判りにくい料金体系

以前、Softbankゴールドプランでわかりにくいと言うより誤解を招く広告であると 政府の指導を受けていました。ある意味とばっちりでしょうがKDDIDOCOMOなども同様に判りにくい料金体系を何とかしろと言われていたようですが のどもと過ぎれば熱さを忘れるのかSoftbank以外は料金体系が変わっていません。
昨日発表されたパケット利用料金に関する問題で、100万円を越える請求をされて困っている方がいらっしゃってかなりの方が問題にされているとの事。
お気の毒であると言う認識と供にやはり問題があるのではないかと・・・・
 
約款と言うものが在り 一応全てが書いてあるかのごとく説明されたりしますが 実はプランや料金のことは余りかかれて無く、料金表を見てくださいと言うような書き方です。
では料金プラン表から調べようと思うと、購入時のカタログを保管しておく必要があるわけです。
そんなことは無いと言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、プランと料金は刻々と変化するので 例えば私のSoftBankの回線は海外通話専用契約なのですがHP上からは既に削除されそのプランを解約したときに幾ら掛かるかや毎月の料金が幾らでと言うような情報は店まで出かけて聞く以外の確認方法が無いのです。
そして、そうやって置いてあったとしても同じプランで料金が変わったりします。
例えばグローバルサポート料とかいう 僅か数円ですが回線毎の料金が増えたり。
これはNTTが各通信会社に負担を求めた料金なのでしょうがないと言われていますが海外通話専用の契約の私に、国内の瑣末な回線使用料(使わないのに)を請求するのはどうかとは思います。
まあ、それはともかく プランの内容の変更は常時細部にわたって行われその度に変更になった部分の記録が必要になります。
これでは追いきれません、特に法人の経理の方などは結構大変なそうだという話は聞いています。
ですがそれだけでは在りません。
 
私はNOKIAユーザーであり、それをSoftBankの回線で使っているわけですが もしパケットの定額プランを契約している場合に、どの接続とどのアプリケーションが定額の範疇に入るのでしょう?
複数の携帯電話機を使い分けて接続できるSoftBankの場合、契約時に日本製の携帯ならおそらくその辺りの細かな説明はされないでしょうし、プラン変更でオンラインを使った場合などは細かな説明はもともとありません。
オンラインで規約を見てくださいと言われても、携帯電話から規約ページに行きA4にして数十ページもある規約書を携帯電話で読んでもらえると本気で思っているのでしょうか?
読んだつもりの私ですら詳細はわからないのですから読んでない人に判れというほうが乱暴な話。
 
では普通の人の理解度はどうでしょう?
EM・ONEを購入して、情報収集のためにあちこちのサイトをめぐると色々な質問が飛び交っています。
私的に面白かったのは、「WILLCOMからEM・ONEに買い換えようと思うのですが メールアドレスはそのまま使えますか?」という質問で、〜〜@willcomなんていうメールアドレスはwillcom端末を利用する際の回線契約に紐づくサービスであるという事も判らないわけです。
ということで一応WILLCOMのページを見てみたのですが、解約すると使えないと言うような表記はありません。ただ、契約時に使えるようになりますという表記だけです。
まあ、解約すればサービスが使えなくなると言うのは当たり前でと言えばそれだけなのですが 普通の方の理解はその辺りにあるということはこの質問が一番良く物語っているでしょう。
 
今回のパケットの問題は、定額を申し込むことを前提にされたサービスが定額契約をしていない人にも利用可能だったとか(楽曲 1曲ダウンロードするのに パケット料金としては6000円〜8000円かかるそうです アルバム二枚買えますって)とか、PCを接続しての通信にパケット料が掛かるのを知らなかったとか、子供が料金体系を理解できなかったとか、有料サービスなどの〜円ぽっきりを信じ込んだとか、どう考えても使っていないが明細は公開されたいと言う制度の問題だったりとか(恐らく 情報を収集する壁紙などのサービスを利用してたのではと・・・)という用件です。
パケットは一月で100万円を越える爆発的な料金をはじき出す恐れがありますので問題になりましたが 実は音声通話でも同様の事件は起こっていたはずなのです。
契約変更の適用が次月からだったりと・・・・・
 
今回の事件を不幸な事件として終わらせるのでなく、これをきっかけに料金の見直しを図るべきだと私は思います。
端末代金の徴収の仕方には問題はあると思いますが、SoftBankホワイトプランは音声通話の料金プランとしてはかなりわかりやすいものだと思っています。
できれば音声定額は24時間とかいうふうであればもっと良いとは思うのですが・・・・
それはさておきそう感じられます。
パケットに関しても、もっとシンプルに「端末定額プラン」と「PC接続定額プラン」の二つぐらいにまで絞られて自分の端末がどのプランになるか購入したときにキーの上などにでかでかとシールが貼ってあるとかそういった判りやすさが必要かと思います。
この教訓が、料金プランの大幅な見直しを引き起こす起爆剤となることを望み、このまま何も無かったかのように風化させることだけを避けたいと思うわけです。