質量兵器

あまり地上戦では発生しないのですが、海の上ではたとえば大型の廃船などを敵の戦艦にぶつける等の手法が帆船時代には使われました。
おそらく宇宙戦争の時代になるともっと派手に使われると思います。
たとえば一人の人を倒すのに 直径5mぐらいの岩を投げつけるという手法で
相手が拳銃で応戦しても、直径5mの岩を砕くことができない。
たとえバズーカを持っていたとしても、岩を砕くことができたとしても砕けた石つぶての直撃も バズーカ砲の爆風も直撃して無傷では済まない。
避けようにも 5mを超えてジャンプできない。
というような兵器です。
地球を侵略するなら太陽ぐらいの星を持ってきてぶつければ逃げることも砕いて破壊することもできないというわけです。
もちろん、多少回避できたとしても引力で最接近時に海の水を根こそぎ持って行かれる程度の事は起きるでしょう。
月を持っていったり あとは公転軌道が狂ってそのまま宇宙に飛び出してしまうかも・・・というような兵器となるわけなのですが。
 
最近、電動アシスト付き自転車の規格が少し変わりました。
人気ですから話が分からなくもない。
バッテリーサイズが半分になって ノートPC程度。
二時間の急速充電で2時間のアシスト可能 等々
でも、最近の目玉はなんといってもアシストが強力になったこと。
いままでは足の力を1とすると アシスト可能な力も1でした。
ところが現在の新型から 国の考え方が変わって
足の力を1とすると アシストは2まで可能となりました。
つまり自分の足の力の3倍のパワーを得られるようになりました。
 
自分の足でロードバイクを漕いでいて分かるのですが 巡航速度は30kぐらいなのは自転車が軽くて良いからで 逆に低速の走行性能や わだちなどの道路の変化に弱く あっという間に足をとられてしまいます。
マウンテンやママチャリの独壇場な街中では うまく動けない事も少なくありません。
でも、逆にいま買い物用に自転車に乗っている人に ロードバイクに乗ってもらったとしても うまくコントロールできません。
なぜなら、それに対応するだけの力もないからです。
足の力もさることながら バランスをとったり 制動をかけたりする能力です。
よく商店街などを歩いていると 商店街の出口などでよく自転車のおばさんにぶつかられます。
大阪だからなのですが あまり遠慮がない。
でも、さすがにぶつかりたくは無いようで ぶつかる瞬間には
「あ〜 ああ、あっ!」
とかって叫ぶのですが おおよそこっちが避けることを待っていて 実は避けてくれません。
これは焦っていて ブレーキを握る事も出来ずにハンドルを切ることも(切るとこけるので)できない状態です。
しかし、うまく出来ていて そういう人は元々そんなにスピードを出すこともできないために スーパーの出口のスロープで制動ができなくてぶつかることがあっても 普通に道を走っているとそういうことはスピードが遅いので足を付けばよくて問題が出ないのです。
 
ところが、電動自転車の登場で変わってきました。
まず、1:2のアシストなのですが 普通でその力は必要ないのです。
よっぽどの坂道でもない限り、通常のお買いもの自転車のギア比では普通に歩く速度が最低限程度なのでアシストはほとんど効かないのです。
でも、それでは商品として成り立たないので、最近は少しギア比の高い自転車や 変速機付きの自転車が普通になってきています。
普通に電気を切って漕ぐのは実は大変でも、その問題を無視すれば 電動アシストが重い分を埋めてくれるので 同じ漕ぎ方でもスピードが乗るようになっています。
その比率が上がって、多少重くし過ぎても アシストのない自転車の1/3の力で動くわけですから 極論ですが3倍の速度のギアを組んでも違和感なく乗れます。
では時速10km程度で走るおばさん方は 時速30kで走りだすわけです。
もちろん、これは理論値なのですが 10kmということは無いので比率が下がっても上限はそう変わらないでしょう。
 
速度が上がり過ぎたらアシストを切る機能等が付いていますので極端に速度が上がることは無いのですが
10kmで走っている人が20kmで走るということはあるわけです。
で、自転車の重量は15kgぐらいがバッテリーなどを加えて25kgぐらいになっている。
同じようにブレーキをかけても10kg分大きなエネルギーをかけなければ自転車は止まりません。
ところが、おばさん方は下り坂になると10km少々の速度でもパニックするわけです。
もちろん、ブレーキで止まることもできません。
それが20kmを超える速度で走ったらどうなるのでしょう?
 
ものがぶつかるときの重量は、加速度が追加されますので以外に遅い速度でもかなりの衝撃になります。
それを重量級の歩くのもつらいおばさん方が 20kを超える速度でノーブレーキでぶつかってこられたら・・・
おそらく商店街で出会えば質量兵器以上の何物でもないような気がします。
おおよそ、そんな速度でぶつかられたら・・・
そして、たちが悪いことによけようと動いたらおばさんの目線はこちらから離れないので
人間のバランスの関係で 目で見ている方向に自転車は動いて・・・
追尾式の質量兵器です。
恐ろしいものを量産しているわけですね。もしかしてどこかの国の陰謀ではないか??
ミサイル技術の応用かも(笑)