博多駅

博多駅から徒歩で帰れるホテルに
1分ほどを地下街で移動で濡れずに帰れるホテルです。
お買いものその他で、駅の反対側からやってきたわけですが・・・
昔行った上海の駅を思い出しました。
 
上海の駅は、地方で食べあぐねた人たちが 都会になけなしのお金を全て使って上海の駅に出てきて
当然、出てきただけで仕事が見つかるわけではないので 駅の周りにはテントもなく住むところもない人たちが住んでいます。
今日の博多駅はまるでその状態。
一つは普段からいらっしゃる 博多駅をねぐらと決めている人たち。
そして、今日はおそらくそれに電車が出ずに 駅で既に本日中の行動をあきらめた人たち。
ある人はビールを片手に座りこんでいい機嫌の人。
カップルで肩を寄せ合いながら柱にもたれかかっている人。
あるひとは 既に人生に絶望したかのように厳しい顔をして 神を呪うかのような姿。
そして これは何と言っていいのか 本来駅を住居としている人に 段ボールを借りて座り込んでいる人。
新幹線が動かなかった事もあり、新幹線のホームに行く階段は 多くの段を椅子として機能しています。
ちょうど鹿児島本線が動き出したので立ち上がる人たちも・・・・
 
タクシー乗り場には ほとんど来ないタクシーを待つ(私も電話しましたが いつ迎えに行けるかわからないと言われました)長蛇の列。
後半はすでにあきらめているのか眠りについていました。
運よく、予約してあるから私はそのままホテルに入れたわけです(昨日から泊まっているし)
 
少し前なら・・・なんて思っていいのか普段の姿を知らない私には想像もつかない。
できればこれが当たり前でない事を祈りたく思ったわけです。
あの人たちのほとんどが 駅を家としているのであれば 悲しすぎるからですが・・・・