Orbを使ってみました

インストールしながらキャプチャーを用意したのですが
http://d.hatena.ne.jp/itokoichi/20070625/p1
に私より綺麗にUpされているのでそちらをご覧ください(他人任せ?!)
 
とにかく凄いの一言です。
遅い回線が今用意できないので なんとも難しいところですがEM・ONEの回線でも ブロードバンドの回線でも快適に再生されます。
では、まず実験環境より
Pentium4 2.4G FSB400のあまり速くは無い現在の普及機ですので恐らく多くの仮定のものと同様でしょう。
モリーも1GのDDR266ですので普通の環境と言うことでお考えください。
残念ながらキャプチャーカードは現在ソフトエンコードのものが入っていますのでテレビの視聴はできません。
週末にでもハードウエアーエンコードのものと交換してみましょう。
 
インストールは伊藤親分のところを見てもらうとおり簡単。
ファイアーウオールを越えるのに、アプリケーションがネットワークを利用するのを許可するかのワーニングが表示されたのが違うところでした。
もちろん、許可をしたのでそのまま動きました。
仕組みとしては、自宅のPCをORBのサーバーとセキュリティの確保されたアプリケーションで接続し、そのサーバーのセキュリティを通じてデータを交換しているようです。
ストリーミングが開始されたときに表示されるIPが自宅のものでないことからも間違いないでしょう。
サーバーの設定はインストールするだけと言うのは驚くほど簡単です。
 
そしてクライアントがもっと簡単です。
https://mycast.orb.com にアクセスするだけです。
インストール時に登録したユーザー名とパスワードを入力するだけで自宅PCの中身を見せてくれるメニューが立ち上がります。
このとき、Windowsの標準ディレクトリーである My DocumentやMy VIDEO等は既にデフォルトでファイラーに登録されています。
通常使っているPCであれば、そこに音楽やビデオが記録されていると思いますので特別な設定は必要ありません。
メニューの中にファイルブラウザーがありますので、Windowsライクなインターフェースで直接HDDの内容を確認することも出来ます。
 
自宅のPCでの利用となりますが(セキュリティの管理を無償のサービスに出した場合職務上でのデータ漏洩等が発覚したときに大変なので会社のPCでやるときにはご注意!!)自宅PCに置いたファイルなどは全てが出先で参照できるファイルとなります。
驚くほど便利な機能です。
でも、このサービスの利点はやはりストリーミングの機能でしょう。
 
ストリーミングの機能のすばらしい点は再生するファイルを選ばない(今知っている範囲では)こと。
実験したのはDVDをそのままの画質でCDに収めるという触れ込みで出てきたDivX5のエンコードのファイルと512KのMpeg4ファイルをPCとEM・ONE、NOKIAで再生すると言うものです。
実行はどの機器でも同様で、ブラウザーを立ち上げて上記のアドレスにアクセスするだけです。
そして、画面の指示通り 「アプリケーション」−「ビデオ」を選択するとフォルダーが表示されてMyVideoの内容が一覧になっていることでしょう。
再生したいファイルを選択してダブルクリックすると、ストリーミングアプリケーションが起動しファイルの再生が始まります。
PCではWindowsMedia(デフォルトでは)、EM・ONEでは(ブラウザーがIEでないとストリーミング連携しないと思いますのでIEでどうぞ)同様にWindows Media、NOKIA E61ではNOKIA WEB BrowserからReral Playerへと連携し起動します。
ブラウザー起動時にPCでは回線の速度テストが行われているようで、右下に「Web速度」という表示で回線の速度が表示されています。
恐らくベンチマークをバックグランドで行い、その速度に最適化したデータを送ってきているようです。
ちなみにEM・ONEとNOKIAでは、ファイルを選択したときにベンチマークが行われてビットレートが確定するようです。
 
どの機器で見てもちゃんと動画が再生されます。
これは驚く限りです。
また、同様の仕組みはPC内のファイルだけではなく WEB上のファイルに対しても同様に行うことが出来るようで、有名なところではYouTubeなどもPC側でストリーミングデータに変換して送信されてくるので EM・ONEやNOKIA E61でもそのままの形で見ることが出来ます。
難しい変換ソフトなどを使わずに、現在登録されたファイルがそのまま見れるという便利なつくりになっています。
他にもGoogleビデオやYahooビデオにも対応しています。
屋外でYouTubeなどを見るのには大変便利な機能です。

ちなみにサーバーとなるPCは上記スペックでも 負荷は60%ぐらいなので常時利用できる程度の負荷率です。
受信するPCは通常のストリーミング再生ですので、同程度のスペックのPCでも20%程度の負荷。
屋外でPCサーバー経由で見た場合にバッテリーにもそんなに辛くない状況での大成となります。
特にFlashビデオの再生は重いので、こちらを経由したほうがバッテリーのためには良いような気がします(勿論通信手段に食われるバッテリーとどちらが大きいと言う問題もありますが)
 
導入が非常に簡単で、多くの機器から見ることの出来るこのアプリケーションが無償で提供されているのですから驚く限りです。
何かしたいときだけでも良いのでPCの電源を入れて出かけるだけで ファイルを家に置いたままで出かけることが出来るのなら・・・回線さえあればということなら便利に使えそうな気がします。