M-FEPのバージョンアップ

中文・英語版のNOKIA E61も少し進歩しました。
現状、WEBに対する書き込み以外にあまり不自由してなくて申し訳ない中文・英語版のNOKIA E61です。
そのNOKIA E61の日本語入力環境の双璧のうちの一つ M−FEPがバージョンアップしました。
バージョンはマイナーアップの0.5.2.前回の0.5.1からですと番号的には僅かなアップながら機能的には大きな進展がありました。
 
今回の目玉はなんといってもセンターキーに割り当てられた確定ボタンでしょう。
日本語版NOKIA E61でも同様なのですが カーソルキーのないE61ではカーソル代わりに使われるのは センタースティックです。
もちろん、変換はスペースで送っていってEnterキーで確定で良いのですが、センタースティックが使えるのならば 送り・戻りが簡単に出来ます。
そして、そこまで行けた所で最後に確定を センターボタンで押して・・・と言いたいところのセンターボタンが今までうまく使えなかったのです。
 
これはキーイベントを取り込む設定の問題なのか他のキーと同様の取り込み方では出来なかったようで ペンディングされた内容でした。
今回、UIQのセンタージョグの解析と同様に解析された内容のようです。
現時点では 前述したとおり スペースに確定でも問題のない部分です。
しかし、このまま正当進化してゆけば文節の区切りの変更等が発生したときには重大な意味を持つキーなのです。
いわゆる明日のための一歩が踏み出されたわけです。
他にもショートカットのキーの変更等がなされています。
あまりショートカットを使えていない私には実は今のところ良くわかっていません。
 
日本語の入力環境としては、予定表・メール供に現在はM−FEPを中心に使っており、Opera miniを使ったコメントなどの書き込みにはKKjconvを利用している訳なのですが、私の使い方では多くは予定表であり、メールなので機能の強化は純粋に嬉しい限りです。
今のところの最大の不満点は、入力の「〜の」とか「〜が」とかの格助詞付きの入力が出来ないこと。
PCとPDAの日本語入力で大きく違うとか案じられるのは連文節の変換で 前後の文節の動詞や修飾語から、確定する候補を絞る仕組みがPCに比べてPDAが大きく劣る部分だと思っています。
しかし、これはメモリーとCPUのリソースの関係で あまりにも遅くなる用件だとすれば実装されないのが正しく、恐らく多くでこの機能が貧弱なので現状では実装しないのが正解のように思います。
長文節の入力後確定の文節の区切りを切り替えたりする作業をわずらわしく思う私は PDA等では単文節変換の習慣が付いているようで そのこと自身はあまり困らないのですが 格助詞に関してはついつい オーバーランして入力してしまいます(笑)
これがフルキー付きの端末でなければ投げ出したかもしれませんが、BSキーも独立していますし、キーボードも私には比較的押しやすいので 入力は十分に出来ています。
 
もちろん、土台のないところに家は立ちません。
土台を立てている最中に、家の設計を古茶古茶変更しているようでは安定した設計の家は立ちません。
現在が、そういった小細工を弄する状況にない事は良くわかっていながら 期待するのは卑しい証拠でしょうか?
検証をしながらゆっくり待つのも、NOKIA E61と付き合うのに良い時間なのかもしれませんが・・・ 何故か、日本語版を買わずに済んでいるのはこのアプリのお陰のような気がしますので。
 
今回はBluetoothキーボードのサポートもされているので 複数のBluetoothキーを持っている私もテストに参加できそうです。
週末には是非試してみたいと思うのですが・・・・
とにかく、改善ありがとうございました。

ダウンロード及び検証に参加したい方はこちらまで
http://gawen.hp.infoseek.co.jp/digilife/mfep60.shtml