WindowsMobileno立ち止まった時間

Fujistu Siemens N560を入手しました。
これはお安くお譲り頂いたものなのですが、もともと SmartPhoneに毒されていた私は WANが付いているものと勘違いしていた部分もあったわけですが
これは純然たるWIndows Mobile PDAです。
来たので電源を入れて、とりあえず日本語化と日本語入力のインストールを行いました。
OSはWindows Mobile 5.0 Profesionalなので おおよそ現在のSmartPhoneと同じものという判断でよいでしょう。
いつもの手順でというかすっかり忘れ去っているわけですが 思いのほか簡単に終わってしまいました。
と、いうのも私の履歴を見てもらえばわかると思うのですが 海外デバイスはキーボード付しか基本入手していない。
キーアサインの調整や 日本語変換の為のキーの割り当てなど そういった点に結構時間を割いていました。
今回はタッチディスプレイのみの端末なので、日本語のソフトウエアーキーボードを入れるだけで不自由しないわけで 説く場綱設定が何ひとついらなかったわけです。
少し不格好ながら 大容量のバッテリーが付いているので 駆動時間という点では安心です。
電話ではないので サスペンドの状態の消費が少ないので一日持ち歩いて使ったからと言って困るほどではないわけです。
 
この端末ですが 初出は2005年の端末です。
私の持っているDELL X51V等の少し前でしょうか
この当時の構成で Marvel(Intel)PXA270の624MhzのCPUは非常にハイパフォーマンスで
画面も4インチのVGAは標準より少し大きく 解像度は非常に高いものです。
通常タイプのSDカードがメモリーカードとして使えて SDIOにもどうも対応しているようで ここにGPSユニットやバーコードリーダーを付けることもできたようです。
もともとから 業務用を意識したものではないかと私は思っています。
ハードキーがーある事、液晶画面の縁が大きいことなどは少し古くかじられますが 実際のところ持ってみると軽く感じて使いやすいサイズです。
OSは少し古いWM5であると前述に書いていますが 基本的にWM6と大きく劣るところは見かけられません。
大きく劣るとすればブラウザーメーラーあたりですが WM6.5を使って尚OperaNetFrontなどに入れ替えて使っているので実害はありません。
もちろん、この機種でメールを受信する必要もないので セキュリティレベルが低いことをここで問題にするつもりもありません。
結果として WM6.5とはインターフェースで大きく違うわけですが WM6とはぼちぼちの違いなわけです。
 
で、ブラウザーを入れて 少し使ってみるのですが もともとあまりタッチパネルの指離れは良くないようですが 
Operaブラウザー等を入れてみると タッチ操作可能なブラウザーが普通に使えるわけです。
で、比較してみるのですが WM6となると私の持っている代表的な機種はWillcom 03となりますのでこちらと比べてみます。
Wifi接続はN560も11gまでサポートなので(セキュリティレベルの高いところにはつながらないみたい・・・)条件は変わらないだろうと繋いでOperaブラウザーを起動して試してみると 基本的に同じというかN560のほうが少し早いかもしれません。
かんがえてみれば この結果なにも不自然なこともなく クロックの同じCPUを搭載しているわけですから結果は推して知るべしなのです。
もちろんIEは違うし Youtubeの再生もできないN560ですから ひとつのブラウザの速度で論じるのはかわいそうなのですが 同じプログラムを同じ速度で動かすパフォーマンスがあるという事なのです。
OSは違えど 同じブラウザを入れるなら Hybrid W-Zero3でも同じことなわけです。
 
思ってみれば5年前だとするとPCではVistaで騒いでいたころ。
いまはWindows7でが登場したわけですが XPでも多くのプログラムは動くし現実には事らのほうが多いわけです。
PCのスパンで考えるとそうですが、当時とSmartPhoneで比べたらどうでしょう?
私がそのころ使っていたのはと考えると・・・・SmartPhoneは急激に伸びている市場です。
その急激な変化の中で 現行機種と同じアプリケーションが導入出来て 速度もほぼ変わらない機種が 現行でいているという環境はどうなのでしょう?
もちろん、プログラムレベルが大きく変化してOperaブラウザーは最新のものなわけですが、プログラムレベルの話であれば5年前にもできたはずのものです。
今と同じインターフェースでブラウザーを使う事が出来れば I-Phoneのブラウザーは・・・という事もなかったはずですし
Andoridと同様のWidgetタイプのToday画面もそうです。
マイクロソフトが本気でやる気を出して このレベルのものをこの当時に出していれば 変わったかも知れない未来がそこにあったかも知れません。
Windows Mobileの立ち止まった時間、それが 現在のシェアだと思えば・・・
 
written by HatenaSync