おおよそ、日本の端末しか使ったことのない人には想像のつかない話であろうとは思うのですが 昨日、S60 +Jのアップデートで快適になったので 是非ここで叫びたいというわけなのである。
非常にはた迷惑な話で申し訳ないし、叫ぶならTwitterがあるのであるが昔からの「日記」ユーザーなのでこちらにとなるわけです。
日本の端末であれば、おおよそのフルキー端末に「変換」だの「文字種」だのの日本語をコントロールするキーが付いています。
たとえば日本語のキーボードと英語版のキーボードでは 「全角・半角」、「無変換」、「カタカナひらがな」キーなどが追加されています。
PCの場合には ファンクションキーなどの補助キーが存在するために
たとえば 日本語を入力した後にカタカナに変えようと思った時「無変換」キーを二度押さなくても、F7キーを押せばカタカナ変換されます。
つまりあれば便利であるけど、無くても何とかなりそうなキーなのです。
逆に、スペースの両サイドに 3個のキーがー増えるためにスペースキーがー縮小されたり ノートPCであれば右ALTキーが無くなったりと 英語版キーボードにファンが少なくないのも特徴です。
ところが、SmartPhoneとなると必ずしもそうではないと言えるのが辛いところです。
もともと小さなデバイスに 無理やりと言ってもよいような付け方でキーを配置しています。
省略できる、頻度の低いキーは「Fn」という特殊キーとの組み合わせで使うように省略されてりします。
その省略されるべきキーに 日本語の入力によくつかわれるキーが割り当てられている程度であればともかく 日本語入力モードに切り替えるキーそのものが無かったりします。
たとえばPCであれば「〜(チルダ)」キーをALTを押しながら押すと日本語に切り替わるのですが このキーは通常使わないキーなので「Fn」キーとの組み合わせなどになっていると ALTも特殊キーの為に 両方を押しながらという入力を認めない事も少なくありません。
「日本語入力できないじゃないか・・・」となってしまうこともあります。
もちろん、キーの入れ替えソフトなどもあり 入れ替えて使おうとするのですが 入れ替え用にももともとキーが少ないのでいらないキーなど無いわけです。
あれ?困ったなとなるわけです。
S60+Jでは、Ctrl+〜と言うキーに日本語関連の入力の制御を割り当てています。
実は覚えられないので、Ctrl+「M」キーでメニューを出して切り替えているレベルなのですが
NOKIA E71だけには困った問題が一つあります。
アプリケーションによって Ctrl+〜の入力を使っているわけですが 例えば Ctrl+Cでコピーなど PC等と共通の制御となっています。
その為に キー入力をトラップする手法がどうも他のNOKIA製品と異なるようで 状態によってはCtrl+Mが働かないということが発生したわけです。
もともと開発機として NOKIA E71が用意されていなかったことが対応の遅れとなっていたわけです。
取りあえずの対応策として、「Fn」キーでコントロールモードに切り替え それからCtrl+「M」となっていたわけです。
どの状況からでもコントロール入力を可能にするための対策だったのでしょう。
昨日発表になった 1.21のバージョンよりそれが他の端末と同様のCtrl+「M」での対応となりました。
おおよそ苦労されたと想像しますので、管理工学まで取材にいければ 物語にしたいぐらい・・(笑 昔そういうことしたな)
つ買わない人から見ればほんのちょっとした機能変更なのですが
一番右サイドのキーを押して、いちばん左サイドのキーを押してそれからキーを押して メニューを出すということは切り替えを億劫にしていました。
これで、他の端末とあまり変わらない操作感で使えるようになりました。
この嬉しさはやはり叫んでおかないと・・・・
一応まじめに
アップデート内容も
他の機能は おいおいと・・・・
って、ふまじめなユーザーでごめんなさい。
■ 追加機能
○ 表示
フォント置き換え処理を一新しました。
・英数字やタイ語などは、できるだけ携帯電話の標準文字(フォント)を表示するようになります。
・S60 3rd Feature Pack 2 (FP2)の携帯電話で文字がトーフ(□)表示になる現象を回避します。
・端末の言語にかかわらず、一つのフォントで日本語を表示するようにしました。
副次的な効果として、英語版や中国語版の端末では、フォントのインストールサイズが激減します。※従来のEJ/CJ/TJ Font for S60パッケージと一緒にインストールしないでください。
○ 入力(松茸の辞書)
松茸ユーザ辞書ツールを用意しました。
・インポート機能により、単語を一括で登録できます。
インポートする単語リストをパソコンなどで作成することも可能です。
・エクスポート機能により、辞書のバックアップが容易になります。
※松茸の制限により、登録できる単語は150個程度です。■ 主な改善・不具合対応
○ メール
+J Encoding Changerを複数ドメイン対応にしました。
・複数のドメインを設定しておくと、いずれかのドメインがあて先に含まれるメールは
ISO-2022-JP変換処理されるようになります。○ 入力(松茸)
・松茸の記号入力ダイアログを連続入力対応しました。
・松茸の2タッチ入力でカンマ(,)とピリオド(.)を入力できるようにしました。
小文字モードの[06]でカンマ、[07]でピリオドを入力できます。
・E70, E75の端末開閉に応じて入力方式を自動で切り替えるようにしました。
・E71のショートカットを改善しました。
[Ctrl/Chr]キー+[M]キーで松茸のメニューが表示されるようになります。
・E75のQWERTYキーボードで松茸のローマ字入力ができるよう、対応しました。
・E71xのQWERTYキーボードで松茸のローマ字入力ができるよう、対応しました。
・文字入力の際に半確定する時間を調整できるようにしました。
・松茸のインジケータが見やすくなりました。
・[特殊入力方式]設定は不要になりました(自動的に判定して設定するようになったため)
・待ち受け画面で入力しようとすると携帯電話が再起動する現象の回避策を入れました。
※代わりに、待ち受け画面で[*]キーを2回押しても"+"を入力できなくなりました。
"+"や"w/p"を使う電話番号は、あらかじめ電話帳に登録しておいてください。