エコ機能

以前、WILLCOMの定額パケット通信が32Kでスタートして 小躍りして使っていたわけですが それが現在WiMaxで実行速度でもM越えのスペックとなっています。
携帯電話利用のものでも 7.2MとかE-Mobileでは21Mですか かなり高速のものとなっています。
一部のPCでは WAN機能を内蔵した物でも出てきており ことによると意識せずにずっとそれを使い続けている人も。
もちろん、パケットの制限があるのでなんでもそれに頼るというのも怖い話ではあるわけですが・・・・・
 
昔、なんの規制もないころに車の性能を推し量るのに「最高時速」という物差しを使っていた時代があるのをご存知でしょうか?
スーパーカーブームの頃で、コカコーラの瓶に王冠が付いていて その王冠の内側をめくると裏側に車のイラストが描いてあって子供の宝物だったわけです。
何かの景品が当たったような気がしますが それよりも「ランボルギーニ」や「フェラーリー」の絵が出てくるほうが楽しみだった気がします。
なぜこの二つかというと、最高速をこの二社が競っていたからで、ピニンファリーナの曲線が美しいとかはようやく自分で車に乗れる年になったころだったと思います。
王冠の裏に書いてあるのが 車の名前、最高時速なわけですから 唯一の比較基準はそうなるわけです。
もちろん、いくら早くても見た目がかっこ悪ければ 人気はなかったわけです。
で、その唯一の性能比較基準が それなわけで 当然数字が高いほうが良くて わずか1km/h程度の差で どっちだという話になったわけです。
速ければいいんだという比較基準です。
そのあと、あちこちの漫画を読んで 別な比較基準の「馬力」というものを学んでゆくことになり
今度はそれが比較基準となり、ようやく自分で乗れるようになって 他の基準があり 実は複合的に絡み合うのでどれが正しいなんて無いという結論に至るわけです。
そして、結果的に「好き」とかが判断基準となってゆくわけです。
 
個人としてはそうなのですが、世間はそうではありません。
減税効果もあるわけですが Hybrid カー等が人気です。
ただ、効率だけでいえば 車を小さくするほうが効果的で 極端な話50ccのバイクの燃費にプリウスは敵わないので 人を一人移動するだけならそっちが優先されるわけです。
荷物を積んだりとか 快適に移動したうえでという話だからこういう形になるのですが それでも一人乗りを作るならもっと手はあるわけです。
まあ、愚痴はともかく大きな判断基準が低燃費とエコにあります。
今の時代に 最高速や最大馬力で車を選ぶ方は少数派で
自主規制という枠を決め 最大280馬力と馬力は枠を決めたことで 最高速度もその数値に意味を持たなくなっています。
そのうえで海外での評価を基準としたりするわけです。
 
車の話となると止まらなくなるわけですが 脱線のし過ぎです。
最高速に関しては21Mとか40Mとか数字が出てきているわけですが、WiMax以外ではパケットの利用量に制限があり事実上の上限が決められた最高速です。
時速100km/h以上の速度でしか走れない道路しかない国で 300km/hの最高速度を誇るのと同じで ある一定以下の効果しか得られないわけです。
そして、満足度としてもこれ以上速いほうが良いという認識ももうそろそろいいのではという感じをユーザーが持ち始めています。
ある一定以上の速度が出れば どちらかというとエリアのほうが性能の比較として問題になっている感があります。
 
で、車との比較なのですが
車で「エコ」が叫ばれているように、データ通信にも「エコ」がそろそろ話題になってもいいかなと。
というのもUSB端子の取り付けるデータ通信アダプターですが、多くの場合300mAを超える電流量を要求しています。
もちろんインターフェースそのものに消費される電流もありますし 降圧回路が無駄に消費する電流もあります。
故に、内蔵するとあまりバッテリーの寿命に影響が出ないのに外付けすると大きな差となります。
例えばNetWalkerなどでは、USBの通信カードを付けない状態と つけた状態では下手をするとバッテリーの持ち時間は半分になってしまいます。
かんがえてみれば当たり前で 通信装置の消費電力をバッテリーの容量で割ると 本体が動いていないとしても数時間分しか持たない程度しかバッテリーを持っていないわけですから 当たり前の話なのです。
速度的なメリットはともかく、エリア的にも既に満足していて尚且つ こういったものを使うわけですからバッテリーの持ち時間も気にしている人でしょう。
そういう人にとって新しい切り口として 省エネ、エコをテーマにした通信カードがあれば・・・・なんて思うわけです。
例えばSWを切り替えると HSDPAから3Gになって消費電力が1/3になるとかでしたら メール中心やVPNのリモート接続なら十分かもしれません。
その際に、バッテリーの持ちがそれだけで1時間延びるとすれば そういう選択もあります。
必ずしも モバイルルーターが良いわけでなく、本体はともかくバッテリーを別に持っているという状況は変わってないわけですから。
 
速度、折りたためるUSB端子とかのスタイル、抱き合わせの商品のバリエ−ション等々
いつまでも商品のかち機能以外のところで戦うやり方を改めるいい機会になるかもなんて思うのは私だけ。
かく通信カードのスペックをよく見てください。
カードによっては500mAというUSBの給電性能を上回る電流を求めているものもあるわけなのですから。
ノートPCのバッテリーの持ち時間の30分多い少ないを話題にするぐらいなら、通信カードの消費電力に気を使ったほうがもしかしたらバッテリーが持つかも・・・・
written by HatenaSync