コネクタの種類

現在、ネットワークで使うコネクターはRJ-45というコネクターを使うことが多いでしょう。
勿論、光ファイバーなどは別としてなのですが、多くのPCにはその8極8芯のコネクターの刺さるポートがあります。
そして、よく似た規格にRJ−48というものがあります。
INS1500といわれるマンションなんかでよく使われる電話のコネクター(複数の回線を束ねて使うタイプのコネクター)やT1といわれる専用線に使われるものです。
実は、この二つのコネクターは兄弟のようなもので 電極の形状から何から何まで同じに出来ています。
唯一違うのは、コネクターの横に出っ張りが付いているのが48で付いていないのが45です。
つまり、48のポートに45のケーブルを挿すことができるのです。
では、なぜこんなことをしているかというと、一般的なネットワークは5Vの非常に低い電圧で動作しています。
それに対して電話線は24Vや48Vで動いていることが多くそのコネクターを間違えてPCに差し込むとPCのネットワーク回路が焼け死んでしまうことになります。
故に、挿し間違えないような構造になっているということなのですが・・・
では、USBの端子を見てみましょう。
標準の口には一般的な横長のものと山形になっているものと二種類あります。
小さいものにはminiAとminiBが一般的なものです。
それ以外にも機種によっては特別なコネクターを使います。
殆ど同じ形なのに2種類に区別しているのは、最初に出したネットワークのコネクターの話と少し似ていませんか??
片方はクライアント用のコネクター、もう一方はホスト用のコネクター
この双方が指し間違えないようになっているのですが、挿し間違えたらどうなるのでしょう?
当然クライアント同士を間違えて繋いだ場合、何もおきません。
しかし、HOST同士を間違えて繋いだらどうでしょう?
もちろん、両端が通常のBと呼ばれるケーブルを持ってきて(角型のほうです)二台のPCに接続したとき。
PCの場合は ホスト/クライアント共有ポートなので自動的に作動するのですが、これがHost専用機器などの場合迷わず電源を供給します(多くの場合は保護回路が入っています)
双方から電源供給を行った場合、事によってはショートする可能性があります。
故に、挿し間違えないように出来ているわけなのですが・・・・
もちろん、コネクターとしては近い形状ですから簡単に作り変えることが出来ます。
ただ、作り変えたコネクターで 保護回路の弱い機器同士を繋いだ時にはどこかに障害の発生する可能性のあることだけを考慮し、自己責任でお願いします。
何年か後、間違えて使わないように 識別をしっかりされることをお勧めします。