6月の電気通信事業者協会の契約者数発表

久しぶりにこんな話題なのですが、今回のはかなり大きな契機となることでしょう。
あちこちの記事で述べられているように、DOCOMOとの差が僅かになったことがポイントであるように言われているのですが・・・
 
実は既に抜かれているというのが私の思うところなのですが。
数字別にみた場合、全体の契約数ではなく「第3世代携帯電話」の契約者数のところを見ていただきたいのですが
DOCOMOが 309,700でSoftbankの241,800の比較でみた場合完全に抜かれています。
では、なぜこの差になったかという点に関しては 2GのPDC世代の切り替えのせいでしょう。
だとすると、2G世代の契約者数に関しては 両者の差はあきらか。
もちろんすべてをスライドで切り替えられていないのがDOCOMOの辛いところですが・・・
まあ、純増数の大まかなところでは DOCOMOが勝っているというところでしょう。
今回の純増に関しては、Softbankは万全の態勢でI-Phoneの新型を投入したわけですから少しどころかかなり残念な数字と言えるでしょう。
 
もうひとつは地区別での数字ですが
既に導入済みの地区で、基本使用料はスーパーボーナスの機種減額分を割り当てない(いわゆるトクトク割です)という政策をとったちいきで実は苦戦しています。
いわゆる8円携帯ですが これが認められなくなった地域での問題です。
法人用にI-Phoneを導入する向きもありますが、これもアプリケーションが伴わなければならないので 今日の明日というわけにはいかない。
APPLE自身が 法人向けへの導入を積極的に進めているわけではないようで
テレビのCMでも、PSPやNintendo DS等のような高格に終始していることからもうかがえます。
法人に関して8円携帯が通じなくなったことは法人向けの大口がここまでの数字のベースだったことからも ここでの失速もうなずけます。
 
AUに関しては、店頭での争いに関しては熾烈を極めていますが
事実上の政策で、市場をひっくり返すほどの大きな政策をわざと取っていないようにも見受けられます。
契約者数の増加ベースがほとんど変動しない つまり無策に近い数字を記録しているように見受けられます。
基本的に現在もっとも収益を上げているのがAUと言われていますし、無理にこれ以上の増加を急いでも収益性を悪くして契約者数を伸ばすことに意味を持たないという点かもしれません。
また、本年度中にWiMaxのリリースを行うことから どこよりも速い導入に契約者数の確保は難しくないと泥沼の争いには巻き込まれないような政策をとっているとしたらもっとも賢いキャリアーとなるのでしょう。
もちろん、DOCOMOもそこまでの安売りに参加したくは無いのでしょうが No1キャリアとしての問題がありますのでほっとけないというところ。
 
I-Phoneがベースでこの数字と言う事は、その先が無いと辛いところ。
DOCOMOAndroid等 実数はともかく今後話題になる端末があるのでそのあたりがあるというのは今後に期待がもてるところ。
店頭でも、I-Phone以外の在庫が数種類しかない販売店も出ているSoftbankの7月度の政策に 要注目ですし いまからの手で間に合うのか。
若しくは株主に対して説明できるあたらな要素を見つけているのかが・・・・
SMAPがイメージキャラクターに加わったぐらいでは 逆転を阻止するのは苦しいのでおそらく他社の手が打ちにくい狭間
9日ぐらいに 何らかのアクションを起こすのではと思われるのですが・・・
まもなく、AUのWi-maxの広告が始まります。
8〜9月は かなりの宣伝費が投入されてAU携帯電話にもその効果は表れると思われるのですが・・・・