通信機能付きPDA 機内では禁止??

昨日、飛行機内でのPDAの使用について、多くのPDAに標準機能として通信機能が搭載されていることから機内での使用を原則的に禁止するとの案内を出しました。
尚、機内でPDAを利用している場合、係員が通信機能が動作していないかを任意にチェックさせてもらうことがありますとの航空会社からのコメントが出ております・・・・・
 
なんて、昨日に機内での携帯ゲーム機の使用に関する案内をパロッて見ました。
ただ、内容としては笑いごとではありません。
すでに、多くの携帯デバイスは 良きにせよ悪しきにせよ通信機能を持ています。
通信機能の多くは携帯電話機能で元々機内での使用が禁止されている機材です。
過去には「フライトモード」という電波を発しないモードを持ち 機内での利用を可能としました。
しかし、現在は電源を切ることを多くの場合強要されます。
 
ではゲーム機の電波とは何でしょう?
PSPとNintendo DSを指しているのだと思いますが いわゆるWifiと呼ばれる無線LANです。
無線LANは機体に悪影響を与える電波なのでしょうか?
これに関する実証データはおそらくありません。
あるはずがないのです。
何故なら、現在も無くなりつつあるものの僅かに残っている飛行機内でのPCのインターネット利用のPCとの接続が無線LANだったのです。
もしも、無線LANの電波が悪かったということが証明されれば、アメリカでは訴訟が起きてもおかしくないでしょう。
当然、想定された事態だったはずだと・・・・・
 
では、何故禁止するのでしょう?
たとえば携帯電話にしても「飛行機の機材に影響を与える恐れがあります」とありますが、どこでどういう風に影響を与えるのでしょう?
私は詳しくないのですが、おそらく実例などはないのでしょう。
陰に隠れて携帯電話をこそこそいじっている人もよく見ますので、それが影響を与えるぐらいであれば私はいま、ここで日記を書いているどころではないはずなのです。
ただ、多くの場合そういったことをしている人は機内でも他のマナーも守れていない人が多いような気がします。
食事中に背もたれを突然倒したり等
マナーを守ってもらうために必要とされているのでしょうか?
まるで、服装規則がある学校のようです。
日本国内だけならともかく何よりも自由を尊ぶ国の人まで従っているということが不思議でなりません。
 
話はそれましたが、無線LANが安全だとすると何故禁止するのでしょう?
これもマナーでしょうか?、というより実はそろそろ区別がつかなくなってきたのではないでしょうか?
携帯電話の中にもコンパクトのような形のしたものが日本でも発売になりました。
ペン型のものもありましたし、腕時計型のものもあります。ペンダントになったものも。
ゲーム機もコンパクトになってゆき、液晶画面は携帯電話サイズになり ボタン操作の関係で大柄のボディとなっています。
ところが、スマートフォンとなればゲーム機も同様のサイズです。
例えば初代Nintendo DSのサイズは基本的にOQOのサイズと同じです。
何故なら、DS用のケースを幾つか購入し(Liteが出たおかげで捨て値で好きな物が買えるのでGood!!)入れてみるとちょうどのサイズなのです。
見かけではどうにも区別がつかなくなってきたというのが本当のところではないかと思います。
 
実際にAxim等を機内で利用していると国内線はともかく、国際線では声をかけられることがありあます。
「すまーとふぉんはつかっちゃだめ(当然英語)」って。
今のところ電話との勘違いですが、ゲーム機のように無線LANがダメと言うならそのもの自身が利用を制限されるわけです。
日本の飛行機の案内では「電波を発する機器は・・・」という案内なので、言葉通りなら電波を発信する機器はもともと使っちゃダメなので 禁止行為になっていたわけです。
 
「とにかく判んないから駄目」というのが「テロ防止の為」と結びついて強硬に進められています。
そのうち表題のようにPDAがだめになり、PCがダメになり・・・・・
飛行機というのは世界一退屈な乗り物になってしまうかもしれません。
規則を守るという基本的なポイントを押さえられない人が横行するのがダメなのか、新しい機器が検査や実証の間に合わない速度ででてくるのがダメなのか、どちらにしても世知辛いという気がしますよね。