生が始まります。
PCではWindowsMedia(デフォルトでは)、EM・ONEでは(ブラウザーがIEでないとストリーミング連携しないと思いますのでIEでどうぞ)同様にWindows Media、NOKIA E61ではNOKIA WEB BrowserからReral Playerへと連携し起動します。
ブラウザー起動時にPCでは回線の速度テストが行われているようで、右下に「Web速度」という表示で回線の速度が表示されています。
恐らくベンチマークをバックグランドで行い、その速度に最適化したデータを送ってきているようです。
ちなみにEM・ONEとNOKIAでは、ファイルを選択したときにベンチマークが行われてビットレートが確定するようです。
 
どの機器で見てもちゃんと動画が再生されます。
これは驚く限りです。
また、同様の仕組みはPC内のファイルだけではなく WEB上のファイルに対しても同様に行うことが出来るようで、有名なところではYouTubeなどもPC側でストリーミングデータに変換して送信されてくるので EM・ONEやNOKIA E61でもそのままの形で見ることが出来ます。
難しい変換ソフトなどを使わずに、現在登録されたファイルがそのまま見れるという便利なつくりになっています。
他にもGoogleビデオやYahooビデオにも対応しています。
屋外でYouTubeなどを見るのには大変便利な機能です。

ちなみにサーバーとなるPCは上記スペックでも 負荷は60%ぐらいなので常時利用できる程度の負荷率です。
受信するPCは通常のストリーミング再生ですので、同程度のスペックのPCでも20%程度の負荷。
屋外でPCサーバー経由で見た場合にバッテリーにもそんなに辛くない状況での大成となります。
特にFlashビデオの再生は重いので、こちらを経由したほうがバッテリーのためには良いような気がします(勿論通信手段に食われるバッテリーとどちらが大きいと言う問題もありますが)
 
導入が非常に簡単で、多くの機器から見ることの出来るこのアプリケーションが無償で提供されているのですから驚く限りです。
何かしたいときだけでも良いのでPCの電源を入れて出かけるだけで ファイルを家に置いたままで出かけることが出来るのなら・・・回線さえあればということなら便利に使えそうな気がします。