ＰＤＡやＳｍａｒｔｐｈｏｎｅを使うにあたって、ＰＣとの接続は多くの場合避けられない壁となります。
スキルのレベルにもよりますが、アプリケーションのインストールを行う場合には必要となる場合が殆どです。
勿論、ＷＭやＮＯＫＩＡでは端末でインストールすることも出来ますが、ダウンロードしたファイルがインストール後も端末に残ったりとメモリー容量に余裕の無いこういった端末では（もちろん、そこを理解できている人は別ですが）望ましいとばかりはいえません。
まあ、それもアプリケーションのインストールの形態が統一されていないことが問題なのですが・・・
その問題はともかくとして、ここではＰＣとの接続です。
標準で使うのであれば、ＷＭではＡｃｔｉｖｅＳｙｎｃ、ＰａｌｍならＰａｌｍ ＤｅｓｋｔｏｐそしてＮＯＫＩＡ ではＮＯＫＩＡ ＰＣＳＵＩＴＥとなります。
どれも、ＣＤが付属していてＣＤを入れるだけで自動的にインストールされる簡単設定ですが 残念ながらＰａｌｍは日本市場から撤退してしまったために日本語版のプログラムが入手できず、英語版を日本語化するという手順が増えてしまいました。勿論、気にしなければそのまま使えるので良いといえば良いのですが・・・・
Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈを総ての機種の標準に近い形で装備したＮＯＫＩＡ端末は、ＰＣ側にＢｌｕｅｔｏｏｔｈが付いていると非常に簡単に使うことが出来ます。
インストール後ウイザードに従って、接続をＢｌｕｅｔｏｏｔｈに選択すれば パスキーの認証などもウイザード形式で行ってくれるので簡単に導入が可能でしょう。
日本市場では未だＢｌｕｅｔｏｏｔｈ搭載のＰＣが少なく、あまり恩恵を受けるユーザーは少ないようですが わざわざＢｌｕｅｔｏｏｔｈの付いているＰＣを選ぶ私のような変わり者は恩恵を人より余分に受けています。
いま、手元にある ＯＱＯ、ＶＡＩＯ Ｔ、ＶＡＩＯ ＵＸ総て搭載しています。
出来ればディスクトップ機にも欲しいとは思いＵＳＢのものを購入はしてあるのですが、面倒くさくて置いてあるというのもあります。
とりあえずＰＣがわにアプリケーションをインストールし設定が終わると近づくだけで接続されます。
（もし、近づいても接続されなければ ＮＯＫＩＡのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ設定の中の自動接続が設定されていないのでしょう。）
接続がされると、バルーンがＷｉｎｄｏｗｓのタスクバーから立ち上がるので確認できます。
勿論、アプリケーションのインストールやＰＩＭの同期などもＰＣ−ＳＵＩＴから可能なのですがそれは多機能過ぎるので説明は説明書に任せるとして、ここではファイル転送の簡単さに目を向けてゆきましょう。
Ｗｉｎｄｏｗｓの標準ファイラー（と最近は言いませんが）の「マイコンピューター」を開くとその中に「ＮＯＫＩＡ ＰＨＯＮＥ ＢＲＯＷＳＥＲ」というアイコンが出来ていることに気が付くでしょう。
それをダブルクリックすると接続されている機種名（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈの登録名）が表示されます。
２機種接続されていれば２機種分出ます。
恐らく２台も繋がる人は少ないと思うので、機種名をダブルクリックすると恐らく４つのアイコンが表示されます。
「電話機のメモリー」、「メモリー」、「電話帳」、「メール」です。
この４つは説明するまでも無く携帯電話のなかのデータのデータの保管場所を示します。
例えば、携帯電話にＭＰ４の動画を入れて見たい思えば「メモリーカード」のアイコンをダブルクリックし「ＶＩＤＥＯＳ」のフォルダーをダブルクリックして開いた窓に、ドラッグ&ドロップでＭＰ４のファイルを投げ込めば携帯電話に刺さっているメモリーカードに転送されます。
勿論、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈでの接続ですので速度は押して知るべし程度です。
同様に、「Ｄｏｃｕｍｅｎｔ」にはワードやテキストの文章、「Ｓｈｅｅｔｓ」にはＥｘｃｅｌの表、「Ｉｍａｇｅｓ」には写真や画像、「Ｓｏｕｎｄ」には音楽が置かれる訳です。
セキュリティの関係や再生するアプリケーションの関係で再生不可のファイルもありますがＮＯＫＩＡで扱い可能なファイルはこれだけでＯＫな訳です。
ＷＭやＰａｌｍでもよく似たことが出来ます。
ＰＣとＰＤＡ（ＳｍａｒｔＰｈｏｎｅ）が線を繋がなくてもまるで接続されているＵＳＢの外付けドライブかメモリーカードリーダーのようにアクセス可能なわけです。
セキュリティの関係で一部ファイヤーウオールソフトでは実効も出来ないようですが 新しいものでは多くこの機能は自動的に通してくれるようになっているようです。
操作が必要なアプリケーション等がなくても、Ｗｉｎｄｏｗｓでアプリケーションを開いたり、ファイルをコピーしたりする作業は少なくとも仕事で事務を行う多くの人の間では当たり前の作業です。
その作業で理解できるということがわかるともう少し敷居が低くなると思うのですが・・・
