NOKIA E61の小改造

先にお断りしておきますが、いつも通りなのですが 特に今回の改造は危険を伴い 尚且つ切削加工が含まれますので二度と元に戻りません。あくまでも 壊れても良い覚悟でどうしても真似したい人のみお試しください。
 
NOKIA E61を普段に使っていると少しだけ不満なのがメモリーカード周り。
最大2Gまでのメモリーカードのみのサポートとなります。
横型のディスプレイは動画再生に便利で快適なのですし、音楽も普通に聴けています。
残念ながら日本国内では 定額料金での通信が存在しないのでメモリーカード上にデータをおく必要があります。
用途に応じて交換しようと思うと、写真のように裏蓋の中にメモリーカードが入っているのでかなりめんどくさい作業が必要になります。

これは何とかならないかと考えてやったのが今回の作業です。
 
作業はなんと言うことはない

裏蓋をカードの抜き差しできる形に削るだけなのですが・・・・
NOKIA E61は普段からある程度激しく使うことを前提に 本体の多くの部分を金属部品で作られています。
噂によると裏蓋もマグネシウム合金と言うことになっているのですが、これをヤスリでちまちまと削る訳なのですが 一応ご注意ください。
本当にマグネシウムを使っていて その成分がかなり高ければ粉にして火でもつければそのまま燃え上がる危険性があります。
勿論、ヤスリで熱心に削りすぎて熱くなりすぎても発火するかもしれません。
多分そんなことは無いでしょうが作成の精度も含めて削り終えた部分を確認しながらゆっくり削りましょう。
素材的には軟らかいので、比較的目の細かいヤスリでも簡単に削れます。
 
削り終えた後の写真に見える丸く削っている部分なのですがさすがにスリットだけだとプッシュロックなので押してロックを外すのに指が入らないのでその逃げとして削っています。
スタイラスやボールペンの先などで簡単に押せるようにしただけです。
これによって、本体の裏側のカバーを外すことなくminiSDカードの交換が可能となりました。
 
念のために追記しますが、実際にminiSDカードを抜くときには 電源ボタンを押したときに出てくるメニューの中に「メモリーカード取り外し」と言う項目がありますので これを選択してアンマウント処理を終了させてからカードを抜かないと本体の動作、メモリーカードの内容の破損などが発生する可能性が低くない確立でありますので注意してください。
蛇足ではあると思いますが、日本語版以外の国の端末を利用している人はメモリーカードの交換は基本的に電源のオンオフを伴わずにすることをお勧めしません。
日本語を表示させるためのフォントなどシステムに関わるデータがメモリーカード上に置かれていて 上記作業では正常にアンマウント出来ないことがありますので(カード抜いているのに日本語が出ていたり)同様の改造の効果はまずありませんので・・・・
また、日本語版ではこの改造によって 裏蓋が割れたりしたときには 日本のNOKIAに本体預けの修理となりますし 明らかな改造扱いになると思いますので 対応が不明ですのでこの辺りもご注意!!
 
小さなことですが、ちょっとした事でこういったデバイスが使いやすくなると かなり嬉しいことですし、これで自分の端末になったと思わせてくれるのが良いですね!!