少し建設的な モバHO!

あまり良いことばかりを書いているわけでなくて申し訳ないのですが、自腹を切って書いている訳ですから好きなことぐらい書かせてもらおうと 書いています。
でも、買って尚且つ契約までして使っているわけですから決して嫌な というより期待するデバイスの一つであることは確かです。
なんとなく、矛盾した言い方ですが 矛盾が服を着て歩いているような性格ですから病む終えません。
恐らく、PDAを使っている方の多くがそうなのではないかと思うのですが、「CFが無いと通信できない」と言いながら「大きいのは嫌い」というようなもので デバイスを付けた分大きくなってしまいます。同じことが液晶にも・・・って主題から外れそうなので。
モバHO!のもっとも大きなメリットは持ち歩けることにあります。現在の持ち歩き端末がPDAのサイズ以上であることは論外であると思います。ふた周りほど小さいだけで携帯用のDVDプレーヤーと同じぐらいのサイズであれば 携帯用DVDプレーヤーと言う選択もあります。番組に縛られるか縛られないかは個人の自由の世界でしょう。車でもFMを聞く人もいれば、CDしか聞かない人もいます。今回狙うのだとすればラジオしか聞かない人がCDを捨て去ったときに得られる利便性で 借り物のコンテンツだけとかいうレベルで満足度が少ないのではと思います。
しかし、今回のようにPCに接続されるカードになった時点で話は変わってきます。
最近でこそ話題にならなくなりましたがWindowsXP MCEのデバイスとしての認識があれば大きく話しが変わってくるでしょう。
現在の状態では、ドライバーですらMicrosoftの認証を受けていないわけですからそれも図るべくも無いでしょうが、そういったコンテンツもMCEは求めているはずです。
配信元との契約の問題もありますが、著作権情報付きコンテンツとしてMCEで記録できるようになれば活用の幅がぐっと広がります。
もちろん、持ち歩くデバイスとしてのPCカードのモバHO!とは別に 母艦用途としてのモバHO!は魅力的なデバイスに写るでしょう。
残念ながら、現在のFM放送も 有線を家庭に引いている人も それをPCに記録されたデータとして利用できているわけではありません。
もちろん、キャプチャーして楽しんでいる人もいるでしょうが、インターネットからダウンロードして楽しむ楽曲と同様に聞くことの出来るデバイスなのです。
例えば、見たい番組をMCEの番組表にiPEGで表示し それを選択すると夜の間にもしくはその番組が放送されたときに記録されます。
そして、MCEの機能で 再生回数の制限や、コピー回数の制限、再生可能日時の制限を付ける事が出来ますので、そういった使い方でPDAやMCE認定のメディアプレーヤーに転送できるのであれば、支払ったお金も安く感じるでしょう。
動画は、申し訳ありませんが殆ど見ないのですが MPEG4で転送してきているので MCEがデバイスと認識して 著作権情報を転送できるのであれば 動画も音楽も携帯電話にそのままエンコードもせずに記録することも可能になるでしょう。
そういった、スタイルの使い方を想像させるべきデバイスとしてはモバHO!のPCカードは大きな存在意義を感じます。
有線のコンテンツは、いつも思いますがかなり魅力的なものです。どちらかと言うと良すぎると思うぐらいです。独自だったり、他の要素があったりはしますが いま流行の、いま人気のある 音楽がヘビーローテーションで流し続けてくれているわけですから BEST50を録音して携帯プレーヤーに転送すれば3日掛りぐらいで聞くのにちょうどいい量ですし、ジャンルに応じた番組も一日中やっています。そこで記録した番組内は途中で広告も入りませんし、今聞いている曲が気になればプレーヤーを見れば曲名や歌手が出ていますし、巻き戻して聞くこともできます(もちろん、回数制限が掛けられてなければですが)。それが家の母艦だったり、表に持ち歩くPCだったりするわけです。
もちろん、真剣に曲の編集をして聞きたい人もいるでしょうが、I−podシャッフルのように 自分の持っている楽曲の中でランダムに何が流れてくるか判らないを楽しむ人もいます。
同じことが、ニュースばかりでなくもっと楽しいコンテンツを動画側にも展開してくれるのであれば それもいいかと。
音楽に関しては、月々1000円ほど(だったっけ?)ですから、新曲をレンタルに行くよりは効率が良いような気もしますが・・・・でも著作権的にまずいのかな?
マイクロソフトが環境を統一してコンテンツを管理して 提供しようとしていることの根底に大きなお金が流れているとしても、こういったデバイスを取り込んで、認定機器であれば自由に著作権情報に記された再生機能を持ったデバイスを多く出してくれたら便利な時代になってくると思うのですが やはり嫌いな人は嫌いなんでしょう。もちろん、SonyでもAppleでもいいのですが 特に両者は他社商品を認めるような会社ではないので難しそうですよね。
電波がつながっていると言うことや、受信エリアはあくまでもハードの世界の話なんです。利用する側にとっては、電波が届いてようが届いていまいが 自分の見たい(聞きたい)ものが見たいときに提供してくれるものであればなんでもいいんです。私のようなハードおたくもいますが、「衛星だから」とか「無線で」とかより そのデバイスを使って、いかにその制限を感じさせずに お客に使わせるかですよね。
今回のようなデジタル放送の場合、全てのチャンネルを全部記録することも可能です。
1インチの20GぐらいのHDDがあれば音楽だけならかなりの時間記録できるでしょう(全チャンネル)それを選択させて聞かせるとか、その中で選択するのは使う側とか 今のテレビ・ラジオにない使い方を提案してくれないと 難しいですよね・・・