台湾はAcerと富士通??

ホテルからタクシーで25分。台湾の秋葉原「光華商場」に到着しました。
タクシー代は比較的安く、450円ぐらいが最大で 台北市内であれば渋滞が無ければたどり着きます。
私の知っている範囲では比較的安全で、私も2度しかトラブルに会ったことがありません。
一度は、身に覚えの無い荷下ろし料を取ろうとした運転手と(台湾にはそういった習慣はありません。また、払うのはチップと思えばやぶさかではありませんが 人に(到着地のボーイ)に下ろさせといて 金だけ取るのは納得いかない)と道を間違えたのにメーター通り取ろうとされたとき(これも、間違えたのに悪びれず 文句を言ってきたりしたから払うのが嫌になっただけ)の2度ほどで、どちらも僅かな額NT$10(35円程)の攻防なのでめんどくさければ払えば機嫌よく行ってしまうので 普通にはトラブルにもならないことです。
ただ、なんと言っても海外のタクシーです。ちゃんと地図を見せて相手の理解を確認してから座席に座るようにしましょう。
時折、勘違いされる方がいらっしゃいますので追記しておきますと 秋葉原は世界最大の電気街です。いくら海外の電気街が大きいと言っても底までのサイズはないので悪しからず。
ただし、その内容に関しては国によって色々と特徴があり 日本はありとあらゆる物が混じっているのに対して 海外の電気街は必ずその発祥から色が出ています。
例えば、この「光華商場」は とにかくコンピューターに関するもの そしてその周辺機器の街です。ゆえに、冷蔵庫やエアコンを買おうとしても売っていません。
唯一、販売しているのは街中でも良く見る黄色い看板の3Cと書いてある店。これは、電気街でなくてもある店舗で日本で言うヤマダ電気やコジマ電気といった感じの店舗の中に多くの商品がぎゅっと詰まっている感じになっています。
光華商場(ここでは一つの建物の名前なのですが、この地区という意味で使っています)には、いくつかに分類できるお店のグループがあります。
一つは、「自作PC系」
これは説明の必要も無く、入り口には各種PCケース 中に入ると棚には所狭しとPCに入れるカードが並んでいます。もちろん、キーボードやスピーカーなども並んでいます。
こういった店は、アーケードのある表通りに面して立っています。
「中古系ショップ」
このタイプの店は、メジャーでない(見た目が)店の横にある階段を上がったところにあるお店です。
入り口からごちゃごちゃした 色々な物が並べられていて、中古が多いので汚い並びになっています。
「Note PCショップ」
恐らく今の花形なんでしょう、目立った通りに明るい店が並んでいます。
入り口には、今日の特価なんでしょう値段を張ったPOPが貼られています。奥には AcerのフェラーリーNOTEなんかが 陣取っています。
今のラインナップは、Acerか富士通で 特に富士通のモバイルPCは(Model T)あちこちで一級品の扱いを受けていました。
ちなみに、一時期話題になったタブレット機能付きPCは 安売りこそあまりされていないものの やはり店舗の奥のほうに展示されていました。
価格は、やはり秋葉原のほうが安いと思われます。
「PDAショップ」
今のNotePC系ショップの上や、小さな店舗が集合したビルの2Fに良くあるPDA専門店。
ガラスケースの中に 価格も書かずにPDAが並んでいます。
本物だったりモックだったりしますが、声をかけると簡単に見せてもらえます。頑張って説明してくれようとしてるんですが 一切何を言っているのか解りません。
AcerのPDAやDopadも置いてあります。やはり、今の旬はDopad900 つまりHTCのキーボード付き端末。どの店も5台〜10台ぐらいの箱が積んであります。
Dopad700も普及機として人気が有るようで 実際の販売の主力はこちらかなと思わせます。
一緒に、ケースやスタイラス等の部材も販売されています。日本と違うのは日本では発売されていない純正品。バッテリーチャージャーなどもあることです。面白いのは、画面の保護シートで 何故か殆どは日本語表記です(私は見たことの無いモデルですが)
「工具系」
といっても ハンマーなんかを売っているわけではないのですが 工具に特化した店もあります。
ただ、あるのはコネクターやトランスACアダプター等の汎用品とそれを加工する工具の集合体で どちらかというと 中国やヨーロッパから入ってきた機材を動かす為に 電源を変えたりという作業をしているのではと思うのですが。
ケーブルも壁から沢山下がっています。
「パーツ系」
PCに関する細かいパーツだけを扱っている店で、CCDカメラやマウスなどが山のようにあります。とにかく何でもあります。
「メディア系」
メディアなのですが、とにかく売り方が違う。
何本もカウンターの上には柱が立てられていて、そこにメディアがドーナッツのように刺さっています。
一つの列は同じ種類で、一番上のメディアにはマジックでメーカーや種類 値段などが書かれています。お客さんか店員かが好きな枚数を取ってお金を払うシステム。
ただ、買ったメディアは紙袋にそのまま投げ込まれて渡されます。ちゃんとしたケースに入っていたりはしないようです。
だいじょうぶかー!! って聞いてみたくなります。
「古本屋」
新しいのか古いのか、一応PC紙を販売していますが 実際に在庫の多いのが日本の漫画の中文版が並んでいます。
「ソフト屋系」
PCのソフトやVCD、DVDを販売しています。
最初にこの国に来たころは、多くが日本のドラマやアニメだったんですが 最近では明らかに台湾製のものが増えてきています。
最もMaid in Japanが強いのがアダルトビデオの世界。
女優の名前が店の前に張り出してあるぐらいですから、それだけこちらの人達も詳しいのかと・・・
傾向的に・・・・・、いえいえ、日本でどんな物を売っているとか知らないので なんとも言えません。はい

まあ、思いつく限りではこんな分類になります。
最後のほうは、すこしダークな雰囲気が漂っているの 綺麗で明るい店でないことはわかっていただけると思います。
どちらかといえば、狭い小さな店の集合体というのが台湾の店の本来の姿であろうと思うのですが・・・・
今回は、仕事ですので詳しくは見れて無いのですが それでも、気になったのはなんといってもMIO 168RSが安い!!
日本円にして、約2万円。
RSモデルですので、車載キットまで付いての価格。
本体が中文版なのがデメリットですが、知恵と勇気で解決した人もいますので・・・・
BenQ P50も幾分在庫があったのですが、品不足のようで置いてある店も少なく 7万円ぐらいと発売時に比べて1万円弱下がったのみの結果になっています。
GPSユニットとセットだと、GPSユニット(BT)が3000円ぐらいで購入できるプラン等はお買い得感を感じたのですが、いかがですかね?
ここへ来ると、毎度楽しみなのは 屋台の小ろん包
小さな蒸し器一段分で 200円ほどのこの 小ろん包ですが 乱暴にもビニール袋にざらざらと流し込んでくれます。
ビニール袋の中に、タレと生姜の細切りを一緒に入れてくれようとするのですが(ただ注ぎ込むだけ)食べにくくなるので 丁重にお断りします。
まだ、暑い時期だったのでそれほどのありがたみは感じませんが、小さな包みを口の中にほおり込んで、かみ締めると中に入っているスープが 口の中全部を火傷させようと迫ってきます。スープが毀れないように口を半開きにして 「はふはふ」するのが楽しくなるほど おいしいスープです。
もし、行かれる事があれば是非にも味わってみてください。