香港二日目は雨(一切 デバイスは登場しません)

さすがに朝は起きられなかったようで、9時に観光のお迎えが来るのに7時半にむにゃむにゃ言っている。
無理やりたたき起こして、風呂に投げ込む。
いやいやでも、遊べないと悲しいので起きる子供。
風呂から出て、昨日はカバンを整理する余裕もなかったので カバンを片付けて出発の用意ができたら9時前。
すでにご飯を食べる時間もないので、近くのセブンイレブンに。
食べたくないというのに無理やり適当なパンと水を買わせてお店を出ます。
忘れものもあり部屋に帰ってトイレにいると
「ぱぱ、すっげーうまい」
と、さっき食べたくないって言っていたのに・・・・
子供はスイッチが比較的デジタルに機能するようで、無意識のうちにパンを口に運んでいたようで 食べ始めると電源がようやくオンになったようです。
ホテルは場所的にはかなり外れの方で まあ安いツアーなので部屋も広くはないのですが部屋の場所がよかったようです。
丁度角部屋で、二面の壁全部がガラスでできている部屋で 床の線まですべて窓。

窓の外の大半は香港島から大陸側をみる海が見えるところ。
海峡を渡る船が一日中 それこそ24時間通る場所。
足元には高速道路があり、車の通行も見えています。
特にマカオ行の埠頭が近いこともあり、高速船が丁度スピードを落とす辺りの場所なので 水中翼船が着水する瞬間なども見ることができます。
子供が窓側に座って動かないような場所です。
 
時間前にホテルのロビーで待ち合わせ。
怪しい日本語のガイドさんが 時間に少し遅れて到着。
総勢約30人でのツアーの始まり。
いくつかのコースがミックスされているようで、当然価格からいっても一番チープなところなので お仕着せの観光が終わったら適当なところでほり出されるプランです。
具体的には3時ごろにDFSで自然解散・・・
他の方々は、そのあとそこに迎えが来て マカオに行ったり、ディナークルーズだったり。
とにかくバスに乗ったところで、他の方々はすでに乗られていて最後の組だったのはラッキーでした。
35人ともなると 下手をすると10か所ぐらいホテルを回るので 待っている時間が最高に退屈なのです。
最後だったので、そのままバスでぎゅいーんと観光です。
香港島を海側に走り、香港の金持ちが作ったという彫刻を見て そのまま山に登り景色を楽しむ そしてお寺に一件という観光です。


それで3時までと思うかもしれませんが それ以外は観光という名のお買いものなので・・・
バスの中でも「れいし(字がわからない)入りウーロン茶」とか「真珠入りクリーム」等の販売。
宝石商での宝石工場見学という(見学していませんって 工場パスしていきなり店の中に連れ込まれた)販売。
シルクの見分け方って 糸をちぎって燃やしましょうなんて実はできない見分け方の シルクパジャマ他シルク製品の販売など。
安いのは半分化学繊維が入っているでしょう と突っ込みたくなるような見事な光沢の布など・・・
ただ、山の上の景色は上り下りしている間も含めて素晴らしく、是非晴れているときに見てみたいものだと・・・
 
山の上では、元来露天大好きな私。
雨が降っているのに 傘は穴をあけて自分の作った竹のバッタを挿して展示しているから濡れっぱなしのおやじ。
思わず買ってあげたくなって
「子供にほしくないの?」
と聞いてみると、実はすごく欲しかったけど 状況から言い出せなかったようです。
いい勉強になりますねやはり海外はとおもって 
「はうまっち? っていってごらん」
というと素直にそういう あたりが可愛い。
どちらかというとそのおじさんが驚いている、まさかこの状態で売れると思っていない。
いきなり濡れた犬状態から、にこやかな商売人への転身は見事。
それでも、HK$30と書いてあるところ HK$20といったのはわきまえているようです。
ただ、傘の上には 小さいの、大きいの、大きいの上に小さいのが乗った親子のバッタと三種類。

おそらく一番小さいのがHK$20ぐらいのことは私にもわかっている。それでも資本主義で需要と供給の関係なのでここはその縮図を見せなければと頑張る。
それを指さすと、オーバーアクションで手を振る。
とんでもないというわけである。
それでも、雨であること 私のツアーでも屋内展望台から誰も出てこないこと、今日は一日雨だといろんなことを適当な言葉で言いながら値切ってみる。
結果、予定通りHK$20で買うことができました。
子供は実感が無かったようなのですが、ガイドさんにHK$50ぐらいで買えました?(ぼられるらしい)というのを聞いて 自分が「はうまっち」と言ったところから始まったので 鼻高々でHK$20と威張っていました。
 
スーパーにいって、日用品の買い物も。
海外版の日本のお菓子にも興味があったらしく、いくつか買っていました。
もちろん面白いので、一人でレジに並ばせる。
日本でも最近そうですが、「レジ袋要りますか?」の問いのところで躓いていましたがそれだけ助けてあげると 自分の財布から小銭まで出して払っていました。
小銭を一生懸命見ていたのは 頑張って小銭の単位を覚えていたのですね。
わが子ながら感心。
お買い物に訪れたところはどこも男には関係の無いものしかないので、子供と二人で座っているだけ、観光が終わってからは待ち時間ばかりでした。
 
お昼ごはんは飲茶のお店なのですが、お店は飲茶でも料理はそうではなく。
小さなせいろ一つ以外は、焼きそば、ビーフン、焼き飯、野菜 程度の料理。
普段に比べて量があったのが子供にはよかったようで、6人テーブルの盛りの焼きそばを 一皿の半分以上おいしいと平らげてしまいました。
他はあまり興味が無かったようです。
食べた量は多かったので満足はしたようです。
驚いたことに、こういった場合 ドリンクは別会計でと注文を取りに来るのが普通なのですが取りに来ない。
ビールを飲むチャンスを逃してしまいました。
 
お昼からはお寺に行って、そのままDFSに。
子供は喘息があるので、異常なまでに 本当に前が見えないほどの線香の煙のところに長居する事は叶わず あっという間に写真だけとって飛び出してきました。
遠くから眺めてすごいな〜という程度に。
で、DFSについたところで 山根さんに連絡して待ち合わせ。
 
私が仕事で来るタイミングでは常に海外に出られていることもあり お会いできるチャンスが無いのと、今回は金曜日からなのでもしかして携帯博物館が見られないかと思ったのですが、お忙しそうでこちらもわずかな断片で移動しているのでお時間が合いませんでしたが わざわざ会いにきてくださいました。
今回は子供の手前、携帯デバイスの話はしにくく
香港の移動のお話を、実は以前にも買いたいのですが 子供は非常に鉄分が高く 中国までの電車に乗るはずだったのですが・・・・
現在、インフルエンザの影響で入国の検査が非常に時間がかかるようで 大渋滞を起こしているとのこと。
電車で中国に行くと一番困るのは、いったん中国に出てからでないと香港に戻れないこと。
折り返すことができないので 時間的にもプランを中止。
お勧めのディズニーリゾートへと向かうことに。
わざわざお見えいただき、観光案内をさせるという 非常に失礼な・・・
いくつか面白い話も聞かせていただきました。
 
ディズニーに関しては私などが語るまでもないですが 香港ディズニーはお勧めです。
普段はどうかは知らないのですが、とりあえず曇っているとはいえ土曜日の夕方なのに かなり空いています。
ゴーカートのようなアトラクションに乗ったのですが、2〜3レーン分待っただけ。
10分ぐらいの待ちだけでアトラクションに乗れるのは非常い良いかと。
もちろん、アトラクションはほかの国にあるものと基本的に変わらないので。
場所的にも、電車の駅(九龍やセントラル)から30分程度で行ける手軽さからもお勧めです。


食事も、そうそう外のファーストフードと変わらないレベルの為 雰囲気の良い食事という点でも悪くないかと。子供はおいしいと絶賛でした。

 
ディズニーを出てからは子供待望の女人街に。
台湾の警察が来れば蜘蛛の子のように散ってしまう 可動式の小さな屋台ではなく数メートルの高さのテントを貼り 精一杯高く商品を展示しているこの夜市ではまったく種類が違う。
小さなハサミやトランクなども買ったのですが、相手の言った値段の半額だったり 3割引きだったりと値切るということは子供にとっては新鮮のようですね。
「値段というのはほしい値段を言って相手と折り合いがつけばOKなんだよ」
とは教えてみたものの、生まれてから定価というものが存在し、30%引きはバーゲンという感覚が付いている子どもには店頭での掛け合いは理解できないもののようです。
自分も欲しいものがあったようですが、恥ずかしくて言い出せなかったようです。
子供に財布具合を聞いて、私がチャレンジしてみましたが これは本当に高かったようで惨敗しました。
 
それから、子供の勧めでファーストフードに夜食を食べに。
またもや、鶏の足がたくさん出てきて 見ただけで私は負けそうになりました。
鶏の足の揚げたもの他でもたくさん出てくるのですが、これが気に入ったようです。
ガンガンと食べ進んでくれます。
ケンタッキーの料理の選択は複雑で よくわからなくて 結果的にはすごい注文になってしまいましたので・・・・
 
香港島に帰り、今日は二階建て路面電車で移動。
光の町を走る二階建て電車は乗っているだけで楽しい。
私はというと、案内も何もないので頑張ってどこで降りるかを探すのに必死。
子供の顔は、夜のネオンを映して幸せそうでした。
ホテル前でうまく降りることができたので、今回は殆ど歩かずに済みました